世界は辺境から変わる?
破局への道程は、善意で敷き詰められている。
忘却の果てに沈殿した記憶から辺境は動き出す。
 



滋賀県三井寺合宿の帰り道。 学生時代のある夏の日↑ 真ん中σ(^^) 辺境


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日本で最初?のギグ開催(3)
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前回までの話
日本で最初?のギグ開催(1)
日本で最初?のギグ開催(2)

ビデとは、その後も時々、千本中立売の例の喫茶店?で会っていた。
ビデは自宅のガレージで定期コンサートを開いて、独自の表現活動を展開していた。
しかし、ガレージということで、お客さんもたくさん入ることが出来ない。
それで、なんかこうドカンと一発やりたいなぁ!とアホな夢物語を話していた。

そんな折、たまたま、私が大学祭の委員長になり、学内に特設ステージを設置して
ドデカイことをやろうじゃないか!という企画が実行委員から持ち上がった。

話は、大学構内のメインストリートのど真ん中に大型の特設ステージを設営し、
昼から夜まで野外コンサートをするという。結果、それで決まった。
話の進み具合がイマイチ把握できないが、私が細かいことに口を挟んでもしゃ~ない。
問題は大学の敷地に隣接する冷泉家から騒音のクレームが入らないようにするだけ。

ともあれ、前夜祭を含め3日間にわたるステージの出演バンドを決めなければならない。
それも昼の部と夜の部があるので、かなりのバンド数が必要なんでは?
と心配したが、実行委員に聞くと「売るほど出演バンドはある」とのこと。

そこで早速、ビデに会って「出たい?」と聞くと当然「出たい!」と二つ返事。
もう一人、同じゼミにいた軽音楽部のJAZZトランペッターに「出たい?」と聞くと、
「出てもいいの?」と聞いてきた。
よし、2バンド決定。一番メインの夜の部に出演してもらおうと心に決めた。
翌日、大学祭の企画メンバーにコレとコレ出演お願いね。と頼んでおいた。
バンド名を言っただけで、音楽の系統とかメンバー構成とかは何も聞かれなかった
ような気がする。おおらかな連中で良かった。

とにもかくにも大学祭という大きなイベントは、委員長が走り回って運営するという
ものではない、たくさんの実行委員や事務局がすべて運営をやってくれるのである。
それに私のいた大学は、大学祭が10月から始まり11月の末まで続く長丁場であった。
一応、授業のないお祭り状態は11月末の3日間ではあったが。

だから、委員長がやることといえばたかが知れている。
やることといえば、9月初の大学祭説明会でテキ屋の総元締めとして一発ブチかます
こと。それで、ほぼお役目終了である。
あとは、大学祭パンフレットに載せる難解不可解な作文を書いてお終いである。
たまたまNHKから大学祭実行委員長座談会に出席してよと連絡が入った。
企画を考えたのは作曲家黛敏郎の息子黛りんたろう(当時NHK職員)だったが、彼と
大喧嘩して企画そのものがボツになってしまった。
ちなみに前年の委員長は平凡パンチに出ていた。

で、一発ブチかますとはこういうことである。
大学祭に参加したいサークルはたくさんある。数にして800ぐらいであろうか。
それにも関わらず、出店場所には限りがあるので、2/3ぐらいのサークルは参加でき
ないのである。大学祭で活動資金を稼ごうとする希望者にとって死活問題である。
当然、出店にあたっては、昔から馴染みのサークルを優先させるわけであり、泡沫
サークルは排除する。金儲けを考えているところなどもってのほかである。
しかし、排除される方はたまったものではないから、コトは大人しくスンナリと運ぶ
わけがない。会場の学内で一番大きい階段教室は超満員となり、緊張感が走る。
大学祭説明会とは聞こえが良いが、その実態は野次と罵声の大衆団交となる。
それで、株主総会のように、騒然とした会場の中で、予め用意した威圧的集団が叫ぶ
「異議なし」の声を頼りに、私は強引かつ恫喝まがいに議事を進めたのである。

辺境「大学移転に反対声明を発しない団体の参加は認めない!」
威圧「異議な~し!!」の大合唱 「よ~し!!その通りだ!!」
泡沫「なんだとう!それは思想統制だ!」「大学祭の私物化だ!」「ファシスト!」
威圧「ナンセンス!!」の大合唱 「おい、コッチ出て来い!!」「民青かお前!」
辺境「それでは、異議なしということで、方針は決定しました。これにて解散!」

まあ、そういう人の苦労も知らずに、ビデは大学祭に出演できると大喜びで練習に励
んでいた。
そして、例の女子高校生達も期待に胸を膨らませていた。

日本で最初?のギグ開催は、まだまだ先の話であるが、今にして思えば、この大学祭
の野外コンサート成功を踏み台にして勝ち取った企画だったような気がする。

手元に実行委員会みんなで作った第102回大学祭のパンフレットがある。
それを見ると、
大学祭テーマ『冥暗の街路 非望への連弾』とある。委員長してた本人が言うのも
変であるが、ハッキリ言ってなんのこっちゃ?

また、テーマにアプローチするタイトルがふたつあり
『肉、あるいは停止原基-彼女の独身者によって裸にされた花嫁さえも-』
『堕胎の季節に認知を求めて』とある。後者は私が考えたタイトル。
このふたつの方が解りやすい?

