岐阜市議会議員 柳原さとる 公式ブログ(SY blog active report)

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政務活動費問題を考える

2016-10-20 10:41:46 | 国際・政治
☆2年ほど前に兵庫県議会で起きた政務活動費不正支給問題。刑事事件にも発展し大きな社会問題となった。
 今年に入り、富山市議会でも多くの議員が辞職する結果となって、地方議員に向けられる視点は厳しさを
増すばかり。一連の報道から推察して、富山市議会はいまだに政務活動費に対する考え方が旧態然としたシステム、
考え方が横行している特殊な組織だと思っていた。いずれ同じ中核市として我が議会にも同じ疑念が持たれることに
なるだろうと心配をしていたが、何年も前から使用規約や運用指針が厳しく定められているので何事もないだろうと
安心していたが、なんと問題が発覚、一人が辞職、もう一人が疑惑をもたれたままの状況が続いている。
 いったいどうなっているのか。まったく信じがたい現実である。
 一方で、規定や指針をしっかりと順守して政務活動費を無駄なく利用して議員活動を一生懸命やっている立場から
すると、一連の問題は論外だが、地方議員の活動を公私で区別することは比較的簡単だが、政務活動と政治活動を区別
することは非常に難しいと思う。明らかな政治活動とは何か?事例は数あるが、その境界線を定めることは難しい。
 日々の議員活動(とりわけ地方議員)にあって、毎日が密接に市民生活に関わり、市政・県政・国政に区別なく相談事や
提言を受け入れている現実から、政務活動費という名称が種々の誤解を招いているのではないかと思う。
 岐阜市議会の場合、各団体等の会合や研修会に参加しても、食事が含まれていると政務活動にはならないという取扱い。
書籍等にはその表題がわかる納品書まで添付している。
 倫理観の欠如が問題の根っこであり、制度や運用、解釈を改善しても本当の問題解決にならないかもしれない。
 マスコミ関係者が、国会議員の「文書通信費」100万円(領収書がいらないどころか使途報告も不要)にはほとんど
メスを入れないのは不思議である。
 議員の質が問われている今、小手先の改善を繰り返しても本質改善にはならないことをクローズアップして欲しい!

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