森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

雨のち曇り

2007年09月30日 19時06分36秒 | 過去ログ
最近、仕事が増える一方で少々ストレス気味だ。
それが半端じゃないからまたつらい。
僕らの仕事は完結型の仕事プラス仮説型の仕事も含まれるため、
いつも何かにのっかかられている感じがある。

授業準備-遂行-準備-遂行。
この繰り返しなら、ある程度、学習し、楽になるのだが、
それは自動化であり、極力それは避けている。

よりも、やはり、何かを生みだすエネルギーを生産するまでが、
気が狂うぐらい、欝になるときもある。
創造することは時に楽しいが、
時に生み出すエネルギー生産までの過程が苦しい。

今日は久しぶりの休日なので、
午前中そのストレスが極限までにいった。
身体はいつも悲鳴をあげているが、
心の悲鳴は、忙しさのあまり、
無理やり自動的に抑えられてきた。
忙しいと、そういう心のサインを感じられない。
次、次、次・・・と、動かされている感があるので。
これも心身問題に触れてしまうが。


それが、今日は休日ということで、爆発した。

昼から大学に行って、少し整理すると楽になった。
やはり、あれもこれも、あれもこれもの状態で、
ワーキングメモリがきかない状態になると、
パンクするのだろう。


人前で話すため、
人に公表する書き物をするのは、
エネルギー充電が必要だ。
「教育」も「研究」も両方に優れた人間が
大学教員であると思っている自身には、
いつも負荷を与えている。
どちらか一方なら不十分だ。


同僚の松尾先生とtheory of mindのstudyについて話していると、
すっかり癒された。


雨のち曇りといったところかな。


お互い、静かな大学に日曜にきて、
studyしているとは、
趣味か切羽詰っているか、どちらかだ。

paperは二本、8割がたできているんだが、
2割を埋める時間がない。


院生の中野君も、同僚のI君、M君をつれて実験していた。

院生、学部生諸君、ファイバ、ファントムの取りあつかいはくれぐれも慎重に。

ファントムしていなかったら、研究室に出入り禁ずるよ。

装置を赤ちゃんのように思うことだ。

それが研究マインドを作る。




でこぼこが自然な社会

2007年09月29日 19時44分04秒 | 過去ログ
昨日は研究室取材ということで、
インタビュアーと2時間程度話をさせていただいた。

そこで出たキーワードは、
1.ロマンティクリハビリテーション
2.でこぼこを許す社会
3.よさこいする脳

こういうキーワードののなかで一貫しているのは「脳」教育である。

詳しくは近いうちにネットで公開されるらしい。

今日は、ある用事で小学校に。
運動場を踏みしめる感覚は、久しぶりであり、
そこにはでこぼこが存在していた。

しかし、気になったのは「autism」であろう子供たちの多さだ。
社会システムの変容を感じざるをえない。

そのあと、少し仮眠をとり(とらざるを得ない状況だった)、
先ほど、研究室メンバーが4発表を国際学会へ登録した。

「The mirror neuron system」「First-person observation」「metaphorical language」「conscious adjustment」をすべてwalkingと絡めた内容で登録した。


しかし、1日でいいから思いっきり、何もしないでいたいものだ。

この矛盾な文章が今の身体をあらわしている。





現在進行形を生きるしかない

2007年09月29日 07時57分32秒 | 過去ログ
昨日は9時から14時まで今度の13日の健康科学研究所開所記念シンポジウムに映像を流すfNIRSの測定風景のビデオ撮影。

業者に依頼して、ハイビジョン撮影をお願いする。
協力してくれた学生らに感謝。
実験計画を遅らせてごめん。

時間があればもっといいビデオ企画にするんだが、もはや完全に破綻している。

15時からその会議。
18時に研究室の取材を受け、21時半まで、その撮影。
その合間に院生の研究指導を行う。

撮影日っていったところか。

思考的な精神道場にはならず、やらなければならない仕事がたまることで、違った意味での精神道場になる。


予定記憶な夢

2007年09月28日 07時18分31秒 | 過去ログ
昨日は会議が5本、13時から19時過ぎまで、
もはや、思考能力はゼロになった。

終わった後、学部生の研究を確認だけして、
帰らせていただいた。

午前中は研究室の取材であったが、
先方の都合で今日になった。

昨日の朝の夢は、その取材の夢であった。
つねに夢も予定記憶(未来)をみるようになった。

今日は業者に依頼するfNIRSのビデオ撮影を確認し、
学部生と研究、そして取材を受ける1日になる。

すでに後期が始まっているが、
授業準備は全くだが。

準備は、その時々の瞬間的な結び合わせにより行えば良いか・・・
すでに僕の脳のなかにあるものを
つなぎ合わせる時間があればよい。

っていうとかっこいいかもしれないが、
結構その瞬間瞬間はストレスなのである。
ものすごく集中しないといけないので。

だから、その集中の度合いによって、
講義のよしあしが大きいのである。
標準偏差をもっている講義なので、自省できる。
常に同じスタイルで同じはなし方であれば、
安定感はあるが、標準偏差がなくなり、
自省すること(気づくこと)が少なくなる。

この場合、責任を学生の態度とすることが多くなる。
臨床でいえば、患者の病態にである。
安定は時に自分への意識でなく、
他者への意識になってしまう。
襟を正すためには多少の不安定が必要だ。

