昨日アップしたこの記事ですが、コピペが重複していました。先ほど気がついて訂正しましたので、改めてアップします。
このブログで、藤木直人氏関連カテゴリー以外では一番アップしているのがおやこ劇場のカテゴリーになっていると思います。
どちらも、私にとっては大切な存在。いろいろとあった時に、この2つのカテゴリーがあったおかげで何とかここまで来られていると思うほど。
そんなおやこ劇場については、一部のネットやSNSなどでは誤解や風評被害も少なくないようですが…決してカルトな活動をしているわけではありません。また、このブログにいろいろな活動の様子をアップしているのは、広報的な意味はありますが、どちらかと言えば自分自身の覚書の意味のほうが強いです。
そんなおやこ劇場の意味、思っていることを見事に開設された記事を発見しました。
こどもまなびラボ
リンク貼りましたが、後に読めなくなってしまうと思われるので、以下に一部を引用させていただきます。
演劇鑑賞が子どもにもたらすメリットについて。
■1. 様々な感情を体験し、感情表現が豊かになる
演劇を鑑賞すると、感情が揺さぶられる体験をすることができます。舞台上の人物に感情移入したりストーリーに引き込まれたりして、心が大きく動かされるのです。現代演劇の振興事業を行なう日本劇団協議会が次のように解説しています。
演劇を鑑賞すると、鑑賞者はその物語を通じて、感情が揺さぶられる。これは、日常で体験するコミュニケーション内でより、ダイナミックな感情の動きである。一方であくまでも疑似体験であるため、ある意味安全に様々な感情が抽象的に体験される。
(引用元:公益社団法人日本劇団協議会|「芸術団体における社会包摂活動の調査研究」報告書)
演劇で見る世界は、あくまでも疑似的なもの。そのため、戦争のように実際には体験できない/したくないような出来事による感情変化など、様々な感情を体験することができるのです。
演劇が鑑賞者の感情にもたらす効果は脳科学的にも認められており、認知症治療の現場では「演劇情動療法」という形で実際に役立てられています。認知症患者は、演劇鑑賞によって感動する(=情動機能を刺激される)と、表情が豊かになったり会話が増えたりして情動機能が回復するほか、認知機能の回復にもつながっていくのだそう。
この療法自体は、認知症患者のために実践されているものではありますが、演劇鑑賞が情動機能を活性化することは事実。演劇鑑賞は、子どもの感受性、感情表現にも良い影響をもたらすと見てよいはずです。
■2. 共感する力、社会性が育まれる
演劇鑑賞には、子どもの共感性、社会性を育む効果があります。東海3県を中心に学校公演をはじめ多数の子ども向け演劇を展開する「劇団うりんこ」は、演劇鑑賞が子どもにもたらす効果について次のように述べています。
(学校でつけられる成績は)弱いものを助けることができるかとか、美しいものに感動できるかとか、不正義を怒ることができるかとか、人の身になれるかどうかなど、世の中へ出てから一番必要な力は、誰も計っていません。そしてそういうものを養うことができるのが芸術、なかんずく演劇なのです。
演劇は関係の芸術です。人開がどのような人間関係の中でどのように変化するかを、舞台上に見続ける中で、舞台に自分や自分を囲む人間関係を投影させて見ることになります。ぼくみたいだ。ぼくだったらああはしない。よせ、やめろ。よくやるなあ。等々、さまざまな内なる言葉とともに、子どもの中に思いが生まれます。
(引用元:劇団うりんこ|学校で演劇を上演することの意味)カッコ内は編集部にて補った
子どもたちは演劇を鑑賞することにより、人とのかかわり方、自分の意見の持ち方などを考えることができます。演劇鑑賞は、学力としては測ることのできない共感力や社会性などを養うことができる絶好の機会なのです。
■3. 家族間のコミュニケーションが促進される