野外コンサートとは別に学生会館ホールでのイベントは、
『楳図かずお&ハルオフォン&だれがカバやねんロックンロールショー』
『フリージャズ 日野明+詩人吉増剛造+HA・U・O』
『JAZZ ズート・シムズ』となっている。

しかし、大学祭の準備がちゃくちゃくと進んでいるのとは裏腹に、私は10月半ばか
ら東京に逃亡していた。

つづく・・・・

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久し振りにダイエットの原稿作成に向け資料を読み漁った。
一応、原稿を書く前に理論武装というか充電が必要。それから放電しつつ原稿を書き
出す段取りになる。
そんでもって放電した後は、果てた・・・・となる。

さて、メタボな私がダイエットの原稿を書いているなどちっとも知らないで、若い女
性が「ガ~ン」とショックを受けるのかと思うと、何やら申し訳無いような気がする。
率先垂範という言葉があるが、この際、それは脇に置いておこう。

さて問題は、「食物繊維とカルシウム」の摂取量が全くもって足りんということ。
それも15歳から29歳の女性がである。
15歳から29歳の男性も同様であるが、あえてこれは放置。

まずカルシウムは、高校生になると「不味くて太る牛乳よさようなら!」という訳で、
いきなり摂取量が不足する。
結果、お若くして骨年齢が70歳という隠れ老人が発生する。

次に食物繊維は、15歳から29歳の女性の摂取量が極端に低く、目標値の60%
しか摂取されていない。その結果、
●「停滞腸」(排便を促す腸の運動が弱くなる)
●「ヨゴレ腸」(老廃物や毒素が溜まった腸) が多くなっている。
単純に便秘という症状だけで判断できない、隠れ便秘という恐ろしいカラダになって
いる。
外見上はお美しいのに、おしいことをしました。ということになる。
若さを長持ちさせる馬力が圧倒的に不足しちゃうわけである。
例えて言えば、自民党の片山さつきみたいに醜悪になってしまう。
(この具体例が一番説得力があるかも)

ほんじゃ~、どうすればいいの?ということで、食物繊維の効果効能がダ~ンと登場。

コンセプトはこんなもんかいな↓

「単に、自然なカタチで便秘を解消するというのも大切ですが、
 一歩進んで食物繊維で腸をキレイにしましょう!
『停滞腸』や『ヨゴレ腸』を解消し、より深いところから若返りましょう!」

イメージとしては、食物繊維の「毛玉」のようなものが、カラダの中を通っていって、
腸の中をお掃除しつつ、老廃物を吸着し、尚且つ腸の運動を刺激し、お外に出て行く。

これで、腸内の善玉菌が増殖。便秘が予防。コレステロールの吸収が抑制。
血糖値が抑制。糖尿病が予防。動脈硬化が予防。大腸がんが予防。
いいことばっかり、ファイバー天国。腸がキレイで超キレイ!

まぁ、こんなもんだろう!
最後の方は、かなりオヤジしていて気になるが、
後は、広告代理店にクリエイティブしてもらいましょう。

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横浜マリンタワーからの眺め↑

毎日毎日、社保庁問題が新聞・TV・週刊誌・WEBで取り上げられている。
社保庁の呆れた実態が暴露されるたびに自民党はオロオロしている。
はたまた安倍が言い訳をするたびに人間の器の小ささが露呈され、哀れが漂う。

それに輪をかけてアワレなのが大村ひであき。
大村ひであきという自民党議員がTV番組に出演して、安倍の援護射撃をしているの
だが、これがまるっきり貧相なお笑いでしかない。
本人は得意になって援護射撃しているつもりなんだろうが、もう誰か止めてやれと言
いたくなる。
はっきり言って、援護したつもりの弾は確実に安倍の背中に命中している。

それで、社保庁である。
何年か前に会社を辞めてプ~太郎になった時、厚生年金のことで心配になった。
噂によれば、かけた年数が1カ月でも不足していると、老後にいただく権利が無くなる
と聞いていたからだ。
しかし、昼間から公園に散歩して呑んだくれてる生活が楽しくて、すっかりその心配
を放置してしまっていた。

昨年の6月に突如その心配を思い出し、社保庁に電話した。
辺境「厚生年金番号・・・・の辺境です。年金をもらう権利はありますか?」
社保「はいはい、丁度300カ月でプ~太郎になられましたので大丈夫です」
辺境「あらま、そうですか?で、それって証明書を発行してくれるの?」
社保「はぁ?なんですか?証明書?社保庁を信用できないのですか?」
辺境「はぁ?なんですか?社保庁を誰が信用してるのですか?」
社保「そういう証明書というのはございません」

というくだらないやりとりが少し続き、とうとう伝家の宝刀を出さざるを得なくなっ
てしまった。
辺境「お前じゃ話になんねえんだよ!上のモン出せ!ボケっ!」

ということで、結果、自宅に社保庁の課長2名が『証明書』を持ってやってきた。
ついでに窓口担当者の非礼を謝罪した。
こいつらヒマに違いない。と思いつつ、『証明書』なるものの内容を確認し、
この機会にと国民年金のことで、続けるべきか、やめちゃうべきか聞いてみた。
聞くだけ野暮な質問ではあるが、掛けただけお得かどうかを確認してみたかった。
当然、社保庁の回答は「お得です」だった。

しかし、厚生年金だが、いつのお給料で老後の年金額を計算するのだろうか?
年金シミュレーションをみると60歳停年だと37歳の時の月給をインプットしろと
なっている。
37歳の時は、月給は低く、ボーナスはたくさんで厚生年金の月額支払額を少なくし
ていた時である。これって損するの?
また60歳停年でなく、早くしてプ~太郎の場合はどうなるの?
こっそり教えて社会保険労務士様



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会議がえんえんと続き、そして終らない。何故か?
常識が通用しないから。

あのね、イロハから言わないと理解できないのですか?
みんなね、ココに集まっている人たちはねヒマで会議室に集まったのと違うのよ。
だからね、会社の内容とかね、売上実績とかね、得意先別の売上とかね、
教えてもらわないと、この先、企画を考えろといわれてもね出来ないでしょう。
小学生が夏休みの絵日記書くように、事業計画をつくるわけにはいかないのだよ~。

あんたもね、社長なんだから、そこんとこシッカリしてもらわないとね、
聞いてますか? 目標だけ言ってね、それを達成しろと言うだけなら、
セキセイインコだって社長やりまっせ。

