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小さいRから大きいRにつながる複合コーナー

2006年07月03日 | 中級テクニック
 先に書いた「大きいRから小さいRにつながるコーナー」の逆回りで、今度は小さいRから大きいRにつながるコーナーになります。加速しながら大きい方の回転半径に対してスピードとバンク角を合わせていかなければならないので、前者よりは難しくなると思います。
 ②③と最初のコーナーを回って次の大きいRに合わせて加速していくと前輪が浮いてバイクが倒れてくれなくなります。そこで止む無くブレーキを使って前輪を沈めて曲がろうとすると、結果としてコーナーを分けてしまうことになります。
 分けて走っても、スムーズであれば問題はないのですが、そうすると、④⑤のコーナーを小さく回ることになるので、前後姿勢の変化が大きくなり、また⑤の脱出スピードが抑えられるという意味で改善の余地があるかもしれません。③④⑤を高いスピードで走ることができる人は、つないで回ることで平均速度と脱出速度を高めることができる可能性があります。

 どのようにするかということですが、やり易いと思われる方から順にあげます。

a)最初のコーナーを終えてアクセルを開け、バイクが起き上がりながら加速していくところで、バイクが直立する前にエンブレもしくは後ブレーキを使って、もう一度倒し込み直すということを、なるべく素早くスムーズに行う。つまり、二つに分けて走る方法の延長線上で、それを徐々につなげていくイメージに持っていくわけです。

b)アクセルはパーシャルで少し加速気味に開け、バイクが起き上がろうとするところを後ブレーキで押さえてバンク角とスピードを一定に保ちながら回っていく。

c)ブレーキは使わずに、荷重の移動でバランスを取る。最初のコーナーからの離脱でアクセルは抑え目に開けて、リーンイン気味で前掛かりのフォームにして、前方インサイドに体重をかける。スピードを作ったところで、内側にいるライダーの懐にバイクを引き込むイメージでバンク角を決める。

 いずれにしても抑えながら加速するということなので、そのバランスのとり方は非常に感覚的なものになります。a)b)c)と書いてみてわかりましたが、難しいなと思います。コーナーを分けて走った方がメリハリがあって、走りやすいなという気持ちもあって、特にb)やc)で高いスピードを作れないと却って遅くなるようにも思えます。なかなか考えている通りには出来ないのですが、時々でも決まると気持ちよいものです。

 分けて走るパターンはこちらです。


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