Vermont 徒然

米国Vermont州在住のCardiology Fellow(循環器科フェロー)のブログです。日々の出来事を徒然と...

動く心筋、抄録作り

2006-09-29 13:13:50 | 徒然と・・・
 今日は実際の実験と抄録作り、パートタイムで取っている授業の中間試験(レポート)作成と盛りだくさんの一日でした。
 実験は心臓の細胞を取り出してきて、顕微鏡でその動きを見るのですが、実験をやるたびに心臓の筋肉は良く動く!と純粋に感動します。
 抄録作り、かれこれ1週間近くになるのですが、何とか無事に期限に間に合いそうです。ACC(American College of Cardiology)の抄録も期限が最近だったそうで、私の先輩方も作っていたようです。(私の抄録はACCにではありませんが。)二人とも専門が同じだから当然といえば当然ですが、メールで連絡を取ると一方はニューヨークで、もう一方は大阪で、同じように最後の追い込みをしていた、というのにはふと面白く思いました。emailで意思疎通ができるというのはすごいことですね。
 そして、最後はパートタイムの中間試験。今学期は事もあろうに「Fundamentals of occupational health」なる授業を取りました(とってしまいました)。最初は「職業に関係する病気も多いから「基礎」を抑えておけばもしかしたら役に立つかも」と思っていたのですが、どうも私にとっては未開の科目のみならず、半分を過ぎるあたりになっても、どうも盛り上がりに欠ける気が。こういう機会でもなければ勉強しないものを勉強できている、と思って授業を受けていくことにしましょう。
 明日はボスとの外来、ニューヨークで週末を過ごす予定です。

Take Out

2006-09-28 12:09:55 | 徒然と・・・
 最近のはやりはChineseのtake out。これがまた便利。電話で注文をすると、「どのくらいかかるのか」と聞いてもいつも「10分!」と答が返ってくる。
 そして、仕事の帰り道にテイクアウトして帰るわけです。待ち時間ゼロ。白いご飯も食べれるし。少しパサパサだけど。

 今の生活はまさに私の大学時代の生活ですね(自炊ゼロ)。。。とりあえずこの1週間はこれで乗り切ろう。

 

日々淡々と。久しぶりのおいしいピザ!

2006-09-27 11:19:48 | 徒然と・・・
 今週に入り、徐々に仕事の方も落ち着いてきた様子。
朝は大学の他のキャンパスにいるリサーチのメンターとミーティング。普段はそのメンターとはemailを通じてしか連絡は取っていないのですが、さすがに面と向かって話し合うと物事があっという間にまとまります。これからやるリサーチのプロポーザルに関してディスカッションをしつつ、原稿を直していきました。
 昼はラボのsafety training。1年に1回の講習でしたが、ピザが思いのほかおいしく、こういうピザならもう少し頻繁に食べてもいいかも、と思いました。ニューヨークの同じ病院で研修したDavidと、「S病院のnoon conferenceの週一回のピザでピザには辟易していたけど、こういうピザならもっと食べたい」という意見でまた意見の一致を見ました(昨日もモントリオールで意見の一致をした気が)。
 午後は学会に提出するアブストラクトの草稿、午前中話し合ったリサーチプロポーザルの改訂で終わってしまいました。
 今日はある意味普通の一日でしたが、「リサーチをやる環境」が年々厳しくなっているということをふと思い出しました。私は現在リサーチをしていますが、グラントの採択率が年々下がって行ったり、NIH(National Institute of Health)の予算も削減されていたりで、経済的理由でリサーチをする期間を確保するのが年々難しくなってきているのかもしれません。
 写真は暗くなりかけの大学構内です。建物の輪郭が沈んだ太陽の光ではっきりと見えてきれいだったのですが、写真に取ると(それも少し古い携帯のカメラで取ると)、余りうまく写りませんね。

Montrealでカナダ料理とSecond Cup Coffee

2006-09-26 10:06:47 | 徒然と・・・
 友人B君、翌日の日曜日はモントリオールに。バーリントンから車で100マイル、2時間弱。
 天気も良く、ドライブも快調、お昼前にモントリオールに到着しました。私の個人的な目的は「エチオピア料理」を食べることで、ダウンタウンに近い一軒のエチオピア料理屋の住所を確認して行ったのですが、残念ながらお昼は開いていませんでした。
 仕方ないので、目抜き通りのRue Sainte-Catherineでカナダ料理?を食べました。なかなかのボリューム。さすが、カナダ。
 その後、McGill Universityの構内を散策(探索?)しました。McGill Universityと言えば、Johns Hopkins Universityで有名なSir William Oslerの母校。大学も1821年に創立されたそうで、歴史を感じさせるものでした。大学構内の芝生もいいですね。
 関連病院らしき病院(Royal Victoria Hospital)もそばにあったのですが、これがまた「お城」のよう。坂を上っていくとその先に歓声が聞こえるので、何かと思っていってみると、カレッジフットボールの試合でした。カナダでもカレッジフットボールは人気なんですね。
 ダウンタウンに引き返す道中ではSecond Cup Coffeeでコーヒーブレーク。カナダに来るとついつい来てしまいます。グリーンマウンテンコーヒー、スターバックスみたいなものですね。
 5時過ぎにモントリオールを出発、無事にバーリントンに到着しました。
 友人のB君、朝6時発の飛行機で日本に帰っていきました。今頃はきっと太平洋上でしょう。
 エチオピア料理は食べれませんでしたが、のんびりできたモントリオール観光でした。今日同僚のDavidに「昨日モントリオールに行ってきたよ」と話したところ、彼も奥さんとモントリオールに行っていたそうです。「モントリオールはunderratedだ」ということで意見が一致しました。
 カナダに今年になって3回行っているとなると、「I love Canada」と思わざるを得ないですね。