だいたいコチラが要求した資料をとりに会議室から出て行ったまま、どこに行ってたの?
社長がいない間も会議続けてましたけれど、そっちはスコンスコンと進んでいましたよ。
しかし、あんたの問題に立ち入ったとたん、各駅停車どころか運休ですよ、飛び込み
自殺ですよ。
もうね、ワタシャね、介護のコムスンしてるわけじゃないすからね。
はたまた、お風呂嫌いな子どもを入浴させに手を引いてるわけじゃないのだから、
いい加減、常識に目覚めてオクレ。

ということで、昼寝ができなかった。

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ミートホープの社員は今月末で解雇とか?
この間、北海道苫小牧市の食肉加工メーカーの偽装問題で、またもや食の安全が
話題になっている。

思いおこせば、雪印事件を発端に食の安全が騒がれて、その後何年間は「おいしさ」
よりも「安全」が重視されてきた。
騒ぎも風化してきた昨今は業界的には「おいしさ」に重点を置いた風潮になってきて
いた。しかし、その矢先に今回の事件である。
またぞや「安心と安全」に重点を置いた方向に逆戻りしそうである。

さて、今回の事件であるが、マスコミインタビューの席上、社長の長男が、
「社長、本当のことを言いましょうよ」と発言した。
それで、あやふやな答弁に終始していた社長も観念したのか、本当のことを喋りだした。
それからである、もう社長の「本当のことを喋る」は止まらない。
ついには「消費者にも問題がある」発言に行き着き、またぞやマスコミの十字砲火を
浴びるハメになった。

しかし、マスコミの追求も短絡的過ぎる。
社長が本当のことを喋りだしたのだから、しばらくは余裕を持って喋り続けさせれば
良かったのではないだろうか?
へたに発言する度にバッシングするから、知恵をつけさせてしまった。
それゆえ、ある沸点まで達しようとしていた問題の本質暴露が、逆に隠蔽されつつあ
るかのようで、消化不良を起こしている。

本質的問題は、まず農水省の管理のズサンさ。もうひとつが消費者の問題。

消費者の問題というのは、問題のすり替えに違いないが、「冷凍食品5割引セール」
には大きな問題が隠されているのだと思う。

いつから始まったのか知らないが、多くのスーパーで「冷凍食品5割引セール」が、
集客の目玉になっている。
冷凍食品業界としては、ことがココまで進展している限り、時計の針を元に戻すこと
は不可能に近い。
要するに、まともな商売では利益が出ない構造的問題に到達しているわけだ。

私自身、「冷凍食品5割引セール」は大好きである。
ニッスイの「冷凍ちゃんぽん」が170円ぐらいで買える。あんなおいしいものが170円。
本当に申し訳無い!と思いつつたくさん買い込む。
ついでにハッシュドポテト、ハンバーグ、冷凍うどん・・・・本当に申し訳無い!

少し考えてみれば、これは異常である。
「冷凍食品5割引セール」以外の日に冷凍食品を買う人はいなくなる。
週に1日だけ、冷凍食品のコーナーが賑わい、その他の日は閑古鳥。
こういう売場で利益を出せる商品があったら、お目にかかりたい。

だからミートホープの社長にもっと言いたいことを言わせたらいい。
かなりの真実が暴露されるに違いない。
とりもなおさず本当に消費者にとって利益になる情報を彼から言ってもらうことの方が、
寄って集って首謀者を踏みつけにし、醜悪な視聴率稼ぎに血道をあげるよりは遥かに
価値がある。
そんでもって私は言いたい「社長を出せ!イトーヨーカドー」

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外国のホテルでクラッシュドアイスのマルガリータを注文したら、↑
シュッレドチーズをのせたマルガリータが出てきた。誰がこんなもん飲めるねん。


「辺境さん、こういうキャンペーン企画があるのですが、景表法は大丈夫ですか?」
という電話が代理店からよくかかってくる。
もうね、勉強してよ。何度も教えたでしょう。と思いつつ、話を聞いてみると、
電話の主は基本的問題ではなく、応用問題で悩んでいることが多い。
もうね、応用問題の場合はね、ボクにではなく公正取引委員会に電話して確認してよ。
何故なら、ボクがそうしているから。だから直接電話してくれた方が、話がわかりやすい
と思うよ。と喉元まで出かかっている言葉を飲み込み話を聞く。
代理店担当者は公正取引委員会に電話してボロを出したくないから、ボクに電話して
きているに違いない。クゥ~優しさがこみ上げてきてシンドイ話。

「景表法」正式には「不当景品類及び不当表示防止法」といって消費者キャンペーン
の景品やオマケ、はたまたインチキ広告を取り締まる法律である。

例えば、クイズに答えて〇〇〇プレゼントの場合、景品の上限金額は青天井である。
昔は1000万円が上限であったが、1年程前にその上限が撤廃されて「もうどうにでも
勝手にして」という無政府状態になった。
だからマンション1軒プレゼントだって、ドバイの高級ホテルで貸切ドンチャン騒ぎ
プレゼントだって可能である。
但しこれはクイズに答えてという形式(オープン懸賞という)のみ。

次に、取引に付随するキャンペーン。平たく言えば、ケチャップを買ってバーコード
を送ると抽選でケチャッピーのむいぐるみプレゼント。という感じのキャンペーン。
商品を買わないと応募できないキャンペーンのこと。
こういうキャンペーンをクローズド懸賞というのだが、これは応募条件の20倍が景
品の上限金額となる。例えばバーコード3枚=600円相当分が応募条件だと、その20
倍の12000円が景品の最高金額である。
但し、応募条件が5000円以上はどれだけ商品が高額であっても、景品の最高額は10
万円までになっている。