演劇鑑賞には、家族とのコミュニケーションを促進する効果もあります。
子どもと芸術文化などが専門の古賀弥生・九州産業大学教授が、子ども向け演劇を鑑賞した0~5歳の乳幼児とその親を対象に、演劇鑑賞により子どもおよび親子間にどのような変化が見られたかを研究しました。それによると、演劇鑑賞をした子どもには、公演の感想を親と話し合う、劇中の歌や手遊びなどを再現し親と遊ぶ、同行しなかった家族に公演の様子を話す、といったように、演劇鑑賞をきっかけとしたコミュニケーションをとる傾向が見られたのだそう。
演劇鑑賞は、家族間のコミュニケーションをより豊かにするツールだとも言えそうです。
(中略)
実は、演劇鑑賞の効果は赤ちゃんでも得ることができるのです。
上述の古賀教授の研究によれば、演劇鑑賞をした0~5歳の子どものうち、公演中に「集中して見る」「笑う」「身体を動かす・行動する」といった好反応を見せた子どもの割合は、0歳児において最も多かったのだそう。また、展覧会やコンサートなどを含む芸術体験を過去にしたことがない子どもでも、演劇鑑賞においてはじゅうぶん好反応が見られたほか、公演後の親子間のコミュニケーションは0歳児においても見られたのだとか。
別の観点からも説明しましょう。子どもの自主性を育む教育法として知られるモンテッソーリ教育では、特定のことに強い感受性が現れる「敏感期」という考え方があります。乳幼児期の6歳くらいまでは、五感が著しく発達する「感覚の敏感期」。この時期に本物の芸術に触れさせることで、子どもの様々な感覚・感性が磨かれるのだそう。舞台芸術は、演じている人の迫力や客席に響き渡る音、周囲の観客の反応など、五感を刺激するものであり、感覚の敏感期にはぴったりです。
「うちの子どもはまだ幼いから」と演劇鑑賞を敬遠するのは、とてももったいないことだと言えるでしょう。
大変長くなりました。この記事を読んで本当に嬉しい気持ちになりました。こどもまなびラボさん、本当にありがとうございました!
このブログで、藤木直人氏関連カテゴリー以外では一番アップしているのがおやこ劇場のカテゴリーになっていると思います。
どちらも、私にとっては大切な存在。いろいろとあった時に、この2つのカテゴリーがあったおかげで何とかここまで来られていると思うほど。
そんなおやこ劇場については、一部のネットやSNSなどでは誤解や風評被害も少なくないようですが…決してカルトな活動をしているわけではありません。また、このブログにいろいろな活動の様子をアップしているのは、広報的な意味はありますが、どちらかと言えば自分自身の覚書の意味のほうが強いです。
そんなおやこ劇場の意味、思っていることを見事に開設された記事を発見しました。
こどもまなびラボ
リンク貼りましたが、後に読めなくなってしまうと思われるので、以下に一部を引用させていただきます。
演劇鑑賞が子どもにもたらすメリットについて。
■1. 様々な感情を体験し、感情表現が豊かになる
演劇を鑑賞すると、感情が揺さぶられる体験をすることができます。舞台上の人物に感情移入したりストーリーに引き込まれたりして、心が大きく動かされるのです。現代演劇の振興事業を行なう日本劇団協議会が次のように解説しています。
演劇を鑑賞すると、鑑賞者はその物語を通じて、感情が揺さぶられる。これは、日常で体験するコミュニケーション内でより、ダイナミックな感情の動きである。一方であくまでも疑似体験であるため、ある意味安全に様々な感情が抽象的に体験される。
(引用元:公益社団法人日本劇団協議会|「芸術団体における社会包摂活動の調査研究」報告書)
演劇で見る世界は、あくまでも疑似的なもの。そのため、戦争のように実際には体験できない/したくないような出来事による感情変化など、様々な感情を体験することができるのです。