学生たちはその不安定さがあるから成長するのである。
いつも自分自身に悩んでいるというのは、
成長する過程なのである。

あ~予定記憶な馬車馬のような生活から解き放たれたい。

ふと、何も考えないと、
このあわただしい9月は、昨年も同じであったな・・
そして、高知の高校訪問のとき、
その夜、よさこいの友人(塾長)と飲んでたとき、
そうyorkっていうバーで母親が倒れたことを聞いた。

それから1年が経過した。

いろいろあった、
そしてこれからもいろいろあるが、
その経験が精神を鍛えるのだと思う。

まさに人生は精神道場だ。

さて、ビデオ撮影に向かうか。




半眠な意識のなかで

2007年09月26日 23時20分21秒 | 過去ログ

昨日はボンバルディア機にのり高知龍馬空港へ。龍馬空港という名前になり、何年が経過しただろう。

坂本龍馬しかないことを露呈しているようだが、日本一人気のある英雄だから許してくれるだろう。

パリはシャルルドゴール、ローマはダビンチと人物名がついている。JFケネディもそうだね。外国では偉人をたたえる一つの方法に定着している。

いつものようにレンタカーで、高校めぐり。いつもの11高校スタート。明徳義塾の竜国際キャンパスに行くが、今日はもぬけの殻。

浦の内キャンパスで体育祭でもやっているのか・・・青龍寺を横目に、渦中の朝青龍、横峰さくらも通った浦の内には遠いのでいかず、高知学芸に向かい、車を走らせる。

高知学芸は高知県内では進学校の一つで、私は中学受験に失敗している。高知学芸への進学は、川添先生に習うことで、剣道をさらに磨く予定での受験であった。

その先生は警察官がほとんどタイトルを占めるその業界において、日本一に2度もなった人(奥さんは3回優勝していたと思う・・・)であった。そのように一人で巨大な組織に立ち向かう姿勢にあこがれた。

その先生が、上海列車事故で亡くなった記憶は今でも残っている。

高校2年、高知追手前に通い、中学時代からのサッカー部に所属しているころであった。

小学校のときの1年後輩もそのとき亡くなった・・・

そんな記憶が戻りながらも車を走らせ、高知西、土佐塾、土佐女子、そして母校の追手前に訪問し、1日を終える。

 

ホテルに早めに入り、今度の学会の出す院生2人の抄録をチェック、書き換え、そして自分の抄録を書き、バタバタしつつも、いつもの虚空で同級生と飲み始める。

業界のこと、患者のこころのこと、などを話していると、八木教授が突然に。

タチバナ楽器の社長さんとの2ショットあったが、そのまま今の院生のデータ(成果)を話すと、直ちに有名な国際誌に投稿するようにとのこと。。。

スピードが常に求められる。あ~だこ~だ、屁理屈はいらない主義であり、その質の濃い目に見えないプレッシャーを院生時代は感じた。

はしごし、見送り、なんか飲み足りないと思い、いつのの店へ。

3時まで飲み、ホテルへ、5時半に起き、同僚の抄録が送信されてきたので、それをチェックする。タイムリミットが近づいているからだ。

タイムリミットは時にいやだが、これがないと仕事を完結できない。研究はやれどもやれどもわからない事実にぶち当たるが、論文や学会で半ば無理やり完結させることで、次のビジョンが見える瞬間にであうときもある。

 

9時に出て、高知学園、高知小津、高知南、土佐、岡豊とはしご。

体育祭シーズンで突然の訪問に嫌そうな人も何人か。。。

目、表情を見れば、脳のどこどこが働いていることが推測できる自分がときに嫌になるときもあるが、これも商売病である。

 

ボンバルディア機にのり、伊丹空港、そして奈良、そして大学に。

 

院生のみなさん、これから2~3週間は学部生のデータ採取の追い込みです。

 

譲ってあげてください。

 

 

よろしく。

 

早めの帰宅をしたが、いくつかの編集本の目次を考えないといけず、こんな時間になってしまった。

 

半分寝ながら、半分仕事。

 

破滅的人生にならぬよう手綱を引くよ。

 

明日は研究室の取材、そして、会議4連発か。

 


こころの休日

2007年09月24日 10時37分37秒 | 過去ログ
一昨日は知らぬ間に大学に来ていた。
院生の研究を確認した。



考え中のM1中野君


昨日は院生の研究計画発表を午前中に済まし、午後は大学院入試の面接を行う。
同時に学部生の研究計画を院生に聞いてもらい、指導を与えるよう、指示する。

実験計画の具体化はできただろうか。



森岡ゼミ総勢40名!といきたいが、数名欠席&撮影の田中君見当たらず・・・


今度の4月入学の院生試験は無事終了。

合格発表をお待ちください。

今日は、何もない休日だ。
講演がないと、それはこころが休まる。
だから、大学に出て、仕事をおちついた気分で行える。

今は、静かなキャンパス内のとある実験室で、信迫君にデータを取ってもらい、彼、彼らの抄録に目を通し、英文に変えようと思う。
システムとして機能する。


自分のやりたい研究を自転車ペースで行えるという自由が好きだ。

明後日になれば新幹線ぐらいになるかもしれないが。