サンオフィス社員日誌

不動産屋の日常、外房食べ歩き、本と映画の批評

blogram

blogram投票ボタン

多読とは言っても

2015-05-10 18:22:55 | 読書・速読

最近は書店に行っても、憂鬱になる事が多いので、大型書店には足を運んでいないのですが、

ふとしたきっかけで電子書籍を購入する機会があったので、少しずつ利用しようと思います

憂鬱になっていた理由の一つとして、書店に行くと、経営本や、自己啓発本など、非常に多いのですが、

「この本が果たして、100年後に読まれているのかどうか」という点で読むと、1、2年先には古本屋に並んでいる本が、

あまりに多く、内容が軽薄なのですね。

古典文学の全てが良いとは思いませんが、時代を経て残っているものは、それだけの価値があるからであって、

最近はもっぱら古典的な作品を読むことが多いです。その方が長い目で見ると、無駄にならないので。

 

 

一宮町 長生郡 茂原市 不動産 賃貸 売買 駐車場 土地管理は (有)サンオフィスへ^^

 

 

 


貴志裕介『悪の教典』

2015-04-06 20:27:05 | 読書・速読

貴志裕介『悪の教典』を、読みました。

貴志裕介氏の『黒い家』は、何度読んでも恐怖感が拭えないために、楽しみにしていたのですが、

こちらもサイコパスをテーマにしているものの、サイコパスが主人公であるために、そのサイコパスの内面が、

独白や回想シーンで語られてしまうために、サイコホラーと言うよりは、中途半端な悪人 対 普通の人のバトル小説になってしまっているのが、残念な事でした。

主人公の内面については、独白や回想シーンは最低限にして、他の登場人物が調べていくうちに、主人公の周りで、あまりに人が大量に亡くなってきた事に気が付く、

という具合にした方が、恐怖感が増したと思います。(『黒い家』はそれで成功しているので)

あんまりサイコパスが、べらべらとしゃべってしまうと、恐怖感が薄れてしまうという事なのでしょう。

 

一宮町 長生郡 茂原市 不動産 賃貸 売買 土地管理 駐車場は (有)サンオフィスへ^^

 


書評 「ネトゲ廃人」

2009-06-19 21:28:02 | 読書・速読
内容紹介(Amazonより)
「私が眠るとみんな死んじゃう」
ネットゲーマーにしか通じない気持ちがある。「ゲーム依存症」という一言では括れない、独自の世界がある。しかしそれは、自らが「廃人」という言葉を使うようにリアル(現実)の世界を捨てる、生き方でもある。著者は、19人の「ネトゲ廃人」とともにインターネット・オンラインゲームの光と影を追う。彼らは、一体、どこへ向かうのか?

著者について(Amazonより)
芦崎 治: ノンフィクションライター、『AERA』の「現代の肖像」をはじめ、『プレジデント』『日経ベンチャー』『アントレ』『ジュディシャルワールド』などに執筆。著書に、『ある日、落下傘で飛び降りた男池田昭司』(幻冬舎)他がある。


ネットゲーム依存については、廃人類や、ネットゲーム依存による経験談などのサイトにまとめられたり、発言小町や、ネトゲ廃人はなぜ生まれるか(日経ビジネスオンライン)などでも出て来たりするなど、徐々にメジャーになってきている感がある。

 本書は、ネトゲ廃人( ネットゲームにはまり過ぎて、リアル(現実)での生活が破綻した人)であった人達にインタビューを行なうという手法で書かれている。

 ネットゲームにもいくつか種類があって、プレイヤーが単独で行動出来るもののもあれば、ファイナルファンタジーXIの様に、6人一組で動かないと、かなりの苦戦が予想されるゲームもある。
 ファイナルファンタジーXIの様にパーティでのプレイが前提になっているものだと、その他の5人がプレイを続ける限りは、なかなか辞める事が出来ない。
 
元フェリス女学院の女性は、当時を振り返ってこう語る。

 「私が眠ると、みんな死んじゃう。自分が必要とされている感覚がすごくあるので、眠くてしょうがなくても『もう、寝るね!』とは言えない。続けちゃうんです」コンビニで、二日分のお菓子、カップ麺、パンのスティックをまとめ買いして、ゲームにこもり切りになる。パジャマのまま、髪はボサボサで、ノーメイク。目の下にくまを作っている。そんな時に、彼が仕事から帰ってくることがあった。

