この秋風が好きだ。
ここには、あたたかい予感が満ちている。
いつもより冷たい風にあわてて、身をかがめる。笑っちゃう。今日は何を食べようかと考えている。
あたたかい日と、寒い日と。交互に続いても、いずれ寒さが優勢に。そして僕は、毎日、湯気の出るものを食べるようになる。
自然は、生命は、極度を嫌う。大切なのはバランスだ。
日に日に、夜が早くなってくる。
そのことに気づいて、驚く。
早い夜は、長い夜。
家に帰り、仕事のメールをチェックしたら、パソコンを閉じる。ケータイの電源を切る。
僕の全身が欲しているのは、よろこびの歌。突き抜けるスピードと、確かな方位。僕は僕を、どこまで連れて行けるだろうか。
音と言葉に満たされて、僕は、やわらかな光を浴びる。風はあたたかく吹き、夜は優しくふけていく。
しんしんと積もっていくような時間を感じて、僕は、しあわせを抱き寄せる。明日が来るまで、オレンジの光の中で眠る。
朝日がのぼってしまっただろう ころ
手をひかれるように
目 ひらく
今日どこかで
あえるだろうか
期待だけが ある
月がのぼってしまっただろう ころ
さよならをつげるように
目とじる
こうしたポエムも好きです。私自身も詩を書きますが、たまに無性に書きたくなる気持ちわかります。
詩は人の命を揺さぶりますね。だから大好きです。
おお、チキンラーメンさんが食べ物以外の記事にコメントを(^^;
ありがとうございます。やさしい一日のうたですね。
Kouhaiさんへ
詩だなんてとんでもない、ただの独り言でございます。まあたまにはこういうのもありかなと思って書いてみました。私の原点シリーズが書き上がらなくて違うカテゴリに逃げているという噂もちらほら(笑)。
tentenさんへ
いやもう、ほんと勘弁してください(^^;;;;;