菅井の長岡高専ブログ

長岡高専とその寮・高志寮でのできごとなど。
写真も載せていきます。

英語について その1

2007-03-18 15:53:00 | 高専生活
英語には他の学生よりも深く関わっていたと
思うので、一筆書いておきたいと思います。


「高専生は英語が苦手だから仕方ない」
英語の試験返却時によく聞く言い訳です。

多くの高専生の英語に対するモチベーションはあまり高くなく、
「高専生は英語が苦手」とよく言われます。
寮の風呂でも、4年生が
「英語って将来何に使うかわかんねーよな」
と話しているのを聞いた事があります。


そこで、まずは英語を使う例を挙げてみたいと思います。

まずは編入試験。ほぼ全ての大学で英語の試験があります。
比較的多いのは長文読解の問題で、英作文もよく出題されます。

就職の場合も、面接時に
「将来、英語だけは使うからちゃんと勉強しておいて」
と言われたという学生が少なからずいました。
(英語「だけ」って…。)
就職しても英語からは逃れられない訳です。

某大手メーカー工場の社員の方から聞いた話では、
昇進試験の受験資格がTOEIC何点以上、となっているそうです。
つまり、英語ができなければ昇進試験を受けるはできない訳です…。
社会は厳しい。

また、長岡技科大の留学生が多い某研究室では、
研究室内の日常会話は英語と日本語で行われます。
長岡技大に編入した場合、3年の秋には研究室に配属されるので、
高専を出て半年もすれば英語で会話することになります。

他にも、卒研での論文を読むためだったり、
専攻科も修了するためにはTOEIC400点必要だったりします。
言わずもがな、進級するためには英語の単位を落とす訳には
いかないわけで。

上に挙げたのはほんの一例ですが、
「高専生は英語が苦手だから」と言っていても
世の中は待ってくれないわけです。


少し厳しい事を書きましたが、
昔、高専で教官をしていた某先生によると、
「英語の時間数が少ない割に良くやっている」
だそうです。
高専は、専門教科重視のカリキュラムを組んでいるために、
どうしても英語の授業時間が少なくなってしまうそうです。
まあ、良くやっているかどうかはその人の基準によるので
何とも言えませんが…。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