その後彼女はオフ会で、自分がゲームの中で、毎晩遊んだ仲間の、リアルな実態を見て衝撃を受ける事になった。


またあるデイトレーダーは、夫婦でレッドストーンというゲームにはまるが、ゲーム内の装備を揃えるのに200万円をかけたという人もいたらしい。
夫婦ともどもゲームをやっているので、妻は食事の支度もすべてパソコンの前。子どもを抱っこしながら、パソコンの前。夫だけが先にゲームをやっていると、それが原因でケンカになったこともある。

またある家族は、妻と息子がネットゲーム中毒となり、夫がついに鬱病になってしまったケースもある。(ちなみに妻がプレイしていたのはファイナルファンタジーXI)



韓国の場合は、オンラインゲーム大国であり、韓国の青少年の7人に1人がインターネット中毒と言われている。そのほとんどがゲーム中毒である。それによってサイバー犯罪も増えている。

2008年のOECD加盟国の中での韓国の自殺率は1位であり、幸福指数は49位。
「幸福の質が低く、社会に満足できないからゲームに陥るのではないか。十年後の今になって、日本の自殺率の高さが納得出来るようになった。日本も上位だけど、韓国も本当に自殺者が増えた」とヘラルド紙ライフスタイル部のチョ記者は語る。

これからは、夫婦共働きが増え、その結果小学生のゲーム時間が増えて、オンラインゲームユーザーも増えてくると思われる状態で、大人でさえ中毒になってしまうものが、小学生に良い影響を与えるとは、残念ながら考えれらない。

小学生のお子さんを持つ方にも、お勧めできる本です。

書評 「苦しいけど、離れられない共依存 からめとる愛」

2009-05-24 22:33:41 | 読書・速読
苦しいけど、離れられない共依存 からめとる愛

※書評は~だ、~である調で書きます。

内容紹介
韓流ドラマの男女、引きこもりの息子と母、アルコール依存症の夫婦、ダメ男を選ぶ女……「私が見捨てればあなたは生きていけない」というかけがえなさ幻想の背後に張り付いた共依存という罠。長年、カウンセリングの現場に立ち会った著者が、臨床例と映画・小説に題材をとりながら「べったり愛」を逃れて「生きやすい愛」へと向かうための処方箋。

内容(「BOOK」データベースより)
依存は悪ではない。鍵を握るのは依存させる人なのだ。「愛だったはずなのに、なぜ苦しいのか」への明快な答えがここにある。長年、家族援助をしてきたベテランカウンセラーである著者が、愛という名のもとに隠れた支配・共依存を解明する。


人は、愛情が足りずに親密ではないから暴力を振るうのではなく、逆に親密だからこそ暴力を振るう。
親密さゆえの暴力、愛情という美名に隠された支配関係を暴くことを、本書はテーマにしており、興味深かったのはいわゆるキッチンドリンカーである女性アルコール依存症者の夫についての考察だった。


女性アルコール依存症者の配偶者を分類してみると、下記の3つのタイプになる。

1、暴力的支配タイプ
2、ネグレクトタイプ
3、ケアタイプ

女性アルコール依存者である妻達は、夫の関心を得ようとして飲んでいるわけではなく、人間として扱われなかったことへの怒り、そのような状況を変更する力の無い自分への無力感が、飲酒に駆り立てている。彼女達の冷徹な状況判断力、傷つきやすいプライドが皮肉にも自らの現実を耐えがたくしているのである。

3のタイプが、本書のメインテーマであり、「いわゆる妻の事を考えており、献身的で優しい夫だと評価される人」である。それに対して妻は「私たちは夫のアルコールで苦労して来たのに、あなたは女のくせにアルコールを飲んで夫に迷惑をかけている、育児まで放棄して夫におしつけている」と同性からも嫌悪の対象として見られてしまう。
それは著名な男が、親や妻の介護をする事で、体験を出版する事でなおさら評価される一方で、「だから男性も介護するべきだ」とはならず、「むしろ女の貴方が介護せんでどうする」と言われる事に酷似している。

信田さよ子は、この3ケアタイプの夫と会った瞬間に感じたものとして、「ある種のいかがわしさだった。そこに漂うむっとするような湿度とおしつけがましさ、それでいて軟体動物のようにとらえどころのない彼ら。反射的に引いてしまう自分をなんとかなだめすかして話を聞くのが常だった」と述べている。

そして「彼らは酔った妻に手を焼いているかに見えて、どこかでそんな妻の醜態を冷静に観察している。まるで昆虫の生態を見つめるようにだ。『妻が自分に何をもとめているか』という疑問がそもそも彼らには成立しない。」と長年のカウンセリングから得た直感をもとに、

