あちらこちら命がけ

血友病、HIV、B/C型肝炎等を抱えて生きる人のブログ。薬の体験記、海外の最新医療情報、サルベージ療法から日常雑感まで。

試しに実践_FUZEON(T-20)の硬結を治そう

2006年09月23日 21時40分10秒 | FUZEON(T-20)体験記
注:この記事でFUZEON(T-20)による硬結を治そうとして用いられている方法は、FUZEONの製薬会社から勧められている方法ではありません。また、臨床の現場で一定のコンセンサスが得られているものでもありません。あくまで私と医師が考え、とりあえずやってみようと思い立ち実践していることですので、あなたがこの方法を実践していかなる損害を受けようと、私sunburst2006は責任を持つことはできません。万が一、この記事を参考にする場合には必ず主治医等、専門家の方にご相談下さい。


 ということでまたまた長い前置きになってしまいました。sunburst2006です。
 昨日の日記でFUZEONを含めた抗HIV治療(HAART)を一時中断するということをお話ししましたが、再開するためにはFUZEONを打つ場所の硬結を治さなければいけません。
 一番上の写真を見てほしいのですが、これが私の注射部位の硬結です(クリックすると少し大きくなります)。わかりづらいかも知れませんが、だいたい直径5cmくらいの、たんこぶのようなものです。皮下組織が硬くなり、表面は赤くなっています。しかも結構痛く、熱を持っています。
 今日現在、これくらいの硬結がお尻に4つ、お腹に1つあります。さらに、これよりもうちょっとちいさいくらいのものがお腹に3つ、さらにはほとんど痛みは無くなったけれど硬さだけが残っているものが両上腕に1つずつ、左太ももに1つ、おなかに2つくらいあります。

 これをまとめると

すげー痛い硬結   →5コ
ほどほどに痛い硬結→3コ
それほど痛くない硬結→5コ

な感じです。お尻とお腹の形がおかしいですよー。

 いや、ほんとに打つ場所がもうないですよね。痛くて眠れないですし・・・。
 上を向いて横になれず、寝るためには体の左側を下にして眠るしかありません。寝返りはもちろん打てません。
 座るのもお尻で硬結がない場所を探してそこに体重をかけて何とか座るという状態です。なのでいつも体が傾いていて、腰も痛くなってきました。
 あ、歩くのも大変です。筋肉が動くと痛くて・・・。

 それで毎日、どうせ眠れないならブログでも書こうと思い、こんな文章を垂れ流しているわけです。痛い話ばっかりで恐縮ですが、もうしばらくおつきあい下さい。

 それで先ほど書いたように、これらの硬結は熱を持っています。熱を持っているということは、中で炎症が起きている可能性があります。そこでまずはこの硬結を炎症としてとらえ、炎症を止めるためにできることとしてステロイドの貼り薬「ドレニゾンテープ」というのを試してみることにしました。これは、炎症やアレルギーを抑える薬が塗ってあるテープで、湿疹や皮膚炎などに用いられることがあるお薬だそうです。まずはこれを貼って様子をみようということになり、今硬結のある場所全てに貼っています。ただし、上腕は貼っていたらピリピリと刺激感がありました。薬の注意書きとして刺激感があったら使用を中止して医師に相談するよう書いてあったので、上腕部分のみテープをはがしました。

 さて、次に「熱をもっている」ということは、やはり冷やした方がよいのではないか? ということで、ドレニゾンテープを貼った上から、風邪の時とかに使う冷蔵庫で冷たく冷やして使う枕(アイスノン)を当てようということになりました。
 看護師さんにいろいろ考えてもらい、座った状態でお尻にアイスノンを二つあて(お腹は冷やすと下痢をするので、お尻だけ冷やしています)、その上から手術後の創部の保護に使う腹帯(私が使っているのはソフラビレイという商品です)で巻くという方法をとりました。
 腹帯はいくつかサイズがあり、私は一番大きなものを使っています。適度に伸縮性があり、アイスノンを二つ置いた状態で巻いて、しっかりと止めていてくれます。さあ、その完成写真が
 こちら なんですが・・・。

 ちょっと自分で見てもおかしいです。後ろ向きに座っている写真ですが、何を背負ってんだと。ああ、かっこ悪いなー。
 でも体を治すためには文句は言っていられません。かっこ悪くても体調は悪くなりませんしねー(涙)。

 ということで、私は今、こんな格好でこの記事を書いているのです(笑)。



 この「ドレニゾンテープを貼った上から冷やす」という方法で昨日からがんばっているのですが、今日は昨日より、少し痛みが引いてきました。硬結の感じや腫れの大きさも、場所によっては昨日よりはいいかなという感じです。
 硬結自体は改善傾向だとは思いますが、これは単に時間が経って良くなっているということなのかもしれません。ですから、この方法が正しくて良くなったとは言い切れません。ただ、あくまで現時点の私の体においてはですが、悪い兆候はみられないためもう少しこれを続けてみようと思います。しっかり治して、早く治療を再開できるようにがんばります。

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