もうひとつ「総付け景品」というのもある。
業界では「ベタ付けプレミアム」(略称ベタプレ)と呼んでいるが、ペットボトル
の首に引っ掛けてあるオマケのように商品に付けてあるオマケのことだ。
これは、今年の3月から1000円以下の商品は200円のオマケまで。1000円以上は、
取引価格の2/10までと改正された。
それまでは、その半分の金額までだったので、いきなり2倍に引き上げられた。

一時期、アルバイトを動員して、首都圏や関西のスーパーに取り付けてある
応募ハガキを定期的に軒並みかき集めたことがある。
それを、オープン懸賞とクローズド懸賞に仕訳して分析すると、ちょくちょく景表法
違反が見つかった。
よくあるのは、クイズの答えが難しいか、お店に行かなければ答えが解らないという
オープン懸賞。この手のクイズは、百人中百人が答えられなければならない。
それもお店や売場に行かなくても簡単に答えが解るものでなければならない。

次に良くあるのが誤植で、本来は「厳正な抽選を行い賞品の発送をもって発表にかえ
させていただきます」と表記すべきところを、「厳選な抽選を行い商品の発表をもって
発送にかえさせていただきます」という間違い表記。
ここまでひどいのは極端な例だが、「厳選」と「商品」の誤植はよくある。
これは景表法違反というより間抜けの部類に違いない。
しかし「厳選な抽選」というのは誤植で済まされないような気がする。

景表法違反をすると公正取引委員会から「排除命令」が出て、HPに掲載される。
趣味として公取のHPを見て、排除命令が出た企業を見るのも楽しい。
間抜けのレッテルを貼られて営業している企業の一覧表のようなものである。

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善福寺公園↑

ヤフージャパンから株主通信が届いた。

なんじゃらほいと、その冊子を開けてみると、まずはヤフーとはなんぞや?とある。
"Yet Another Hierarchical Officious Oracle"(もう1つの階層的で非公式な信託)
の略といわれていますが、そうではなく「人の形をした野蛮の象徴」です。
と呑気なことを冒頭からほざいている。
そんなことはええから、株価を上げる努力をしろとツッコミを入れる。

次の頁をめくると株主の皆様へという井上社長と日経CNBCキャスター江連裕子の対談。
2006年の広告市場媒体別内訳が載っている。電通調べをそのまま引用であるが、
その内容は、
・テレビ  2.01兆円
・新聞   0.99兆円
・雑誌   0.38兆円
・インターネット 0.36兆円
・ラジオ  0.17兆円
・販売促進広告 2.00兆円(交通広告・看板・セールスプロモーション・景品等か?)
------------------------
広告費全体 5.99兆円

ということで、現状でインターネット広告は広告費全体の6%に過ぎないが、今後は、
インターネットにおける広告手法や表現方法、広告の効果に対する評価が確立され、
市場はさらに拡大するのは間違いない!と言っている。そりゃそうだろう。

TVCMの方は広告のチャンピオンであるが、その地位は本当に額面通りなのだろうか?
昔から生活実感としては、TVCMを見てその商品を購入するというのはピンとこない。
今では、TVチャンネルが多チャンネル化し、更にCMタイムにはザッピングが横行
している。そのような現状では、視聴率がどれぐらい信頼に値するものであるかなど
疑わない方がどうかしている。
TVCMが今後も今の地位を君臨し続けられるとは、とうてい思えない。
相撲が70代老人に支えられ、プロ野球が60代老人に支えられ尻すぼみになるのと同時に、
TVの役割もお茶の間もひとつの時代的役割を終えようとしているのでは?と思う。
人の1日の可処分時間はどう努力しても24時間しかないのであるから、インターネット人口の
増加と利用時間の増加が、今後TVの立ち位置をドンドン窮屈なものにしていくだろう。

つい最近、ビデオリサーチからの調査依頼で1週間の行動を日記で報告させられた。
日常的に接する広告に関して詳細なレポートを書いて2500円だったのでボランティア
よりヒドイと泣いた。
(ブログにコメントしてくださる方から、2500円も貰えて贅沢は敵!文句言うたら
 罰当りまっせ!とアドバイスをいただき、泣きながらやりました)
その調査票の中に、家にいるときTV視聴とかインターネットとかラジオ等という
項目で15分単位で「何してたか」を記載するところがあった。
私は常日頃、TV流しっぱなし、PCつけっぱなし、時としてラジオも流れている状
況なので、記載する表には、何本もの線が無意味に引かれることになった。
こんな調査して何になるのか全くもって意味不明。

でヤフーであるが、2011年のインターネット広告費の市場規模を7000億円超と現在の
2倍の規模に成長すると予測している。(電通総研試算)

またeコマースのストア数のグラフでは、03年度初頭では3,000店舗だったのが、
06年度では28,000店舗にまで拡大している。
地方の駅前商店街がシャッター通りに裏寂れているのとは対照的に、eコマースの
商店街は出店ラッシュの賑わいだ。
年間広告費100万円程度の広告主が大量生産されて大爆発するような予感がする。

最後に興味深い記事として、株主アンケートの結果が報告されている。
その回答者プロフィールを見ると、年齢構成比で50代19%、60代38%、70代24%で、
40代以下が15%となっている。
インターネットの利用状況では、毎日が51%で、その次に多いのが利用していないの
31%である。
インターネットを利用していないでヤフーの株主?
世の中そんなものなんだろう。
金持ちの冗談はいつも面白い。

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伊勢丹吉祥寺店↑

天気が良いので昼から吉祥寺まで散歩に行くことにした。
原稿作成の仕事は溜まりに溜まって、ダムが決壊しそうな雰囲気なのだが、
♪レットイットビ~と口ずさんで玄関をでた。
エレベータに乗りながら、今度はローリングストーンズの「ユーガッタムーブ」
(逃げろ!)のメロディーが頭の中に流れる。

