SUPER FLAT 2

非ファルス的にもっこりするものを肯定せよ!(神の性的不器用あるいはその性的悪戯に由来するもの達について)

ターミノロジーの支配に気をつけろ!

2005年12月03日 | Weblog
 虚無から回帰したゼロ年時代の批評家、東浩紀が紀伊國屋書店で「マルクス主義は終わった。ゼロ年代の批評家達は、面白いものを自分で探せ!」とまくしたてている。なるほど実際、日本の多くの「批評家」達はプロ・アマ問わず、まさに面白いものを「自分で探す」ことが苦手である。たとえばこのブログでも批判した「形式無き形式趣味」の古谷利裕や、「マルチチュード馬鹿」のあたしかも、面白いものを自分で探すことができない。彼らはいずれも「論壇的」なターミノロジーに頭が支配されてしまっているのである。というより、本当は支配されていないと不安で仕方ないのだ。もう怖くて「あらゆることに対して好奇心をもつこと」など到底無理そうである。そういうトレーニングをこれまで積んでこなかったのだ。そしてこういう人たちは実は呆けるのが意外に早い。というのも、思考や記憶のパターンがいつも同じだからだ。一見、頭を使っているように見えるが、古谷利裕もあたしかも共に興味関心の領域が異常に狭く、ずっと同じような話ばかりしている。好奇心を無くした老人のように、もはや脳の限られた領域しか使っていないのである。ターミノロジーの支配は人を傲慢にするだけではない。支配の長期化は痴呆の原因ともなるのである。つねに「あらゆることに対して好奇心をもつこと」だ。だが一番危ないのが原理論者の東浩紀本人であることは言うまでも無い。

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