「彼らは家族以外の人たちに対し、ケアする夫ぶりを積極的に公開し、さらし、ジェンダー規範(介護は女がするもの)を逆手にとることで夫である自分への評価を高めたのである。そして妻には環境整備型権力を巧妙に行使し、妻がすすんで無力化し自信を喪失していくように関係を仕組んでいく。それに抗って妻はアルコールに耽溺するのだが、皮肉にも妻はさらに弱体化し、夫はそんな妻をケアすることでさらに権力とパワーを獲得していく。(中略)力を持たない側がケアさせられることを強制と感じないほどに馴致され、拒否したいと感じる自分が間違っているとまでケアの正当化が内面化された時、時としてケアは人を殺すこともある。」と分析している。


DVを振るう男性が社会的に良くない事とされるのに対して、ケアタイプの男性が、ジェンダー規範を逆手に取って狡猾に、妻を弱体化させて、代わりに力を得ていく様は、ゾッとしてしまう。

本書は、その他にも『冬ソナ』『嫌われ松子の一生』『ジョゼと虎と魚たち』などの映画作品なども合せて、親密さと支配関係の危険性を分析しており、作品ファンの人は、その部分だけでも読んでみると、また新しい発見があって面白いと思われる。(私は『ジョゼ』ファンなのですが、してやられました)


一宮町 長生郡 茂原市 不動産 賃貸 売買 土地管理 駐車場は (有)サンオフィス




『借金の底なし沼で知ったお金の味』

2009-03-07 21:59:17 | 読書・速読
『借金の底なし沼で知ったお金の味 25歳フリーター 借金1億2千万円 利息24%からの生還記』


著者の金森重喜さんは、東大法学部に入学するも、先物取引に引っかかり、あっという間に親から預かった1,000万円を溝に捨てる羽目に陥るのですが、
さらに損をした分を取り返そうとして、バイト先の社長から借金する事で、やがて借金は1億円以上になってしまいます。

1年で600万円の返済と、約1,000万円の遅延損害金を払う必要があるため、普通に働いては、まず返せません。
先物取引のため、自己破産も出来ません。
そこで一念発起して、起業をして成功する事で、なんとか借金地獄を終わらせる事が出来た、その記録です。

さすがに東大法学部卒だけあって、働きながら行政書士資格を取り、当時誰もやっていなかったFAXをDMとして活用することで、年収1億円を得た事など、目の付け所が違う事に驚かされます。

今は借金にも決着がつき、大家さんコンサルなどで有名な金森さんですが、借金に追われ、湿った布団の中で寝ていた時代があったのか・・・と感慨深くなりました。

ポイントとしては、この二つの考えが大変参考になりました。

「寝てしまえば何とかなる」
大きな問題があって、すぐに解決出来ない時は、とりあえず寝てしまう事。
すると寝ている間に、脳が解決策を考えてくれる。

「毒を以って毒を制す」
膨大な借金を返すためには、新たに事業資金を借金をして、その金で稼げば良い。今さら借金が少し増えたところで、大した問題では無い。
有害な物でも見方を変えれば、役に立つこと。

一宮町 長生郡 茂原市 不動産 賃貸 土地管理 駐車場は (有)サンオフィスへ^^





『反貧困』

2009-02-26 21:42:44 | 読書・速読
先日、一宮学園を卒園される卒業生の方を対象に、1人暮しに必要な事や社会に出る上で必要な事を話して欲しいと依頼され、つたない話をして来ました。

実感としては・・・大学のゼミの様な話をしてしまったかな、と反省
もう少し分かりやすく、そして楽しく伝えなくてはなりません

その時に湯浅誠著『反貧困』を、資料として引用したのですが、今の日本の貧困の仕組みや状況が、とにかく分かりやすく書いてあるので、経済が失速していく日本に住む、日本人の誰に取っても、読むことをお勧め出来る本です。

彼が取り上げている考えは、「溜め」という考えであり、それはお金のような形がある物もあれば、信頼出来て頼りになる人間関係(親・友人・恩師等)みたいに形が無いものもあります。

仮に失業やアクシデントがあった場合、この「溜め」がまさに「溜池」の様に、ショックを和らげてくれるので、お金がある人はそのお金を使って就職活動が出来るし、頼りになる人間関係があれば、仕事を紹介してもらったり出来る訳です。

この「溜め」は個人差がある訳であって、人によっては生まれつき、限りなく少ない方も当然います。

当然溜めが少ないからこそ、教育の機会からも排除されてしまい、当然大学にも進学出来ない。労働者の非正規化が進んだ後で、働き始めた若者にとって、正規雇用職につくことは難しいのが現実です。
そして、非正規雇用の多くは、失業保険に加入出来ていません。


