スナフキン・レポート♪

♪舞台(ミュージカル、宝塚、演劇)
ミステリー本、気になる記事・コラム・・
マイルド・ヅカファン何でも語る♪

★帝劇「RUD0LF 」The Last Kiss

2008-05-15 10:03:52 | ★観劇感想・・(宝塚・ミュージカル♪他


帝劇「ルドルフ」・・・

一階下手S席にて観劇

装置も大道具も帝劇ミュージカルらしい雰囲気
ドラマチックな歌は良い曲ばかり・・

「でも難しそう?」
休憩時間に確認してみたら
「ジキルとハイド」や宝塚「ネバーセイ・グッバイ」の
フランク・ワイルドホーンさんでした(

それを歌う出演者のみなさん
歌が上手・・!本当に上手でした・・・!!!


ヅカふぁんのスナは、
「ルドルフとマリーの心中事件」を題材というと、
どうしても宝塚版「うたかたの恋」と比較したくなり


「ルドルフの死」から始まるところは同じでも
帝劇「ルドルフ」の方が
政治色がより濃くなっていて、世紀末的 で
舞台の雰囲気は「エリザベート」に近い感じ

指輪に刻まれた
「死の後までも、愛によりて結ばれる」
というのも一緒なのに ・・・
心中までの説得力は、イマイチというか
ロマンチックな雰囲気は、ヅカ版ですかねぇ(ボソ

二人の心中は、
政治生命を絶たれたルドルフの
道連れの自殺に、見えなくもない・・。

咳どめの薬の副作用という個人的理由もあり、
ちょい眠気が出た一幕より、二幕が見ごたえがあり


ヅカファン的に「うたかたの恋」のマリーと
このミュージカルのマリーを比較することで
いろいろな意味で “宝塚娘役”の本質・・が
分かってくるというか

ドンドン話がそれそうなので、今日はこの辺で・・・・




出演者では・・・
■若い主演コンビの井上芳雄くんと笹本玲奈さん
二人とも歌が上手く安心して観られます。

井上君は、デビューのエリザベートと同じ役なんですよね。
皇太子役の衣装が相変わらず似合うよね~~
とファンモードに


マリーの笹本さんは、歌は文句なし!
ただ、芝居をもう少し頑張ってほしかったり。
あと・・お化粧に、もうひと工夫をして~~
折角の可愛いい顔しているのに、活かされてないよ~~


他には・・・
ルドルフ妻で政略結婚したステファニーに知念理奈さん
知念さんの生歌・・・初めて聴きましたが
「ミスサイゴン」のキムは、伊達じゃないのね!


マリーの友人ラリィッシュ
ヅカ版の「うたかたの恋」では、ルドルフのいとこですが
こちらでは、まだ密かにルドルフに惹かれてる役で出演が
歌はもちろん、相変わらず演技が上手なヅカOGの香寿さん・・


人形師ヨハン・ファイファー浦井健治さん!

奇抜なメイクで、最初誰かな?って雰囲気で
歌も動きも軽快
クルクル回るダンスが
良かった~~。
この人作品によりイメージがガラリと変わる役者さんですね


二幕で圧倒的な歌唱力で目を奪われたのは
オーストリア首相のターフェの岡幸二郎さん
“昨日も、良~~く声が出てました~~~!”


全体的に、アンサンブルのみなさんが、
貴族になり舞踏会でダンスに興じたり
一般人になったりと大活躍・・・。
(あのスピード感のあるダンスもよかった・・振り付けは亜門さん?



ということで、
ラストは・・・スタンディングでカーテンコール


ロビーで、ちらりと
宝塚演出家の荻田さんをお見かけしたような・・・


おまけ・・・ハプスブルクつながり?
ロビーにあった11~12月のポスター

チラシはまだありませんでした・・・。


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12 コメント

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Unknown (ふぶき)
2008-05-15 14:24:35
「ルドルフ」ご覧になったのですか?見るチャンスがないので、もうちょっと詳しく教えて頂けますか?政治的な背景についてはどのように?ステファニーの役柄はどんなでした?
ルドルフがマリーと自殺したいきさつは『愛」
じゃない?色々質問漬けですみません。
返信する
独断と偏見で言わせて頂くと・・ (スナッチャー)
2008-05-15 18:07:36
>ふぶきさん

え~^と、何しろ一回しか見てないので
独断と偏見に目を瞑っていただくと・・。

「うたかた・・」より、ルドルフの苦悩が前面に出ていて
マリーは恋に恋する乙女というより、
もっと現実派の女の子に見えます。
実年齢が、倍ぐらい離れていたカップルには見えないな~~

政治的な背景は、エリザベートで描かれるルドルフに近い?
ルドルフの自由思想は、父親のフランッからは、
青臭いとされ完全に政治の実権から排除された状態なんですよね

そんな理想と現実のはざまに悩むルドルフに、
ハンガリー独立派が近づき、その中
首相のターフェのスパイも混じっていて・・

「うたかたの恋」に夏美ようさんの役と似通う
雰囲気がターフェです。



ステファニーは、マリーとの直接対決もありますよ!
この辺がヅカ版と違って、リアル
「私は妻・・・あなたは、
ルドルフにとって娼婦の一人」
なんてマリーに向って言い放つ気の強さは、
そのプライドの高さからでしょうけど
ちょっとヒステリックにも見えます。


ふたりの死・・
ヅカ版のイメージは
「死ぬことで愛が昇華され~」ですが

帝劇は、もちろん愛なんでしょうけど
「現実からの逃避??も」

最後のキスは熱いんですけど(笑)

人形師のヨハンの解釈は、一人で歌って踊る黒天使?

