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「1リットルの涙」の話8

2005年11月30日 13時21分36秒 | 2005年10月期ドラマ

1リットルの涙第8話~1リットルの涙~(視聴率15.4%、平均14.5%)を観ました。

「どうしちゃったの麻生くん。まるでいい人みたい!」
それは可哀想だろう。今回の麻生くんは結構いい人だぞ!

少しずつ亜也が学校に居れない状況になってきます。
それは学校でも、家の中でも…。亜也の母は亜也の学校生活をサポートしようと、仕事を辞める事を考えます。
亜也の父も店の仕事以外に空いている時間を利用して働き出します。
妹の亜湖は亜也と同じ東高に入って移動などをサポートする事を亜也に話します。
そして学校ではクラスメイト達が亜也への不満を口にします。

「お前らズルイよ!あいつの前ではいい人のフリして親切にしてあいつが何度もゴメンねって言っても平気、平気って繰り返してあいつが居ない時にこんな話して、本当は迷惑でしたなんてズルイよ!」
「やだったら元々親切になんかすんなよ!面倒だ、困ってる、疲れるってあいつの前で言えよ!そしたら、あいつきっと分かったよ。助けて貰わなくて済む方法だって考えたよ。」
「お前もだよ!なんであいつより先に親に話すんだよ!毎日、直接、顔を会わしているあいつに何で話し聞いてやんねーんだよ!外堀埋めて追い込むような真似すんなよ!先生があいつとちゃんと向き合ってたら、あいつだってきっと自分で・・・」

麻生くんの言葉は、多くの視聴者の言葉でしょう。(以前は亜湖ちゃんが、今回は麻生くんが言いたい事を代弁してくれてホッとしました。このままではストレスがたまってしまって・・・!)
前にも書きましたが、この場合一番悪いのは教師であり、学校であり、それを管理する公共機関だと思います。
生徒全体の事を考えつつ、障害者の社会参加に向けて全力を尽くすのが、公務員の義務であり、教育者の正しい姿勢なのではないでしょうか?
生徒や障害者の家族に移動等を任せるなんてもっての他、学校内の安全を教師が守らないでどうするのでしょう。

実際の亜也さんの話には麻生くんは居ないんだよね!

彼ら、彼女達は自分達のクラスメイトをこういう形で追い出したとして、いずれ後悔するとは考えないのだろうか?
何年も経って卒業アルバムを開いた時の事を思わないのだろうか?
確かに麻生くんの言うように実際には何も出来ないのだろうけど、それでも考える事は沢山あるのでは無いだろうか?

実際にこういう話があるかどうかは分からないが、無い事を祈りたい!
そして、今現在このドラマを観ているであろう亜也と同い歳位の皆さんへ、麻生くんのように皆さんのクラスに居るかもしれない”亜也”さんの味方になってあげて欲しいです。

亜也のことを思ってくれている人の為に、愛する人達の為に亜也は養護学校へ行く事を決意します。
泣いて、泣いて、1リットルの涙を流して到った結論です。

主題歌「Only Human」K.   挿入歌「粉雪」レミオロメン

追記:しかし、思いっきり無理な粉雪降らせていましたね。あれじゃあ、挿入歌の「粉雪」流す為としか思えないぞ!

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第7話~私のいる場所~
第6話~心ない視線~
第5話~障害者手帳~
第4話~二人の孤独~
第3話~病気はどうして私を選んだの~
第2話~15才、忍びよる病魔~
第1話~ある青春の始まり~
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1 コメント

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はじめまして (じまぁ)
2005-12-01 15:02:19
はじめまして。TBありがとうございます。



学校に対する怒り、同感です。

私自身障害者で、中学生の頃寝たきりだったために

養護学校にすら入学拒否をされているので、

学校のこのような対応を見るとフィクションとは言え

憤りを感じてしまうのですが、今の時代そのような事が

起こっていないことをただ願いたいです。



今後ともよろしくお願いいたします。

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