演劇が鑑賞者の感情にもたらす効果は脳科学的にも認められており、認知症治療の現場では「演劇情動療法」という形で実際に役立てられています。認知症患者は、演劇鑑賞によって感動する(=情動機能を刺激される)と、表情が豊かになったり会話が増えたりして情動機能が回復するほか、認知機能の回復にもつながっていくのだそう。
この療法自体は、認知症患者のために実践されているものではありますが、演劇鑑賞が情動機能を活性化することは事実。演劇鑑賞は、子どもの感受性、感情表現にも良い影響をもたらすと見てよいはずです。
■2. 共感する力、社会性が育まれる
演劇鑑賞には、子どもの共感性、社会性を育む効果があります。東海3県を中心に学校公演をはじめ多数の子ども向け演劇を展開する「劇団うりんこ」は、演劇鑑賞が子どもにもたらす効果について次のように述べています。
(学校でつけられる成績は)弱いものを助けることができるかとか、美しいものに感動できるかとか、不正義を怒ることができるかとか、人の身になれるかどうかなど、世の中へ出てから一番必要な力は、誰も計っていません。そしてそういうものを養うことができるのが芸術、なかんずく演劇なのです。
演劇は関係の芸術です。人開がどのような人間関係の中でどのように変化するかを、舞台上に見続ける中で、舞台に自分や自分を囲む人間関係を投影させて見ることになります。ぼくみたいだ。ぼくだったらああはしない。よせ、やめろ。よくやるなあ。等々、さまざまな内なる言葉とともに、子どもの中に思いが生まれます。
(引用元:劇団うりんこ|学校で演劇を上演することの意味)カッコ内は編集部にて補った
子どもたちは演劇を鑑賞することにより、人とのかかわり方、自分の意見の持ち方などを考えることができます。演劇鑑賞は、学力としては測ることのできない共感力や社会性などを養うことができる絶好の機会なのです。
■3. 家族間のコミュニケーションが促進される
演劇鑑賞には、家族とのコミュニケーションを促進する効果もあります。
子どもと芸術文化などが専門の古賀弥生・九州産業大学教授が、子ども向け演劇を鑑賞した0~5歳の乳幼児とその親を対象に、演劇鑑賞により子どもおよび親子間にどのような変化が見られたかを研究しました。それによると、演劇鑑賞をした子どもには、公演の感想を親と話し合う、劇中の歌や手遊びなどを再現し親と遊ぶ、同行しなかった家族に公演の様子を話す、といったように、演劇鑑賞をきっかけとしたコミュニケーションをとる傾向が見られたのだそう。
演劇鑑賞は、家族間のコミュニケーションをより豊かにするツールだとも言えそうです。
(中略)
実は、演劇鑑賞の効果は赤ちゃんでも得ることができるのです。
上述の古賀教授の研究によれば、演劇鑑賞をした0~5歳の子どものうち、公演中に「集中して見る」「笑う」「身体を動かす・行動する」といった好反応を見せた子どもの割合は、0歳児において最も多かったのだそう。また、展覧会やコンサートなどを含む芸術体験を過去にしたことがない子どもでも、演劇鑑賞においてはじゅうぶん好反応が見られたほか、公演後の親子間のコミュニケーションは0歳児においても見られたのだとか。
別の観点からも説明しましょう。子どもの自主性を育む教育法として知られるモンテッソーリ教育では、特定のことに強い感受性が現れる「敏感期」という考え方があります。乳幼児期の6歳くらいまでは、五感が著しく発達する「感覚の敏感期」。この時期に本物の芸術に触れさせることで、子どもの様々な感覚・感性が磨かれるのだそう。舞台芸術は、演じている人の迫力や客席に響き渡る音、周囲の観客の反応など、五感を刺激するものであり、感覚の敏感期にはぴったりです。
「うちの子どもはまだ幼いから」と演劇鑑賞を敬遠するのは、とてももったいないことだと言えるでしょう。
大変長くなりました。この記事を読んで本当に嬉しい気持ちになりました。こどもまなびラボさん、本当にありがとうございました!