★花組『ラスト・タイクーン』＆『TAKARAZUKA ∞ 夢眩』

 「蘭寿とむ」退団公演
ミュージカル
『ラスト・タイクーン　―ハリウッドの帝王、不滅の愛―　』
～Ｆ・スコット・フィッツジェラルド作「ラスト・タイクーン」より～
脚本・演出／生田 大和


本日、阪急貸切公演を観劇してきました。

生田さんは、この作品が大劇場デビュー作だそうです。

宝塚１００周年の年にデビューですから、相当期待されてるのでしょうか？

映像の使い方、場面転換などに新しさを感じさせ・・・
「へ～～！！」っていうところもありましたけど

トップスターの退団作品を担当・・・は
ちょっと荷が重かったのではないでしょうか？


１９９７年に、同じフィッツジェラルド「ラスト・タイクーン」から
小池修一郎氏が作・演出し、あの「真矢みき」さんが主演した
「失われた楽園」という作品がありましたね。

当時ヒット作を連発していた小池さんにとっては、
“普通”の出来だった！？

それなのに・・・

今回の「ラスト・タイクーン」観劇後は、
「「失われた楽園」って、よく出来てたのねぇ」
って、つぶやきたくなり・・・。

　　原作が未完なので、どうまとめ方は作る人の個性が出るとも言える・・？

まあ劇団専属の作・演出家って・・・
それこそ色々制約があるのかもしれません。

今回で退団する蘭寿さんには、
「見せ場」も作らなくてはならないし

次期トップの「明日海りお」には、
（トップになったらできないような）
「大人」の役をやらせ“修業”させ（？）なきゃならない！？

　　　　（みりおちゃんは、頑張ってましたが
　　　　『やっぱり、ちょい無理があるというか』


脚本的には、思わせぶりで終わってしまうエピソード等
あちこちに？？“ハテナマーク”が・・・
結局、登場人物の「人間」が描ききれてないのかも。


それでも最後まで、見せちゃうって
トップスター「蘭寿とむの大人の魅力」に負うところが大きいかも。



　　　　
併設ショーは・・・

メガステージ
『TAKARAZUKA ∞ 夢眩』
作・演出／齋藤 吉正


ダンスの花組！！
大階段の黒燕尾のダンスから

デュエットダンスへの流れが素敵。

この部分だけでも、もう一回見たいかも

　　　ショーの最中、蘭トムの「関西人魂」炸裂
　　　「サンキュー！！阪急！！」
　　　「阪急交通社！！」など
　　　アドリブ炸裂！

　　　貸切公演に司会は、同期の沢樹くるみさん！

　　　「退団公演が無事終了したらまずしたいことは？」
　　　という質問に・・・
　　　「阪急交通社で、同期旅行（笑」

　　　同期生っていいですね。