初級のバリアブル基本コースを走る機会は、もう滅多になくなってしまったのですが、先日、中級でその設定で走ることが出来ました。パイロンは緩いのですが、実はその分、速く走ろうとするときにワナがあります。初級の設定は緩いので、その分スピードが出ます。スピードが出ると比例して挙動の変化が大きくなり、コントロール性を失いがちになります。
そういう意味で、初級のバリアブル基本コースの中でも、図の網掛けの部分はとても難しい場所になります。
④から⑤にかけて直線を作り、⑤はなるべくパイロンに近いところから小さく回ります。その部分は変わりません。ただ、そこから⑥⑦に向かうところが難しいのです。
⑥に向かって加速していくと必然的に直線的に走ることになります。実際に走ってみてわかったのですが、そうすると⑦に向かって細かい切り返しをする必要が起こります。さらに⑧に向かって直線的に走ると、速く走る=激しい加減速をすればするほど、荷重の変化が大きくなってきます。それが、この図のラインです。
長方形で示した部分が切り返しの場所になります。これをスムーズにこなすためには、逆に「スピードを抑えながら、スピードを維持する」というテクニックが必要になります。⑧のコーナーがポイントで、そこは実はかなり高いスピードで通過可能なコーナーなのです。ところが⑦から⑧に向かう時に上の図のように加速を入れて直線的にこなそうとすると、⑧でブレーキングを使ったコーナリングが必要になります。それを避けて微妙にスピードを維持しながら切り返しのコーナーを作っていくことになります。これは小さいRから大きいRにつながる切り返しコーナーの応用形です。
ここでM川イントラに教えてもらったのが、以下のような走り方です。
⑧からの⑨に対するアプローチを良くするために、⑦から⑧に向かってなるべく道幅を使って大きいRを作るようにします。そのためには⑥はなるべくパイロンから離れて奥のほうから回り込むようにします。そうすると、上図のように、切り返しS字のラインになります。なぞらえた円弧の図でおわかりいただけると思います。⑥の切り返しから⑦に向かって、お尻半分内側に荷重して、バイクを立て気味にして、しかしリーンインの姿勢までいくと⑧の後の⑨への切り返しの挙動が大きくなるのでそこまではしないようにして内側荷重で回ります。⑥⑦から切り返して、加速して回転半径が大きくなっていくのですが、加速しすぎるとフロントが浮いて⑧から⑨への切り返しがうまくいかないので、その加速加減を後ブレーキを使って抑制します。
⑦から⑧にかけてバイクを立てて、内側荷重でグリップを作りながら、加速による前輪の浮き加減を後ブレーキで押えて、体荷重の切り替えでその左カーブをなるべく大きい回転半径で回っていくわけです。
この辺の感覚は、小さいRから大きいRへの切り返しとおよび、小さいRから大きいRへの複合コーナーの考え方と共通です。スピードを高めながら、しかし高めすぎず、バイクの左右、前後の挙動をなるべく抑えながら走っていくという微妙なテクニックになります。
中級でバリバリ走っている方で、たまたま初級バリアブル基本設定に行き会ったら、ぜひ意識していただきたいところです。これは、難しいですよ!
そういう意味で、初級のバリアブル基本コースの中でも、図の網掛けの部分はとても難しい場所になります。
④から⑤にかけて直線を作り、⑤はなるべくパイロンに近いところから小さく回ります。その部分は変わりません。ただ、そこから⑥⑦に向かうところが難しいのです。
⑥に向かって加速していくと必然的に直線的に走ることになります。実際に走ってみてわかったのですが、そうすると⑦に向かって細かい切り返しをする必要が起こります。さらに⑧に向かって直線的に走ると、速く走る=激しい加減速をすればするほど、荷重の変化が大きくなってきます。それが、この図のラインです。
長方形で示した部分が切り返しの場所になります。これをスムーズにこなすためには、逆に「スピードを抑えながら、スピードを維持する」というテクニックが必要になります。⑧のコーナーがポイントで、そこは実はかなり高いスピードで通過可能なコーナーなのです。ところが⑦から⑧に向かう時に上の図のように加速を入れて直線的にこなそうとすると、⑧でブレーキングを使ったコーナリングが必要になります。それを避けて微妙にスピードを維持しながら切り返しのコーナーを作っていくことになります。これは小さいRから大きいRにつながる切り返しコーナーの応用形です。
ここでM川イントラに教えてもらったのが、以下のような走り方です。
⑧からの⑨に対するアプローチを良くするために、⑦から⑧に向かってなるべく道幅を使って大きいRを作るようにします。そのためには⑥はなるべくパイロンから離れて奥のほうから回り込むようにします。そうすると、上図のように、切り返しS字のラインになります。なぞらえた円弧の図でおわかりいただけると思います。⑥の切り返しから⑦に向かって、お尻半分内側に荷重して、バイクを立て気味にして、しかしリーンインの姿勢までいくと⑧の後の⑨への切り返しの挙動が大きくなるのでそこまではしないようにして内側荷重で回ります。⑥⑦から切り返して、加速して回転半径が大きくなっていくのですが、加速しすぎるとフロントが浮いて⑧から⑨への切り返しがうまくいかないので、その加速加減を後ブレーキを使って抑制します。
⑦から⑧にかけてバイクを立てて、内側荷重でグリップを作りながら、加速による前輪の浮き加減を後ブレーキで押えて、体荷重の切り替えでその左カーブをなるべく大きい回転半径で回っていくわけです。
この辺の感覚は、小さいRから大きいRへの切り返しとおよび、小さいRから大きいRへの複合コーナーの考え方と共通です。スピードを高めながら、しかし高めすぎず、バイクの左右、前後の挙動をなるべく抑えながら走っていくという微妙なテクニックになります。
中級でバリバリ走っている方で、たまたま初級バリアブル基本設定に行き会ったら、ぜひ意識していただきたいところです。これは、難しいですよ!
やっぱりコレも⑥⑦間での車体姿勢のコントロールに鍵がありますよね。うまく後輪から寝かすようなスムーズな操作が難しいっス・・・。
>うまく後輪から寝かすような
「後輪から寝かす」という表現は、なるほどという感じがしますね。フロントが浮き気味になっているところで、フロントを気持ち押えながら切り返して寝かせて行くという感じですか‥‥‥‥。
逆説的に言うと、ブレーキが効いてフロントが入り過ぎると、スピードが落ちてフロントをこねて曲がる前者の方のラインになってしまうということになるのですね。
参考になりました
まさにそんな感じです♪フロントがピッチングを起こしすぎると速い速度でスムーズな切り返しを行うのが難しくなってしまうので、私の場合はあまりフロントかつ加重はある程度乗せたまま、切り返しのきっかけにはフロントブレーキをちょんがけして、ピッチングを抑えて後輪重視で走ってました。
250だと、前後の挙動は余計に起こりやすいですもんね。
フロントブレーキをちょんがけというと、それは本当に切っ掛けだけという感じでしょうか。
⑦を過ぎて⑦⑧の頂点に向かうあたりでしょうか。
今度、試してみましょう。ちょん掛けといっても強いと却って荷重変化を起こしそうですから、確かに気持ちの問題かという感じもしますね
どちらにしてもこの辺のテクニックは非常に感覚的なものだということは(多分、どなたも)承知のうえですから、どうぞお気軽に、お気楽にコメントください。またよろしく!