自宅マンションから一歩外に出た瞬間に、引き返そうかと思うほどの暑さだ。
これまでも暑い日は何度かあったが、陽射しの強さと路面からの照り返しの強さで、
今日の暑さは一線を越えている。
そう、ワタシ的には、今年初めてのクラクラするよな本格的な猛暑到来である。
そんな照り返しのきつい道を歩いて吉祥寺へと「ユーガッタムーブ」。

西荻の住宅街を抜けて歩いていくが日陰がさっぱりない、歩きなれているルートを
変更して中央線の高架下に向かう。
高架下の長々と続く通路を見つけて歩いていくが、日陰で涼しいのは良いのだが、
風景の方はさっぱりである。
通路の両サイドに駐車している車を眺めながら、はたまた、中央線が通過する騒音を
浴びながらである。う~む、散歩の趣旨に外れている。
「ユーガッタムーブ」
ブルースが流れるアメリカ南部の乾いた雰囲気こそ今日のコンセプトに違いないの
だが、高架下では、森進一のブルースに変調しかねない。
と下らないことを考えているうちに、高架下の道が途切れ、「つるかめランド」に直面。
高架下に店を開いている安売り専門のスーパーだ。
外見上の地域べたべた密着型スーパーとは裏腹に、内実はイギリスNo.1で、世界
第3位の小売業「テスコ」グループの一員である。
高架下だからといって、店名が「つるかめ」だからといって、バカにはできない存在
に成長してきた。
いつの日にか、イトーヨーカドーやイオンと肩を並べる全国スーパーになる可能性を
秘めているところがスゴイ。店構えと理念のアンバランスが見事で、ほれぼれする。
「私、脱いだらすごいんです」てなもんだ。

結局、吉祥寺では暑さに負けて伊勢丹に逃げ込むことになった。
吉祥寺サンロードの賑わいとは裏腹に、店内は客も少なく冷房も効いている。
メタボ解消を考えると、こんなところで油を売っているのはいかがなものか?
言うこと建前、やること本音。
そのアンバランスは相変わらずで、自分自身ほれぼれする。

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善福寺公園↑

あのね、国民の税金を使ってね、
お酒飲むこと自体、ワタシャどうかと思うけどね。
更に、アルコール依存症?特別医療チーム?
なんですかぁ??????
税金をどっぷり鯨飲しても、まだ足らん?ちゅう~のこのヒゲ電化。
もとより税金に依存して、その上アルコールにも依存症。雅子もこれには脱帽か。
たまらんねぇ。
本来ならというか、恥っちゅ~概念を持ってたら、フツ~隠すよ。
マスコミには出さないよ。国民に心配してもらヲという下心なのか。
社保庁にでも記帳台をつくるつもりか。
神経がイカレテイルネ。
何?アルコール依存症で判断不能?前後不覚。皇室離脱。
それでマスコミにしゃしゃり出て恥晒し。国民の神経逆撫で!税金返せじじい。

それとも、ぎりぎりの妥協でアルコール依存症を病状にしたわけ?
本当の病状は、もっと恥ずかしくって言えたもんじゃないちゅ~ことなのか。
「君、みんなの前で本当の事を言うもんじゃない。まさかと思われるじゃねえか」
「そんなこと言われましても、電化、鼻がポロリ」

てなことをニュースの真相で聞きながら、
今宵、桐山襲の『コペンハーゲン天尿組始末』を読み返す。

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ビリー隊長が昨日来日した。28日の帰国まで超多忙なスケジュールに違いない。
世界で1000万本のビデオ・DVDが売れているという。(ホントはどうか知らないが)
なるほど、叱咤激励してダイエットを応援するという切り口があったわけだ。
軍隊式トレーニングの前向きな積極性がウケたのだろうか。
しかし、軍隊式トレーニングなんていうのは昔からあったはずではなかったか?
そこはビリー隊長の愛情溢れるキャラクターがあってこそなのだろう。

実際、身近にビリーズブートキャンプをやっている人は少なからずいる。
みんな揃って、「大量に汗をかきます」「マットは買ったほうが良いです」
「3畳ぐらいのスペースは必要です」「DVD焼いてあげますよ」という。
そして決まって「〇kg体重減りました」と。

私は、2年前に辞めたが、空手をやってた時に、稽古最初の基礎訓練30分を、
ゼイゼイ言いながらもちゃんとやっていた。というか強制的に激しくやらされていた。
の方が本当は正しい表現であるのだが。
柔軟・腕立て伏せ・V字腹筋・突き型いろいろ・蹴り型いろいろと休み無しでやって、
最後に必殺後ろ回し蹴りを決めて、貧血で目の前が真っ暗になっていた。
週一回の稽古だったが、体重は下がっていったような感じだった。
もともと強くなるではなく、メタボ解消が目的で突然始めたものなので、師範からは、
「辺境さん、ムリしないで下さいよ」とやさしく叱咤激励されていた。
また「あと20kg体重を落としたら、技にスピードがつきますよ」とも。
メタボ独特のスローモーション空手だったのかもしれない。
そういえば、必殺後ろ回し蹴りは、声出して言ってるだけで決まったためしが無かった。

辞めた今でも、この基礎訓練の一連の動作を憶えているので、自宅で続けようと
思えば、やってやれないことは無い。
しかし、これを自分の意志で毎日続けるというのは、とうていムリな話である。
ビリー隊長のように、常にガンバレ!声を出せ!と励ましてくれる先生がきっと
必要なのだ。

仕事では、頑張らないダイエットを一生懸命商品開発してきたが、ビリー隊長の
大ヒットを見ると、ズボラはあかんのではないか?という気分になってきた。

ブームというのは、そのうちショボンするのだろうが、運動するというコトの本質は
これから先も変わらないだろう。

そういえば取材したお医者さんが、「運動後は炭水化物を摂ってはいけない」と
言っていた。
運動と食事で理想の身体づくり・・・・まだまだ商売のネタは尽きないのかも入れない。

