高次脳機能障害ピアサポートセンタースペースナナのブログ

スペースナナは、NPO法人脳外傷友の会ナナが運営する高次脳機能障害者とその家族を支援するための施設です。

スペースナナ通信54号

2013年07月25日 15時47分40秒 | インポート

【5月6月の釣行】
 4月からシーズンスタートした平塚港での釣りですが、2回目の5月は24日に行ってきまし1 た。この日は平塚港に着いた11時がちょうど満潮時で、潮止まりも重なり魚の食いけが心配でした。タックルを組み立て魚の食いけを探り始めましたが、案の定活性が悪く、皆さんの竿にはあたりもなくこませをまいても魚影は見る事ができない状態がしばらく続きました。そのうちにはチョイ投げで魚をねらっていた方の竿に3匹ほどのヒイラギがのり、この日の釣果は全体でこの3匹のみとなりました。私も果敢にへちの底狙いで浮き釣りに挑戦しましたが、バイトはあるもののフッキングには至らず、坊主となってしまいました。
 6月は、梅雨の晴れ間で10日の月曜日に行ってきました。この日は干潮から満潮へ潮が動2 く時間帯だったので、釣果を期待しましたが、魚影もなく静かな釣行のスタートとなりました。途中こませをまいても魚は寄ってこず、またまた坊主かなっと思っていたら、女性の方がヒイラギをゲット!初めて釣り上げたと大喜びでした。が、その後は誰にもバイトはなく、これで納竿かなと何本かタックルをしまい始めていたところ、釣り好きの男性に少し小さめのイシモチがフッキング!見事に釣り上げることができ、やれやれの釣行となりました。この魚は塩焼きが美味いので、お母さんと一緒に来ていた女性宅の夕食の一品になったようです。
 4月からスタートした平塚港での釣りですが、スペースナナでは認知リハの一環として行っています。タックルの組み立ては手順が必要な遂行機能、仕掛けの選択とポイントの選択は戦略、両方の機能を使うことになるので、これからも楽しい認知リハとして続けて行こうと思っています。

【5月の誕生会は2回開催】
 5月は月曜日のみ利用の女性2人と水金利用の男性が誕生月だったので、22日(水)と273 日(月)に開催しました。季節もよくなってきたので、22日は沢山頂いた揖保の糸のそうめんを使ったそうみんチャンプルーを作ってみました。20人前の材料を分担して切り、60㎝の大鍋で野菜の具沢山のチャンプルーを炒めましたが、さすがに20人前の炒め物は腕力が必要で、私が担当しましたが、後で指がつってしまうほどでした。カフェのキッチンで
そうめんの茹でを担当してもらい、タイミング良く茹であがってから皿に盛り付け、最後にチャンプルーを盛りつけながら20人前完成!ハッピーバースディとともに乾杯!となりました。
 2回目は27日(月)2人の女性のうちお一人が、ホワイトシチューが大好きとのことで、ホワイトシチューとガーリックトーストにすることになりました。この日も月曜日で利用者が多い日4 だったので、いつも活躍している60㎝の大鍋いっぱいにホワイトシチューを作りました。カレーの時と同様にいつもはジャガイモの皮むきが大変なのですが、この時期は新ジャガなので、この作業は楽に済ませる事が出来ました。ホワイトシチューにはご飯は合わないので、近くのユータカラヤでバゲットを10本買い込み、すべてを切ってカフェのキッチンでガーリックトーストにしてもらいました。が、計算を間違えたらしく、ものすごく余ってしまったので、皆さんのお土産にしてもらいました。
 スペースでは、毎週1回の料理体験を含めて食材の教材費は、職員を含めてお一人1,000円を頂いて実施してきましたが、周りの事業所や施設の職員研修でそのことを説明すると、「一人1,000円で毎週料理体験ができるんですか?」とよく質問されます。スペースは周りの環境が良く、料理の食材に関しては近くに業務スーパー・ダイソー・フードワン・ユータカラヤの4店があるので、必要な材料に合わせて足を運ぶと非常に安くそろえる事が出来ます。そのことを説明すると、皆さんに驚かれしまうほど環境が良いようです。

【6月の誕生会は施設長のみ】
 6月28日(金)に予定していた誕生会ですが、私と利用者お一人の予定でしたが、この方が5 急きょお休みになってしまったので、私一人だけの「第54回目」の誕生会となりました。シクシク。この日はスペースとしては1年ぶりくらいの餃子大会にしてみました。その他にも中華スープも合わせてみました。金曜日は利用者の数も多い日なので、餃子の皮は200枚用意してみました。豚ひき肉を1,5Kg、キャベツ、ニラ、歯触りを良くするためのレンコン、ニンニクの醤油漬けの食材を皆で分担してみじん切りにし、野菜たっぷりの餃子のアンを大きなボール2個分捏ねて、いよいよ餃子の皮とじの作業に入りました。
 今回久しぶりに餃子に挑戦してみて気づいたのですが、毎週1回の料理体験での調理作業6 が経験になっているようで、形がいびつになってしまうと思っていた餃子が、程よく形が揃っていて、誰が作ったものかわからないほどの出来栄えだったことです。普段何気なく取り組んでいた料理体験を通して皆さん手順や加減が身についてきていることを実感できる餃子パーティでした。皆さんに第54回目を祝ってもらいほのぼの幸せな1日を過ごすことができました。

