★細雪＠明治座

昨日は、ところにより大雨警報も出される中

明治座まで「細雪」を観に行ってきました。


（あちらに着いて、一番先に目に入ったのがこの幟）
何か良いですね・・・「明治座」ぽいので記念にパチリ。

スナにとって、明治座は「アウェー」ですから、色々珍しいの。

「細雪」観劇は、キャストが一新された２００８年（帝劇）以来です

「細雪」好きな訳は、
　　　　衣装、セットの豪華さ等色々ありますが・・・
　　　　やっぱり、基本となる「脚本」がちゃんとしてるから安心なの。

　　　　「古き良き時代」四姉妹のそれぞれの生き方を
　　　　「忍び寄る軍靴」を社会背景に描いており
　　　　（七味唐辛子風に、ちらっと入れるだけで・・・それが効いてる！
　
　　　　この後日本は、「あ～なって、こうなって」という
　　　　その後を知ってる現代の目から見ると

ラストシーンの四姉妹としだれ桜に
この美しさが永遠でありますように・・・って（思いたくなるの）



ちなみに四姉妹は、６年前と比べると・・・
長女・（鶴子）・・・高橋恵子
次女・（幸子）・・・賀来千香子
三女・（雪子）・・・檀れい→（３年前から）水野真紀
四女・（妙子）・・・中越典子→（今回から）大和悠河


６年前から長女「高橋」＆「次女」賀来は、続いてキャスティング。
なので二人が醸し出す雰囲気が「６年の重み」を感じさせ・・・。

格式を重んじる本家の鶴子（高橋）とモダンな分家の幸子（賀来）
　　　　鶴子「江戸時代から続く薪岡家・・・
　　　　　　　　そういうことは本家の私に・・・」

　　　　幸子「もう～～ねぇちゃんは、何かというと本家！本家！」
みたいな・・・姉妹ならではの場面に、
「本当の姉妹」？のような面白さが出て
「あるある！こういうの」的な笑いが・・・。

「高橋恵子」さん、本家の御寮人様として風格が増し。


三女役の「水野真紀」さん！
姉の言いなりかと思いきや、“実は一番しっかりしてた？”雪子を
「ふ～ん」で笑いを取り・・・。

お見合い相手・・・御牧（橋爪淳）と偶然出会う場面では・・・
「運命の出会い（キラ～～」ってオーラが見えたかも？（笑
　　　（正月ドラマ「スチュワーデス刑事」見てた人は、
　　　　分かるでしょ？ちょっと、アレを思い出し）
　　　　
　
　　　

最後に、４女妙子の「大和悠河」
『実は、タニちゃんが目当てで・・・』

冒頭、父親の７回忌では、色紋付に竹刀をもって
子どもたちとチャンバラをして遊ぶシーンから登場。

この時、客席からは控え目な拍手が・・・。
（タニちゃんも、実は明治座では「アウェー」気味！？

そういえば、昨日座った席の前後左右で、
開幕前、チラシを見ながら、
「この４女の人誰？他の人は知ってるけど」
って声が聞こえました（汗

それでも、一幕では、「日舞」の場面があり・・・日舞を披露
二幕のギャラリーの場面で、赤いワンピースで登場すると
その現代的な雰囲気と相まって、
たぶん・・・誰もみな目を引き付けられ（！！）・・・（スタイル抜群！

色々あって茫然自失、生意気な口をきいても
次女幸子の流産の原因が、（間接的でも）自分にあると知り
「お姉ちゃん・・・ごめんなさい」
ってシーンでは・・・大きな目からポロポロ涙し

行動派で、色々とやらかしてくれるけど
基本は素直で可愛い「妹」って感じに。


最後花見に、
チラシに載ってるピンクの振袖姿で現れると、
長女鶴子が
「こいさんも、さすがに薪岡家の娘・・・」
っていう台詞に、ガッテン！ガッテン！ガッテン！

４姉妹が並んで・・・しだれ桜のセットが豪華。
上から、桜吹雪が舞うラストでは、四姉妹の一人として

「こいさん・・・妙子」として、拍手されていたような！！？

宝塚退団後、「台詞」の声に苦労されたようですが
今回は、とても普通で良かったです。
（ただし、ちょっとやせ過ぎ？しっかり食べましょう！


　　　休憩が30分ずつ2回とゆったり
　　　暗転で流れる曲も・・・バッハ　ブランデンブルク協奏曲
      http://www.youtube.com/watch?v=AgdRrWATB7Y

おまけ・・・
明治座は、お土産売り場が“充実”
宝塚では考えられないこういう（ちりめん山椒）などもあり。
ついつい買ってしまいました。

これが、一緒に行けなかった母に好評で
「もっと買ってくればよかったのに・・・」だって（笑