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クライアントから丸の内に呼び出された。
丸善の喫茶店で打ち合わせをしたのだが、4Fの窓際の席だったので、通過する中央
線の電車が真下に見える。
なるほど、中央線は最も丸の内側に特別に設置された高架を走っているのだ。
というのが、よく分かった。初めて見る光景だった。

しかし、貧弱な高架である。
一番外側の橋脚は鉄板で補強されているが、なんとも細くて、見るからに不安を掻き立
てる。大地震が来たら、こりゃもたんな。といのが感想。

その高架の下は、居酒屋が並んでいる。
丸の内の高層ビル街には似つかわしくないお店が軒先を並べている。
TVのコマーシャルでMARUNOUCHIとしゃれたフィルムを流している割には、
コンセプトから逸脱した、おしゃれじゃない一角が形成されている。
そもそもデベロッパーが違うわけだから、お宅も丸の内なんだから最低限こうして
ちょうだい!とコンセプトを強制的に指定するわけにはいかない。
だから、こういうパッチワーク状態ができあがってしまう。
街全体をプロデュースすると言うことは大変なことなんだ。と打ち合わせの最中に
もかかわらず、変に感心してしまった。

ココロの中であんな居酒屋と難癖をつけていたのだが、喫茶店での打ち合わせが終
わり、はからずも、ずばりその高架下の居酒屋に行くことになってしまった。

ビール中ジョッキ420円、ウーロンハイ380円。
店内は新橋か?と思わせるぐらいのうるささで包まれていて、まともに会話が出来ない。
人の話に耳を傾けるのが苦手なので、騒音の中の会話は神経を使ってしょうがない。
値段が安い分、余計なエネルギーを消耗するはめになってしまった。
で、なんか仕事が入ってきたような、そうでもないような。
よく聞こえなかった打合せだった。

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渋谷の高級住宅地で大爆発があった。場所柄的に大ニュースになっている。
報ステの古館はスタジオをほっぽらかして現場リポートに駆出されていた。
なるほど、すごい爆発現場だ。
犠牲となられた方もいらっしゃるので、不謹慎な記事は書けない。
しかし、これ以上の現場に遭遇したことがあった。

大阪の堺に住んでいた頃、その日の朝刊に「お詫び」のチラシが入っていた。
チラシの内容は、
「昨日、爆発事故を起こしまして、近隣の皆様には大変ご迷惑をおかけいたしました。
 今後、工場の安全管理には万全の体制で臨み、二度とこのような事故を起こさないよ
 う・・・・・・・・・・ダイセル化学」と書いてあった。

昨日の事故?知らんかった。これはもっと誠意が欲しいな。などと思いつつ仕事に就いた。

夕方早くに仕事が終って、仕事仲間と一緒に畳の間で花札をしている時であった、
どか~~ん。
爆音が轟き、爆風で座布団ごと花札は吹っ飛び、座っている座布団ごと横に50cm程
スライドした。なんじゃ~~!飛行機が落ちたか?
スグに隣の親父が飛んできて、大声で「辺境!お前か?」って、ホンマ腹立つで!
「ワイとちゃうで!」とどなり返しながら、3階の窓から外を見ると、ダイセル化学
の方向にキノコ雲が立っているではないか。
「おっちゃん、あれや!ダイセルのボケや!」と叫びつ、速攻、階段を駆け下り、
自転車でダイセルに向かった。

大阪人は腰が軽い。すでに現場は人だかりになっていた。
場所は国道26号線を大阪市から大和川の橋を渡った堺市側。
現場一帯は割れたガラスの破片で敷き詰められていた。それで、すでに自転車はパンク
して使い物にならなくなっていた。
自転車を適当なところに放置して、野次馬で埋め尽くされた橋のたもとに行った。

しばらくして、パトカーや消防車、救急車がたくさん駆けつけてきた。
このあたり、素早く大集合で圧倒的に野次馬の勝ちである。
橋のたもとからは、なだらかな坂になっていて、大阪市側から橋を渡って大勢の群集が、
一方、坂の下の方から堺市住民の軍勢が押し寄せてくるのが一目瞭然で見て取れた。
しかし、すでにこの場所ですら押しくら饅頭状態に近い。
両側から群集が押し寄せてきたら、そのうち爆発で大炎上しているダイセル化学の
工場内に押し出されかねない。どうなんねん一体!

あまりの野次馬のムチャクチャぶりに、ついにパトカーがラウドスピーカーで注意を
呼びかけた。
「2次爆発の怖れがあります!ただちに避難してください!・・・・・」
何度も何度も、警察は叫んでいる。
その横で消防隊は何もできないでいた。
なぜなら、化学物質が何であるか分からないので、消火方法がわからないでいたのだ。
へたに水をかけると、さらに爆発する怖れがあったらしい。(翌日の新聞発表)
消防隊が何も出来ないでいるので、野次馬も帰れない。
警察は避難しろと叫びつづけるが、野次馬の人数は増えつづけている。

とうとう国道26号線一帯は前代未聞の大パニック状態となった。
さすがに一般の車は早い時点で通行止めになっていたのか、あまり無かった。
その分、車道にまで群集が押し出され、わけのわからないことになっていた。
「2次爆発って、どうなんねん」
「ここらへんいたら、危ないんとちゃうか」
とまるで他人事のように、野次馬同士で注意が喚起されいる。
「消防は頼りないで」という意見や、「ダイセルは金持ってるか?」という声も。
火災は続いていたが、幸い、2次爆発がスグに起こるわけでもなく、事態の進展が
止まり、野次馬がダレ出したまさにその時であった、とんでもないことが起こった。