【7月最初の料理体験は涼しげに冷やし中華】
 7月に入り5日(金)に最初の料理体験で、冷麦を使った冷やし中華を作ってみました。具沢山の冷やし中華にしたかったので、乗せる野菜はきゅうり、にんじん、もやし、トマト、ハムを使い、皆で千切りの作業をしてもらいました。冷やし中華のタレはクックパッドで見つけたレシピで作ってみました。この日は合計15人前だったので、冷麦は2kgを大鍋で2回に分けて茹で、お皿に盛った麺が見えないくらいの野菜たちを盛り付けて皆に食べてもらいました。タレも美味しかったこともあり、男性のうち2名は大盛りを3杯おかわり君をしていました。今まで数多くの料理体験で昼食を作ってきましたが、スペースでは冷やし中華は初めてで、でもとっても美味しかったので、次回はこの方法で冷やしぶっかけ蕎麦やうどんにも挑戦してみようと思いました。

【7月2回目の誕生会は親子丼】
7 前回の誕生日会で麺類を作ったので、今回はご飯を使った丼物に挑戦してみました。近くのスーパーユータカラヤでは、お肉が安いのですが、特に鶏肉が安く、胸肉はいつもg38円で売っているので、脂肪も少なくヘルシーなこともあってよく使います。料理体験で月に1度作るカレーにもこの鶏胸肉を使っています。この日は利用者10名ご家族2名職員4名の合計16人前の親子丼作りだったので、お米1升に鶏肉3kg、野菜の具沢山にしたかったので、玉ねぎ10個人参6本もやし4袋を60㎝の大鍋で炒めてから醤油、みりん、料理酒で味付けをしました。野菜を切る作業は皆で分担してもらっていますが、普段から取り組んでいる料理体験の経験が生かされ、皆さん野菜の切り方を指示するだけで、調理できるようになってきています。同じ作業を繰り返すことによって記憶には残らなくても、体で覚えてくれているようです。
 最後に卵20個をとき入れて卵でとじ、男性には大きな丼で、女性にはかわいらしい丼にご飯と具沢山の親子丼を盛り付けて「乾杯!」となりました。今回も大食漢の男性が参加していたので、丼3杯おかわり君!味覚障害で丼が真っ赤になるまで七味をかける人など、スペースらしい昼食会になってしまいました。来月8月は利用日の違う3名の誕生会があるので、各曜日で3回の誕生会を予定しています。皆さんから月に1,000円頂いている教材費で3回分の誕生会を行うために、予算とメニューを工夫しながらスペースらしい誕生会にしていきたいと思います。

【今年の夏旅行は初めて新潟】
 4年前の11月に1回企画した新潟旅行ですが、今年からは今まで使ってきた熱川の別荘がなくなってしまったので、今は誰も住んでいない新潟の実家を別荘代わりにして夏の旅行で行くことにしました。11月だと佐渡沖で取れた寒ブリが出回っているのですが、この時期はキスやカレイなど夏の魚しかなくあまり期待はできないのですが、車でのんびりセラピー犬達と行ってきたいと思います。今回の参加者は毎日通所している利用者3名と職員2名の合
計5名での旅行となっています。車での移動と長旅になるので、犬達の車酔いが少し心配ではあります。関越高速のドッグランを備えたサービスエリアを探しながらのんびり道中を過ごしたいと思っています。
 初日の7月31日(水)は移動だけで過ぎてしまうと思うので、実家に着いたら妹に手配してもらっている近くの魚屋から取り寄せる地魚の刺身が楽しみです。もちろんアルコールがOKの方はビールなどで乾杯をしていきたいところですが、そうでない方もいるのでアルコールフリーの0,00%ビールも用意していきます。2日目は私は早起きをして近くの両親が眠るお墓掃除をして、その後は大きな水族館「マリンピア日本海」に行く予定です。ここのHPを調べたところ、市の水道局の第3セクターの施設らしく、事前に障害者事業所として見学を申し込むと減免申請ができ、申し込んだところ一人1,500円の入園料が利用者・職員すべて無料だそうです。全員で7,500円分もお得なので旅費を抑えるのに助かってしまいました。
 2日目は是非ということで妹の嫁ぎ先の実家にお世話になることにしています。妹もやる気十分でいろいろ準備をしてくれているようです。生ビール10リットルのサーバーを用意してくれる申し出はお断りしています。


スペースナナのブログ

2011年04月13日 16時37分00秒 | インポート

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スペースナナは、NPO法人脳外傷友の会ナナが開設する高次脳機能障害者とその家族を支援するサポートセンターです。

交通事故等による外傷や病気などで高次脳機能障害になった当事者の方々に、集団認知リハビリや生産活動、その他の活動の機会の提供を通じて、認知能力の向上及び社会性のスキルアップを目指し、また、そのために必要な家族相談・支援も行っていきます。

詳しくは当施設のホームページをご覧ください。

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