そのため、非正規雇用で働き失業し、失業保険を受ける事が出来ない場合

そして生活保護を受けようと思っても「まだ若いんだから働けるはずだ」と追い返された場合

貯金が減ってくれば日雇いの仕事や労働条件の悪い仕事でも選ばざるを得なくなり、ネットカフェ難民、ホームレスになることも大いに有り得る。

すべり台を下るように、急速に落下してしまう。

人々が購買力を失い、社会が活力を失う事で、経済がさらに失調している、まさに今の日本そのものと思わざるを得ません。

最後に、引用を

「貧困が大量に生み出される社会は弱い。どれだけ大規模な軍事力を持っていようとも、どれだけ高いGDPを持っていようとも、決定的に弱い。そのような社会では、人間が人間らしく再生産されていかないからである。誰も弱いものイジメをする子どもを『強い子』とは思わないだろう。人間を再生産できない社会に『持続可能性』はない。私たちは、誰に対しても人間らしい労働と生活を保障できる、『強い社会』を目指すべきである」(反貧困 p209)

最近お気に入りのマンガ『ダブル・フェイス』

2009-01-09 21:29:45 | 読書・速読
先月ビッグコミックを読んでいて、面白かったのをきっかけに、たちまち全刊揃えてしまったのが、このダブル・フェイスというマンガです。

概要

裏社会に絶対的権力を持ち、表社会ではその身分を隠し金融会社の平社員として働く春居筆美=Dr.WHOOがさまざまなトリックを駆使し、善良な市民を救い悪人を懲らしめる、現代社会をテーマに描いた作品。

また、奇術をテーマにしているのもこの作品の特徴の一つである。Dr.WHOOはプロマジシャンでもあり、時として人を懲らしめるトリックに奇術的手法が用いられる等、要所要所で奇術に関する説明が織り込まれている。


あらすじ

街角の小さな街金融、月影ファイナンスに勤める春居筆美は、気弱で押しも弱く今日も取引相手にすら馬鹿にされるダメな営業平社員。手品好きがこうじて職場で下手な手品を披露しては上司には小突かれ、同僚にはからかわれ、挙句に新入女子社員には同情され…どうやら貧乏の子沢山で生活にも汲々としているらしい。

しかし、彼にはもう一つの顏があった。悪党にだまされ、苦しめられている弱者を救うため、得意の魔術を駆使し悪党に制裁を加える月影ファイナンス影のオーナーである魔術師、Dr.WHOOという名の、もう一つの顏が。


登場人物

Dr.WHOO(ドクター・フー)

この物語の主人公。善良な人が悪人等から受けた不利益を"不良債権"と呼び、法や司法では裁けない債権を回収すること、つまり加害者に仕置きをする活動を行っている。不利益に金銭的トラブルが含まれる場合、加害者から被害相当の金額を取り戻し被害者に還元することもある。それらの場合も含め、Dr.WHOOの主な仕置き方法は加害者に自業自得な恐ろしい幻=イリュージョンを見せることである。この幻はマジック的手法によって実現し、実際には起こりえないことを加害者に現実に起きていると思い込ませることができる。加害者にとって幻の中で起きたことは自身の罪から生じた帰結であり、その恐怖体験はトラウマとなり同じ罪を二度と犯すことができなくなる。
それ以外にも、現実的に起こりえないことをマジック的に実現する手法に長けており、自身の所属していた組織・黒淵機関ではかつて魔術師というコードネームで呼ばれていた。現在でも裏社会において黒淵機関の名とともにDr.WHOOは恐れられている。また、インターネット上では正義の味方としてDr.WHOOを呼ぶ方法が都市伝説的に流れている。
Dr.WHOOはこれらイリュージョンを実現させるための高度技術(錠開け、ツボの刺激を利用した対人用の催眠術、変装など)を数多く持っている。また、プロマジシャンとしての技術も持ち合わせており、実際にステージでマジックを演じることもある。

春居筆美(はるい ふでみ)

この物語の主人公。月影ファイナンスの営業平社員。背中まである長い髪をまとめ眼鏡をかけており、人のよさもあっていつも取り立てにしくじる、うだつの上がらぬ手品好きな男。表向きは既婚者で子供が3人いる。人並みな義侠心を持つもヘタレなためにトラブルに巻き込まれるとからっきしで、お人好しにも客の巻き込まれているトラブルに首を突っ込んでは自身もにっちもさっちもいなかくなることもしばしば。しかしその正体は、高度な奇術を操り、悪を眠らせない月影ファイナンス影のオーナーにして孤高のマジシャン、Dr.WHOO。彼の行動の真の目的は闇の中。また春居自身の生立ちにも、深い闇があるらしい。世の悪や不正を負債と捉え、その清算を行う。脱出マジックの巨匠ハリー・フーディーニをもじったものである様子。