大和川の橋を渡って、自転車レースの一団がやってきた。
通行止めになっているはずの橋を埋め尽くして、自転車の一団が突進してくるではないか?
「おーい、こっちは通られへんで!」と野次馬が叫んだが、もう遅い。来てしまった。
燃えさかるダイセル化学の工場前で、野次馬に自転車レースの一団、それに大量の
パトカーや消防車や救急車。それに一番遅れてやってきたTV局の報道車たち。
パトカーのラウドスピーカーの声ももう聞き取れない。「2次爆発が~・・・・」
TV局が来たからには大阪人は帰らない。
誰が責任とるねん。

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東京芸大のSHOPで↑

お世話になっている代理店の社長から、社員の歓送迎会に招待された。
開始時間に間に合うように出かけたつもりが、どういうわけか10分遅刻だ。
これぐらい大丈夫だろうと思っていたら、既に寿司屋の宴会場には60人ぐら
いの社員を前に社長の演説が始まっていた。
よく教育された社員は定刻主義で全員集合なのだ。

私の席はどこかしらん?と営業担当者に目配せすると、なんと社長の隣の席を
指差された。
やべぇこと丸出し。一番後ろの入り口から、ちょいとすいませんねぇてな感じで、
すごすごと歩いていって、一番前の空席に座った。

私が座った後も10分ぐらい社長の演説が続いたので、これは大変なところに
お邪魔したもんだと正座しながら聞いていた。

どうもフットサルで右膝を故障したようなので、あぐらをかけない。
正座している方が楽なのだ。しかし、正座が楽だからといって、そうそう長くは
座っていられない。苦行である。ついでに脂汗もでてきた。

社長の演説や乾杯が終わり、そのうち宴会も盛り上がり、座も乱れだしたのだが、
長い?足のやり場に困っていた。
何とか足を折りたたみながら、足の向きをしきりに変えてみるのだが、右膝の
お皿がゴキゴキと悲鳴をあげている。

寿司をつまみながら、隣に座った新人SE君と話をした。
SE君は昨年離婚したという。離婚した後に運勢を調べたら「大殺界」だった
という。
離婚したカミさんに全財産を持っていかれたということで、かなり凹んでいた。

辺境「君、凹むことは無いよ。まんず大殺界で全財産は無くなったかも知れないが、
   そのおかげで、今、生きているじゃないの」
SE「そんなもんなんですか?」
辺境「12年周期で『大殺界』が来るから、その日のために蓄財していればいいのよ」
SE「でもね、酷いカミさんだったんですよ~」
辺境「そういう時はね、修行をさせていただいていると思って、手を合わせるのだよ」
SE「辺境さんは、そういう風にやってるのですか」
辺境「まさか」

笑えない話を続けているなか、中座してトイレに立った時、膝が笑っていた。

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東京芸大のSHOPで↑ 芸大生向けガチャポン?

土日と好天が続いた。
だんだんと水不足が現実味を帯びてきた。
国土交通省関東地方整備局によると8ダム体制となった92年以来、5月としては過
去最小の貯水率となっているらしい。

原因は今年の降水量の低さと冬の降雪量の少なさで雪解け水が少ないからだそうだ。

今日、フットサルに来ていた某区役所職員に水不足になると忙しくなるのか?と
聞いたところ、それは都の水道局の管轄だからね。と、にべも無くスカされた。

今だかつて、生活実感で水不足を経験したことはなのだが、高校生の時に、大阪が
水不足になり、学校のプールの水が抜かれたことがあった。
そうとは知らず、そのプールに飛び込んだ某ラグビー部員が首の骨を骨折して、
入院するという事件があり騒ぎになった。
多分本当は、バイクで事故を起こしたのだろうが、そうとは言えず、水不足のせいに
したと言うのが真相かもしれない。

水不足というのは、一方で商売のチャンスにもなる。
節水マーケティングとでもいうのであろうか、風が吹けば桶屋が儲かるではないが、
水が無ければ、普段の生活は大いに狂ってしまい、それにつけ込んだ商品が売れる。

特に清潔に関しては世界に冠たる日本人なので、汗の匂いには敏感に反応する。
だから、8×4やBAN、シーブリーズなどの制汗剤は、とりわけ売れ行きがアップ
するのではないだろうか。

はたまた身近なところでは、ラップというのもある。
何故かというと、
メニューを盛り付ける時に、ラップを敷いてから盛り付けると、食べ終わった後に、
お皿を洗う手間が省けて、水を使わなくても済むからだ。

かなり昔のことだと思うが、福岡で水不足が深刻な問題になった時、飲食店の男子用
トイレに水が流れなくなり、それでキューブ状の氷を敷き詰めたというのを聞いた。
今でも、時折お店に行くと、水不足でもないのにそうやってるトイレを見かける。
氷があると、ちょっと清潔そうな雰囲気になる。

とにもかくにも水不足が来ないことを願うばかりだが、もしそうなったら、
今流行りのビリーズブートキャンプをご自宅で頑張っている人は大変だ。
大汗かいて、シャワーに入れないとなると、きっとドンビキになるに違いない。
しかし、何よりもプールに行けなくなる子どもがかわいそうである。

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東京芸大のSHOPで↑

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日本で最初?のギグ開催(2)
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前回の話日本で最初?のギグ開催(1)

映画館の切符もぎりのアルバイトは、夜の8時に入館し、翌朝6時に終る。
10時間働いて4千円のバイト料だった。しかし、これは表向きの収入。
実は裏収入があって、毎回同じ金額ではないが、平均して1万2千円ぐらいになって
いた。

そのカラクリは、

その1
  切符売りのおばさんと組んで切符の回しをやっていたから。
  切符の回しとは、もぎり担当の私がお客さんから渡された切符を半分に切らず、
  お客さんを入場させ、その切符を切符売りのおばさんに返すことである。
  こうすれば、同じ切符がぐるぐると回り、切符のおばさんのところにはお金が溜
  まっていく。
  そのお金をおばさんと私で山分けするのである。
  だから、もし映画館でもぎりに切符を渡した時、「そのままお入りください」
  と半券をくれなかったら、回しをやっていると見なしてOK。
  速攻、映画館主に連絡を入れれば、館主は感涙にむせぶのだ。

