★【桜絵巻狸源氏 / ショー・イズ・オン】宝塚ＯＧ公演・・歌にシビレます

春の恒例新宿コマ【桜絵巻狸源氏　/　ショー・イズ・オン】観て来ました。
劇場全体が、同窓会的なあったかい雰囲気が漂っていて・・いいですね～（でも、ちと年齢層高いかな、おじ様率も）。
（今のスターさん達が、この年代になったとき、果たしてこんな風な公演があるかしら？観たいような観たくないような・・まとめ役が・・）

さて今年は、「源氏物語」の中の“雨の夜の品定め”を狸の世界に置き換えたコメディ・ミュージカル。
「桜絵巻狸源氏」は、随所に散りばめられている「ベルサイユのばら」や「風と共に去りぬ」のパロディー・・当時を知る者にとっては、　「ほら～あの場面ね」の「クスッ」感がタマラナイ・・・宝塚って本質的に関西人のノリなのだ(楽しませてナンボの精神）。
一緒に観た友人は、往時のベルばらや風共は知らないけど、皆さん芸達者だから、肩がこらない作品に結構ウケテました～。
今回参加の淡島千景さんは大女優さんで別格。こだま愛さんが、美味しい役どころで、月影瞳さんは、まだ現役でもいけるのでは？の美しさでした。
麻路さきさんは、今回は若侍に回って鳳さんの周りをウロウロとお世話役。前回のお姫様の方が美味しかった？かも。でも、一年ぶりに、「うっとり」いつまでたっても、ふとした仕草が可愛いのね・・「カッコ良さと可愛さ」これがスターの基本かも。


「ショー・イズ・オン」は、本場・宝塚に負けない？キラキラ衣装マツケンサンバ？もびっくり！今年は、楽屋風景を入れたりして、新味を出す工夫も・・。しかし、「ベルばら４強」は、歳は重ねても「醸し出す雰囲気」は変わらないなぁ
歌の安奈さん、パワーと愛敬の汀さん、ドーンとした包容力の榛名さん・・クンバンチェロ『ツボ』
４強の存在感は別として、峰さを理さんの歌、別格にウマイ。特に声のコントロール（タニチャンに、教えてあげて）
「若手？」じゃ、イチオシ真織由季さんに２曲歌があって何だか嬉しい。

ラスト、鳳蘭（ツレちゃん）のソウルフルな「♪出来れば、舞台の上で死にたい」っていう『♪歌い続けて』に鳥肌ものの感動！
*こういう歌は、狸組ぐらいのキャリアの人が歌うと説得力があるのね～～　
友人は、鳳さんの生の歌を初めて聴いた人だけど、「スゴイ迫力」って・・感心することしきり。
劇がコメディーだけに、ショーにて本領発揮、
やはり「ショースターだぁああ」

『コメディーミュージカルとショー』この組み合わせは・・・
ＯＧ公演の王道でっす

レ・ミゼ岡幸二郎さんもブログ「エグゼリーノの青い溜息」で、５月２日・狸観劇報告！ですワ。