愛おしいモノ(Sriracha編)

シラチャー暮らしの日々を綴ります。

長々のご無沙汰でした。

2007-08-16 14:55:40 | 日々雑感
長々のご無沙汰でした。

日本に居ればな~んってことない日常茶飯に恋い焦がれる
毎日です。この記事ももう数週間前に書き保存していつでも
アップ出来たのですけども。

どんなことかと言えば例えばコンビニ弁当やコンビニおむす
びを食べたいとか本屋に入り浸って時間を気にせず本選びを
したいとか湯船に存分に浸かってみたいとか・・・そんなこ
とばかりです。夢にも時々出て来るから一種の禁断症状的な
思いにもなってるのかも知れません。

先日土日に備えての給油を忘れ先ほど給油の為に工場近くの
スタンド迄車を走らせた。近くのスタンドで給油して領収で
後で請求するのもありだが経理を煩わせるのも面倒なので会
社指定のスタンドを目指した。その日小娘と食事した時に彼
女が翌日チョンブリに用事があるので送って欲しいと言われ
たので給油が必要になった。当日の帰路にはガゾリン・ゲー
ジはすでに危ない領域を示していたので引き返して給油所に
戻ろうかと思ったが土日の近距離移動と月曜の出勤には何と
か保つだろうと思いそのまま帰路についたのだ。

小娘関連でちょっとした買い物があったのだけどそれに辿り
着く迄にえらく手間暇が掛かった。日本だったら何というこ
とのないモノなんだけどなぁ。モノには辿り着いたけども私
自身の眼には合格点に映らないけど選択肢がそれしかないの
だ。タイで生活していていつも不満やストレスとして心に残
るのは選択肢が少ないということ。気に入らなければ諦めろ
ということ。日本のようなきめ細かな品揃えは夢のまた夢で
すね。まぁ、国としての成熟度がいろいろな面で異なる国で
同じようなものを期待するのがそもそも間違ってるのだけど。

それにしても売り子の対応はそっけない。「これしかないよ。
買うの、買わないの?」的な対応がこういう場合ほとんどだ。
スーパートップスや7-11なんかでの店員のダラけきった
対応には毎回イライラさせられる。レジなんかの対応を側か
ら見てるともうストレスは最高潮となる。テキパキという言
葉はこの国の辞書にはきっとないんだろうなぁと確信する。
頭数ばかり多くても仕事が捗るという状況に遭遇したことが
ないよなぁ。文句を言えば「何?この人?私、一生懸命やっ
てるでしょ」なんて言う眼で睨み返されるのがオチだし。

まぁ、いろんな意味でのスタンダードが違う国で異国のスタ
ンダードを押し付けてもしょうがない訳だけども長らく身に
付いた習慣がそれを押しとどめ切れない場合が多い。いやぁ、
タイで生活しているとそういう日常茶飯のストレスの沈殿度
は高いよなぁ。日本食にしても完全な日本食ではなく似非日
本食を毎日食してる訳です。身の回りにある日本文化は全て
日本食同様の似非日本文化ですから先に書いたコンビニ弁当
でさえ私には憧れの日本食にすり替わってしまうのかも。

異国で生活することは毎日自分が以前属していた文化との差
を心内でうまく調整しなければ成り立ちません。その国その
国の歴史が培った文化を真っ向から否定するしかなければ生
まれた国に戻るしかありませんし。それを頭は理解していて
も自分にとって理不尽な対応を受けた時にはやはり溜まって
いた不満や鬱屈が爆発してしまうことが度々です。丁度その
対象になったタイ人は可哀想に思いますけど。

一度日本に帰国して思う存分ストレスなく先に書いたような
事をやれば心の内に澱重なったものも一気に胡散霧散するの
かなぁ?意外に日本でも同様のストレスに行き当たって一層
落ち込んだりするのかなぁ。昨日、私の上司が日本に用事で
帰国したのでたまたまこんな思いが浮かんだのかもしれない。

駐在待遇であれば用事が出来る度に帰国は日程的にも経済的
にも容易いから少々羨ましい。現地採用の場合はそんな風に
はいかないし。シラチャーに越してからのこの3年半近く一
度も帰国してないから少しホームシックになったのかも知れ
ません。