その2
  深夜3時になると、切符売りのおばさんが帰ってしまう。
  そうなると、もぎりが切符の販売をするのであるが、面倒なので、来場したお客
  さんから適当なお金をもらって入場させていた。
  すべて収入になる。こちらは館主公認の余禄だった。
  私は1200円のところを500円でお客を入れていた。
  しかし、3時以降はそれほどお客も無く、あまり期待できるものではなかった。
  ただ、いつも3時を過ぎると決まって40代の白塗りお化けのようなオカマ3人
  組がやってきた。ガタイが良いのに趣味の悪い和服で決めていた。
  「元祖小梅太夫」達はきっちり3600円を払って入場し、館内の最後部にある喫煙
  室でタバコを吹かしながら30分ほど映画を観て、お目当てがいないと判断する
  と「しけてるわね」と捨てゼリフを残して帰っていった。
   たまに3時前に来ることがあり、その時は映画館の収入になってしまい、残念
  な思いをしたものである。

ということで、この映画館のバイト料だけで、月に5万円弱の収入があった。
あとは気が向いたときに千中ミュージック(ストリップ劇場)のバイトをしていたが、
こちらは昼間5時間ぐらい切符のもぎりをして2千円だった。

このように、切符の回しを共同正犯でやっていた関係で、切符売りのおばさんは、
私が適当なことをやっていても寛容だった。
だから、女子高校生を10人もタダ観で入れても、何も言わなかった。というか、多分
理解に苦しんでいたかもしれない。
正式には18歳未満お断りの成人映画で、しかもオールナイトだったから、おカタいこ
とを言われたら、こちらはショボンとするしかなかった。

彼女達には、お客とトラブルは起こすなよ!と注意していたが、連中に常識は通用し
ない。
かなり大人びて身体つきの良い連中で、化粧も派手だったため、逆に館内で痴漢に
あって大騒ぎされる怖れも否定できなかった。
なにはともあれ、騒ぎだけは勘弁して欲しい。

しかし、心配は杞憂に終った。
連中は入場してから30分もたたないうちに、扉を開けて出てきた。
「うぅ~・・・気分悪ぅ~」 しょんぼり・・・・・・・

なるほどね。やはり谷なおみは女子高生にとって刺激がきつかったか?
辺境「やっぱり、あかんかった?」
女高「ちゃう(違う)ねん。おっさんが映画を観んと、こっちばっかり見よんねん」
辺境「あれ、どこに座ってたん?」
女高「みんな一緒に一番後ろで立って見てた」
辺境「それで、おっさんが振り返って見よるんか」
女高「みんな、後ろ振り返っとんねん」
辺境「みんな後ろ向き???なんやそれ、お前らうるさくしてたんとちゃうの?」

連中の話をまとめると(話をまとめるのはかなりの困難を極めたが)、
映画が気持悪かったのもあるが、おっさん達がウザかったので出てきたというのが
ホンネのようであった。
連中は、しばらく映画館の前で立ち話をしていたが、向かいの飲み屋から出てくる
酔っ払いに絡まれたら危険なので、早よ帰りよしと促して帰らせた。
連中は意外と素直に千本中立売の闇に四散しては消えていった。

余談だが、この向かいの店から出てくる酔客にはいつも困っていた。
酔いに任せ「5分だけ、ちょっとだけ観せて」と言っては、強引に入ってくる。
「おっさん、あかんで、困るねん!」と言って制止すると、
「なんや、お前!男やったんか?」とびっくりした顔をして帰っていった。
当時の私は、髪の毛を腰まで伸ばしていたので、ときどき女と間違われていた。

それで千中ミュージックの横にある銭湯に、同じように髪を腰まで伸ばした友達と
よく一緒に行っていた時にヒト悶着を起こした。
友達と言うのは、例の絨毯喫茶店?のスタッフである。

その銭湯は、ストリッパーのヒモもよく来ていて、こちらは知り合いなので何にも言
わなかったが、くりからモンモンのお兄さんには銭湯のサウナで睨まれていた。
サウナの扉を開けて入ってきたお兄さんが、スグに扉をしめて出て行ったこともあった。
そして湯船に髪の毛をつけていると必ず怖いお兄さんに文句を言われた。
「湯船につけるな、髪の毛をアップにしろ」と。
しかたなく、こんな感じかなぁと思いつつ、髪の毛を丸めては頭の上に乗せて手拭い
で巻いた。しかし、こうすると余計に気持悪い雰囲気が銭湯に漂う・・・・・・・
友達と「これはカッコ悪いな」とお互い認め合い、それで、髪の毛を湯船の外に垂ら
すようにした。

この友達はR大で哲学を勉強していて、めちゃくちゃかわいい顔をしていているので、
まるで女の子そのものだった。
趣味がキティーちゃんで、頭が良い分どこか浮世離れしていた。
そして、栃木出身ということで、定期的に実家の妹が、お弁当箱に栃木産の大麻の
葉っぱを入れては送ってくれていた。
それをオーブントースターで乾かせては、タバコにジョイントして吸っていたらしい。
心理学の実験で使うドラッグだと言っていたが、ブッダというヘロインも持っていた
らしい。
ブッダを飲むと、身体の中で核爆発が起こり、精神が宇宙に拡散していくと言っていた。
当時、土居良一の群像新人賞受賞作『カリフォルニア』が愛読書だった私としては、
ロスの住人と一緒にいるような気分だった。

で・・・あれっ、何の話やった?ビデ、そうビデ・・・・
あの日、銭湯に置いてきたままだったのか????
つづく

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