★「ソロモンの指輪・マリポーサの花」観劇

「ソロモンの指輪 ・マリポーサの花」を、昨日観てきました。
そのために　ゲットした２階ＳＳ席は観やすく

“オギー”こと、荻田浩一氏の宝塚最後の作品
「ソロモンの指輪」を堪能。

たった３０分でも最後だから？こそ
オギー色は、より濃厚に打ち出したようですが
一部の大先生のような過去の自作の“コラージュ”って
雰囲気にはならず・・・さすがオギーです。



相変わらず、歌詞は詩的ですが、やや難解なため
休憩時間にプログラムを買って確認・・・。

それでも、歌・群舞・装置・衣装・照明・・・を駆使し
流れるような展開の３０分。
その間“ワタシ息してた？”


舞台奥の“指輪”の大きな装置
その指輪が、回転すると中から
踊りながら登場する・・・群衆キャラ極楽鳥たち
“ほぅうう～～”
こういう群舞の使い方とか上手いよね。

宝塚のショーの決まりごとを軽く超えた展開で
主演二人の絡みは、ほぼなく
「白羽ゆり」は、ミストレスとして
“美しく”横切ることで存在感をだし(美人限定の配役ですから）
「水夏希」は、歌はちょっとで、ダンス！ダンス！ダンス！


歌は・・・指輪の精Ａ・Ｂの「彩吹 真央」と「音月 桂」
そして、はまこ大先生「未来 優希」という印象です。

でも「彩那音」ちゃんがワンフレーズしか歌わないけど
意外な？(失礼）伸びのいい声が印象的・・・

雪のオギー組？！といえば「麻樹ゆめみ」さん
今回も重用され・・・キビキビ踊り


今回で卒業する人へは、さりげない気配りも
ジャングルの場面で目立つキリン役は、「山科愛」ちゃん
衣装＆装置から出てきて、「柊巴」さんと二人の場面が用意され
この辺が、オギーのショーに感じるジェンヌへの愛ですねぇ。


というわけで、
休憩をはさんだ「マリポーサの花」

水さんは、男役芸の極みって感じなんですが・・・

ちょっと新劇ぽい展開になる？二人の会話の部分で
　（ショーで息する暇もなく熟観したから？）
『疲れが出たのか眠気に襲われ～～～』

芝居を２時間にしたのに、脚本がイマイチこなれてない？？

ラストの戦いのダンスとか…よかったけど。

千秋楽まで・・・
（ショーが主体になっちゃうかもしれないけど、
　オギーの“耽美なショー”は、これが最後だものね・・・
　カンバックプリーズ・・何年後でもいいから）
もう一度リピートできればしたいな～～って。


ＰＳ：そうそう！宝塚友の会優先公演だったので
水さんの挨拶がありました・・・。
シャキシャキとした挨拶で、最後に
　“宝塚が伝統芸能入りするまで、
　　温かく見守ってください・・・”って。