とにかく音楽が良いですよ~~
ほんとドラマチック です!!

こんなところでございましょうか?

返信する
しっかり者のマリー (Kyo)
2008-05-15 19:16:30
私もご一緒に観劇しました。
マリーはなかなか、しっかり者でした。

ルドルフに出会う前のシーンは、タータンと男性を釘づけにする衣装を買うシーンでしたし。

どんどん追い詰められていくルドルフが「皆の望む皇太子になんてなれない」と嘆くと、
「あなたのなりない皇太子になればいい」とカツ(?)を入れたり。
それ以後、やりたいようにふるまうルドルフは益々、孤立無援状態になっていきます。

首相のターフェとの対決シーンでも、力強く対抗し、その後のステファニーとのシーンでもマリーは負けてません。

最後の舞踏会のシーンから、一気にマイヤーリンクに変わり、エリザの最後の二人のように、白い衣装に引き抜いた二人が、大きな絵画の中で死んで行きます。

男爵令嬢といっても、お金のために公爵と結婚しなければ家族が困窮する、といった環境のせいか、
「令嬢」という雰囲気はなかったです。

ヅカ版「あなたとならばどこへでも」といった健気な感じとは、違うマリーのように思いました。
返信する
ナイスフォロー (スナッチャー)
2008-05-15 22:30:28
>kyoさん

ナイスフォローありがとうございます(笑)

そうですね・・・
令嬢っていう雰囲気はなかったですね~~


「あなたのためならどこへでも」版を
観たいかたは・・宝塚へgo!ですね
返信する
参考になりました (ふぶき)
2008-05-16 09:02:15
スナッチャーさま、kyo様、ありがとうございました。かえすがえすも見れないのが残念ですが。マリーの家ってそんなに困窮していたんですか?じゃあ、ルドルフと付き合うっていうのは一種のシンデレラ?
ステファニーは姑のエリザベートに随分苛められたようですね。可哀想な女性です。
返信する
Unknown (スナッチャー)
2008-05-16 12:40:29
>ふぶきさん

おはようございます。


>マリーの家ってそんなに困窮していたんです
>か

今回の「ルドルフ」では、そんな感じですが
真相は・・??
心中事件も暗殺説もあるし・・・

100年前の大スキャンダル!
今なら連日テレビが特集を組むのでしょうね
返信する
私は日曜日です! (むーこー)
2008-05-16 12:58:36
スナ先生とは「宝塚」以外の観劇も重なる事が多いような気がします。(思い込み激しい?)
いや、やはり弟子なので、自然と好みが似ている私なのです。コスプレ好きだし?、「エリザベート」好きだし!予習も兼ねて「マチソワ」で観ます。帰りにはポスターだけでも写メのお土産付き。
出演者も素晴らしい方ばかりなので、(特に岡様。浦井君!)本当に楽しみです。
返信する
マリーは金持ちなハズ・・ (スザンナ)
2008-05-16 14:01:37
観劇そのものが危ぶまれてるスザです。(v_v)

私の記憶違いで無かったら~
マリーの父親が成り上がり者で
金で爵位を買い男爵に成った様な・・

ですから「金の為~」では無く
「更に良い家柄と縁続きに成る為」の結婚ではナイのでしょうか?

現実のルドルフは愛人の女優に心中を断られ
野心満々に近づいて来た小娘と心中したオオバカ者か?
心中を装って暗殺された被害者か?
返信する
Unknown (スナッチャー)
2008-05-16 17:49:09
>むーこーさん

日曜日「マチソナ」観劇ですか?
じゃあ、二回目は
一回目で見逃したところとか
観られますね・・・
ゆっくりと観てきてくださいね

感想お待ちしてます!
あれ?もしかしてファン感謝デーの日?
でしたら、
その模様もちょっと教えてくださいませ
返信する
Unknown (スナッチャー)
2008-05-16 17:54:32
>スザンナさん

こんばんは!

>観劇そのものが危ぶまれてるスザです。(v_v)何とか観劇できるといいですね・・

現実のルドルフって
・・ちょっとダメンズですね

どうなんでしょ?

「うたかた・・」を知らないで、
この作品からこの話を知った人はどんな感想を
もつのかしら?って・・
ちょっと、訊いてみたかったり・・
返信する

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