こんな作品で、普段はうだつの上がらないダメ社員が、実は・・・という物。
取り上げられる犯罪事件も、実際の犯人?と思われる人が出てきたり、事件も耐震偽装事件、保険会社の保険金払い渋り事件などをテーマにしているために、リアリティーがあるのが特徴的です。

街の小金融屋が舞台なので、街金の裏事情などを知る事が出来たり、悪徳金融屋が焦げ付いている自分の客のリストを、闇金に売るなど、怖い話もあり・・・以前に読んだ『下流食い』を思い出しました。

街金の話も出てきて、なんとなく不動産屋にも似ている所があって、興味深く読んでいます。


一宮町 長生郡 茂原市 不動産 賃貸 土地管理 駐車場は (有)サンオフィスへ^^

1日30分を続けなさい

2008-09-23 22:08:31 | 読書・速読
と、自分で書いていて、実行しないのは無責任なので、1日30分は不動産の勉強や読書をするようにしています。

30分だけでも、速読の成果でそこそこのページを稼げるので、楽になりました

何事も、日々の積み重ねですね

一宮町 長生郡 茂原市 不動産 賃貸 土地管理は (有)サンオフィスへ ^^

酒と本

2008-09-08 21:11:35 | 読書・速読
人間だれしも、お酒を飲んでパーッと発散したい事もそれはあると思います。

私も楽しくお酒を飲むことは、大好きです。

ただ、それが現状から目を背けるたり、ただ寂しさを紛らわせる方法ならば、良い解決方法とは言えないと思います。

お酒をいくら飲んでも、最終的にはおしっこになってしまうのですから(食事中の方、ゴメンナサイ)

せめてお酒を買うお金の何分の一でも良いから、本に投資して欲しい。そんな事を思うことが、最近ありました。

本に投資すれば、すくなくともおしっこで排出される事はありませんし、知識の受け皿となります。

自分自身と、自分自身を取り巻く世界を客観的に、把握するのに役立つと思います。

結果として、問題解決をするための力になってくれるからです。

まあ役に立たない本や、読むべき本がズレている事もありますが…。

国際学力比較調査で、子どもの学力世界一と言われるフィンランドでは、15歳の子どもが図書館で本を借りる率が44%なのだそうです。

対して日本の15歳が図書館で本を借りるのは19%。トホホな現状としか言えません。

フィンランドは国を挙げての読解力強化に取り組んでいて、家庭での読み聞かせが盛んなので、こうした差が出ているらしいです。

一宮町 長生郡 茂原市 不動産 賃貸 土地・別荘管理 は (有)サンオフィスへ


不動産業崩壊

2008-07-11 23:23:28 | 読書・速読
以前一度読んだ本で、再度読み返している不動産業崩壊なのですが、街の不動産屋さんに焦点を当てて、賃貸管理に重きを置いて生き残りをかけていくかを熱く語っている興味深い本です。

引用~~

公共事業の減少の中で、ある建設会社は埋設管の清掃と補修事業に特化するなど差別化を計りました。
またある建設会社は、風力や水力を活用した小規模電力事業の開発に舵を切りました。小規模宅養老所の運営などの福祉事業や、農業関係への転換を目指している会社もあります。
 こうした建設会社の場合には、もちろんすべてがそうだとは言いませんが、その会社なりに関連する市場の状況を調査し、新たな技術を習得するための先行投資をし、社内での議論を尽くして、会社が打って一丸となり、新たな領域に挑戦しています。

 ところが、こうした新たな試みを、何一つ出来ない会社もあるのです。



「叩けよ、されば開かれん」「為せば成る、為さねばならぬ、何事も」
要するに、どんな状況下でも、新しい展開を求めて日ごろから努力を積み重ねてきた会社だけが、窮地においても新たな試みをする事が出来、そういう努力をしないできた会社は、時代の流れの中で没し去っていくという、じつに厳粛でリアルな事態に、私達は今直面しているような気がします。

~~引用終わり

不動産業にしても、業界や経済、人口の変化に晒されている訳であり、その中で弊社が生き残ってこれたのは、お客様や取引先に恵まれた事と、社長含めだれもがバブルの恩恵を受けていない事、高度情報化の流れに乗ることが出来た事が挙げられます。

今後人口が減少するのが目に見えている日本社会で、どのように街の不動産屋が生き残っていくのか、ひとつは専門性、もう一つは情報の公開がキーワードになると思います。

さ、勉強、勉強!