Stoweでの紅葉

2006-09-24 12:22:51 | Four Seasons in VT
 昨日に日本からB君がはるばる遊びに来ました。
今日はストウに紅葉を見に行ってきました。バーリントンでは朝は雨が降っていたものの、ストウでは曇ってはいましたが、天候は何とか持ちこたえました。
 ストウでは紅葉が始まっていました。10月上旬くらいが紅葉が一番きれいそうな雰囲気です。
 写真はStoweからSmugllers' Notchというスキー場に抜ける道の途中です。雲の向こうは結構険しい岩山で、思ったより険しい山でびっくりしました。「Green Mountain State」、侮るべからずですね。

タイのクーデターについて徒然と

2006-09-21 13:14:10 | 徒然と・・・
 昨日実験を一段落させてから自分のデスクに帰ったところ、同僚が「タイでクーデターがあったらしい」と教えてくれました。ニューヨークタイムズを見てみると、確かに戦車はあるし、軍人が写真に載っているし、これは本当にクーデターだと思い、タイのチェンマイにいる、同じくパートタイムで講義を受けている友人のことを思い出し、メールをしました。
 今日になり、クーデターは「クーデター」ではあるが、暴動になったりはしていない、との話を聞いたので安心はしていました。そして、その友人から連絡が帰ってきて、無事であるということと、タイの人の今回のクーデターに対する考え方を聞くことが出来ました。彼女によると、「ほとんどのタイ人は今回のクーデターを仕方ないと思っている」そうです。同時に、「「健康ではない」方法ではあるけれど」とも書いてありました。なるほど。

 今回のような話を聞くと、やはり自分の生まれ育った国は平和であって欲しいと思ってしまいます。もちろん、世界がどこでも平和なのが理想だとは思いますが。

 もう一つ驚いたのが、私の同僚達、結構の世界事情通のようです。驚くことに、2004年の12月に起きた津波の被害をひどく受けた場所の名前を覚えていたようです。
「Banda Ache」です。トリビアですね。

 世界で何が起こっているか、にアンテナを張っていることも大事なことだと再認識しました。

It's a small world...

2006-09-20 10:00:57 | 徒然と・・・
 沖縄で勤めていた病院の後輩が東京の病院で働いているとのこと。その病院で働いている私の大学時代の知り合いが二人いるので、聞いてみたところ、「T先生もH先生もばりばりオペしてます」とのことでした。
 T君は学生時代のFW仲間。Hさんは3学年上の先輩で、T君、Hさんとは学生の頃一緒にサッカーをしていました。
 確かに、気がついたら私も大学を出てから7年目。ボスは年配だし、同僚は同世代なので気になりませんが、卒業してからあっという間に時間は過ぎていますね。
 知り合いの活躍はヴァーモントの田舎にいても本当に刺激になります

 そういえば今週末はB君が山梨から遠路はるばるバーリントンまで来る予定。それまであと3日

カナディアンロッキーから帰ってきました

2006-09-16 12:20:36 | 徒然と・・・
 この一週間、妻の親友の結婚式にカナディアンロッキーに行ってきました。妻の親友のKさんの結婚式は天候にも恵まれ、無事に終了しました。
 Banff National Park, Jasper National Park, Yoho National Parkに行って、自然の偉大さを認識しました。また詳しく旅行の様子を書ければ、と思っていますのが、どうなるでしょう。
 驚くべきことは、結婚式の翌々日にバンフからカルガリーに帰る途中で雪が降っていました。カナダはやはり寒いところなのでしょう。
 

angiogenesis Tx??, WCC

2006-09-08 11:10:02 | Cardiology
 今日は2週間ぶりのVA clinic。
「angiogenesis treatment」を受けた患者さんがフォローアップに来ました。循環器的には患者さんの症状は安定していたのですが、腎機能が少し悪くなった様子。だいたいangiogenesis treatmentを受けた患者さんを診るのが初めてだった上に、その時指導医(attending)もクリニックにおらず、少し浮き足立ってしまいました。やはり、何事も経験は大事ですね。
 
 最近ヨーロッパで開かれているWorld Congress of Cardiology 2006でDES (Drug-eluting stent)に関するスタディが出て話題になっています。これからのDESの使われ方はどうなるのか、というのが私の興味のあるところです。確かに、DESを頻繁に使っている米国ではその使用が正当化されなくなるのかもしれませんね。

 どうでもいいですが、この学会、スペインのバルセロナで開催されているようです。そちらもうらやましいところです。サクラダ・ファミリア、太陽、FC Barcelona、、、いいなあ。