フジミの「F」を作っていて、切り取ったアレスティングフックを無くし、もしかしたらこれから、多分ダメかな、と買ってみたハセガワのスカイホーク。やっぱり、ダメだった。
1969年の製品。たしか¥200だったと思う。50年ほど前のキットに期待する方が間違っていただけで、やっぱりな、が正直な感想。さりとて、だまって捨てるには忍びないし、妙に懐かしくなり、取り合えず手を付けた。
一見、ここがあそこが、と言い出すとキリが無さそうなので、全部飲み込んで、道具も材料も無かったあの頃に帰って、パパっと行くのが正解、部品少ないし。
白は筆塗り。筆ムラが目立つがそこそこで良しとする。プラの色でもガルグレーに見えないことはないので、上面は塗らない。だからパテも使わない。ヤスリもほとんどかけない。細かい所もマスキングなしの筆塗り。
デカールは今の品質なので、貼ってやるとそれらしくはなる。面倒だったのでアンチグレアはフジミのデカール。デカールが短い(1/72)けど、機首が長いのだよ。ここまで、1日半ほどで出来た。細かい事が気にならない、気の短い方、往時を懐かしみたい方には良いキットかもしれない。
でも、けっして1/72のA-4にはならないよ。1/70位のA-4にしか見えない模型かな。この辺りの、ハセガワ スタンダードと言われる繊細なスジボリになる前のキットはエアフィックスのビンテージクラシック シリーズのような物だと思う。そのつもりで買えば腹も立たないのだが、箱を見ても判らないから、クソっとつぶやいた人は居るはずだ。
尚、フジミの「F」には「B」から部品を流用した。