★雪組「ソルフェリーノの夜明け」＆「カルネヴァーレ睡夢」

雪組「ソルフェリーノ夜明け」・「カルネヴァーレ睡夢」観劇


チケット戦線早々に離脱気味でしたが
「彩吹さんの最後だし、一回は観とかないと・・・」

という訳で、たぶん最初で最後の観劇を
4時からの部・・・２階Ｓ席ほぼ中央にて

　　　　例のようにプログラム買ってませんので、プチ感想だけ


◆ミュージカルロマン「ソルフェリーノの夜明け」

後援/日本赤十字社となっているように
赤十字思想誕生150周年を記念した作品。

“グランプロローグ”こそ、「ベルばら」もどきでしたが、
内容は、副題に～アンリー・デュナンの生涯～とあるように
“かれの思想”が、“ロマン”の核心。

宝塚自慢の舞台機構は、ほとんど使わず
“幕の上げ下げと銀橋だけ”の“シンプルな作り”



今回で退団の「彩吹真央」さんは
負傷者を懸命に救う、医師エクトール役。

看護婦アンリエットには、思いを寄せつつ“見守る”
“優しい”という持ち味を活かした役どころで・・・


敵役より、この手の役柄って難しそうです
「ベルばら」でいえば、アンドレかも？“銀橋の歌”に

　　　そして、思われ人がアンリエットの愛原実花さん
　　　この方の“風情”が、誰でも納得の“ヒロイン”・・・だったら
　　　もっと物語が広がったのかなぁ？ってちょっと残念。

　　　

お芝居としたら・・・

戦場を赤十字の旗を掲げ突破しようとする
アンリーデュナン（水夏希）とイタリア軍師団長
未来優希のファンティの緊張感あふれる
“戦争論争”が、見どころであり見せ場。

あの場面の同期対決は、素晴らしい。


ショーでも、はまこ節がタップリ・・・
“雪組・・・陰のトップだった？”なんてね。


　　　　ミミちゃんだかの台詞に
　　　　　「イワシの頭も信心から」というのが・・・。
　　　　　キリスト教の教会も重要な役割を果たす舞台なのに
　　　　　“この台詞？”って？
　　　　　日本もの作品で聞くのと違い、何だか違和感が
　　　　　植田先生って、時々こういうのがありますが・・・（
　　　　　


◆ショー「カルネヴァーレ睡夢」

【盆とセリがあるのを確認できて良かった】・・・


印象としては、
何かちょっと・・・明るい【オギー】もどき

演出は、稲葉太地さん・・・東京宝塚劇場デビュー作品
この方、芝居よりショー演出の方がいいのでは？


前芝居の「ソルフェリーノ・・・」では見られなかった
「音月桂」の明るい笑顔も見られて満足

未来さんは、エトワールで〆。

そこかしこで・・・「雪組テイスト」でございました。