チョイチの心臓の穴がふさがったよ。
今3才のチョイチは心臓に穴が開いて生まれてきました。新生児の1ヶ月検診で発覚。
最初3ミリだった穴が最大7ミリまで大きくなりました。
その頃かかりつけだったのが画像の牛久にある千葉県循環器医療センターです。
うちから高速を使ってその当時片道2時間半でした。よく通いました。
2年前の今頃、担当の先生と話しをして心臓の穴をふさぐ手術をする事になってました。手術をした場合3週間の入院予定でした。
昨日上の二人の通う小学校、幼稚園の運動会でした。
手術が行われる場合には私が当時幼稚園児だった長男のお遊戯にコスプレみたいな格好をして出ることになってました。事前の練習に参加して振り付けなどを覚えました。
チョイチの手術に先立って事前にチェックするべくカテーテル検査を行いました。
検査後、先生は私にこう言いました。「いつまでペンションは休みにしてるんですか?」と。
私は「退院までの予定期間は休業しております」と答えました。
すると先生は「休みは早く切り上げていいですよ。検査の結果まだ穴は開いていますが、総合的に判断すると穴はふさがる方向に向かってます。手術するには及びません」と。
私、死ぬほど嬉しかった!現代の医療技術ではさほど難しい手術ではないとはいえ、心臓を切り開いて、そこに開いている穴をふさぐ手術ですよ。万が一ということがあるじゃないですか。
その後2年が経過し、夏前の検査でチョイチの心臓の穴がふさがったのが確認できました。
生後1ヶ月で心臓の穴が見つかったチョイチです。担当の先生からは「手術をいたずらに伸ばしてもチョイチの為になりませんよ。どうしますか?」と。あるいは3ミリから7ミリまで穴が大きくなる過程で手術の決断を度々迫られました。
私は幸運でした。先生から問いかけられた時期が夏前だったり、夏が終わって秋だったのです。
上の二人の成長過程を見てきて「夏が子供を成長させる」。「食欲の秋」。「天高く馬肥ゆる秋」を実感していたので、その都度先生の申し出を穴がふさがるという期待を持ってお断りしました。
本当に上の二人の成長過程を見てきたので、自信を持ってお断りしてました。
昨日は上の二人の通う学校の運動会でした。
運動会の時期になると心配だったあの2年前が思い出されます。
ちなみにチョイチはかわいそうなことに心臓だけではありませんでした。
金玉が一つ降りてきてなかったのです。そして脱腸だったのです。
私は最大の心配事だった心臓の手術がなくなったので、すかさず鴨川の亀田病院に予約をして金玉と脱腸の手術をしました。
上の二人がすこぶる健康なだけに、全てチョイチにいってしまったような気がしてちょっとかわいそうです。
しかし人生の波はみな平等です。赤ちゃんの頃苦労したチョイチはこの後健やかに育つことでしょう。
人生とは不思議な物ですね。家族とは素晴らしいですね。
上の二人を育ててなかったら、チョイチの成長過程も全く想像できなかったのですから。