銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

深川温泉 常盤湯(東京・森下)

2024-02-03 06:52:00 | 銭湯 温泉
#深川温泉
常盤湯




都営大江戸線
#森下駅
▲森下駅


▲改札口をでたら


▲A7出口をめざす


▲端折ってるが、構内をかなり歩く

▲地上にでたところ


▲近くにある地図をみると、左上にA7出口があり、右下に湯の文字がみえるが、それが常盤湯だ


A7を出たら右に進む

▲ちょっと歩いて



▲ここでストップ。向こうに川が見えるが、その少し手前あたりになる

▲右折して




▲左側に常盤湯がみえてくる




▲到着

▲小さなタトゥーはいいが、大きなタトゥーは駄目だそうだ。暴力団関係者も入場禁止とある


▲目の前には、有料パーキング。奥には自転車置き場があった


開店前に訪れると10人以上の人がすでに並んでいた。近くを通った外国人が、なにここ?と不思議そうな顔つきで通り過ぎていた。
開店時刻の12時をすこし過ぎたあたりに玄関から扉を開く音が鳴り、40代ぐらいの男性がのれんを手に出てくる。
並んでいた先頭の人は掲示物などを出し終わったタイミングで入っていく。
入り口は小さいのですぐに混雑したが、ここは客のマナーが良いのか押し合いへし合いにはならなかった。
靴を預けて左の入り口へと進むと、左側にフロントがあり、対応してくれたのは20代と30代ぐらいの2人の女性。
金髪に近い色に髪の毛を染めていて、マニキュアも派手目でヤンママ風と言ったらいいのだろうか?(語彙力が乏しくてごめんなさい) ちょっと今までの銭湯の受付とはだいぶ雰囲気が異なる。ただし、対応はすごく落ち着いていて丁寧だった。
現金の人はフロントの前にある券売機で購入できるし、電子マネーの人は受付で対応してくれる。
入浴料は520円で、フェイスタオルのレンタル料が100円だった。フェイスタオルのレンタルだと過去最高の値段だったので、一瞬、え?と思ってしまった。
下駄箱の鍵を渡して、ロッカーの鍵と交換する。なので帰りのときはロッカーの鍵を返し忘れないようにしよう。
男湯は左側で、女湯が右側。
ちなみに女湯の入り口付近には小さな休憩所がもうけてあり、そこでおじいちゃんたちがビールを飲みながらくつろいでいた。


のれんをくぐると、入ってすぐ左手のところにトイレがある。こちらは使用する際に裸だとのれんの下から例のブツが見えてしまうので、裸での使用は禁止になっていた。
そこを右に曲がれば脱衣場になる。
脱衣場に入ると、さっそく露天風呂に通じる扉があった。昔あった庭を露天風呂に改造したもので、見た瞬間からワクワクさせてくれる。


右手前のところにはロッカーが並び、受付で鍵が渡されるので自分で選ぶことができない。
洗面台にはティッシュや綿棒のアメニティが置いてあった。


出典:東京銭湯ホームページ引用


浴室の扉をあけると、さっそく目の前には壁に囲まれた立ちシャワーがあった。最近のリニューアルする銭湯でよく見かける作りだ。
浴室の右側には、島カランと右壁にもカランが並ぶ。カランの作りはスーパー銭湯とまったく同じで温度調節もできて、プッシュ式。しかも軟水である。シャンプーするといつまでもヌルヌルした感覚がつきまとう。
室内では落ち着くBGMが流れていた。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲こちらは女湯


浴槽は左端から奥の真ん中付近まで壁に沿って並んでいた。
手前にあるのはシルク風呂で温度は42℃ほど。微細泡で真っ白になり、さらさらした感触だった。その隣にあるのは薬湯のジェットバス。この日は緑茶だった。もちろん本物ではない。
ジェットバスと言っても、最新式は泡がたたないものなので、見る限りだとジェットバスとはすぐに分からなかった。
水まくららしきものがあったが、全く冷たくなかった。


出典:東京銭湯ホームページ引用


一番奥にあるのは高濃度炭酸泉で、こちらはかなり広い。余裕で5人は入れる大きさで、炭酸の濃度もしっかりある。温度は39℃ぐらいだろうか。思う存分足を伸ばして長湯することができた。


浴室の左手前にある二重扉をあけて外にでると、ここはかつて池だったところを潰した露天風呂だ。
右側に天然温泉(塩化物泉)の浴槽があり、温度はかなり高めの45℃ぐらいだった。冬だからこの気温なのか分からないが、かなり熱い。
おそらくこの熱湯は、むかしの常盤湯の伝統を引き継いだものと思われる。常盤湯といえば熱湯が代名詞だったからだ。
しかし、リニューアルするからといって、よく天然温泉まで掘り当てたものだと驚いた。やるなら徹底してやる方針だったのだろう。
右隅には電気風呂が併設されているが、手を入れてもまったく刺激を感じなかった。本当に稼働してたのかと思うほど。


出典:東京銭湯ホームページ引用


扉から左側に目を転じると、サウナの入り口と水風呂がある。水風呂は外にあるせいなのか、手を突っ込んでみたところめちゃくちゃ冷たい。
シングル(10℃以下)まではいかないけど、それに近いのではないかという感覚だった。


出典:東京銭湯ホームページ引用


天然温泉と水風呂の間には椅子が並んでいる。ただ整然と並んでいるので、まるで病室の待合室みたいな風景にもみえた。壁際にある溶岩や灯籠はそのまま残っていた。一方で頭上には天井が設置してあるので空を見ることができない。これは雨天でも入れる配慮と同時に、近くのマンションやビルから覗かれるのを防止するためだろう。
左隅にも椅子が並び、近くにはエアコンの室外機が置いてある。そこから風が吹き付けるのでめちゃくちゃ寒い。座っていたらすぐに凍えるかと思われたが、逆に血管が収縮したのか体がポカポカしてきて不思議な気分だった。
さらに珍しいのが露天風呂のところに自販機があることだ。
ふつうは裸でお金は持ち歩かないので、なぜ露天風呂に自販機が置いてあるのか?!といぶかしがったが、脱衣場から露天風呂に出られるのと、サウナの横に設置されてあるからサウナ利用客を意識したものなのかもしれない。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲椅子は写真とちょっと違う並びだった。お風呂で黄昏時はいい気分だ


壁絵は男湯と女湯をまたいだ真ん中に真っ白の富士山と宝船が浮かぶ縁起物の絵だった。こうした伝統にとらわれない遊び心ある絵だと田中みずきさんかなと思ったが、やはり田中さんの絵であった。


客層は非常に幅広く、若者もいれば高齢者もいて、実力ある銭湯の証だ。
ここはもともと古い銭湯で、当時は番台に座るのが100歳を過ぎた店主だった。2020年に伺ったが、年齢を感じさせないかくしゃくとした姿に驚いた記憶がある。
それからどういう経緯でリニューアルする形になったのか分からないが、お孫さんが銭湯を引き継がれたのは喜ばしい限りである。一方でもう番台に立たれていない店主のことを思い出すと、すこし寂しくも感じた。


▲リニューアル以前の常盤湯


▲入り口は左側だった

出典:ことみせホームページ引用
▲受付は番台

出典:ことみせホームページ引用
▲浴室は昔ながらの作りだった


出典:ことみせホームページ引用
▲当時はお相撲さんも入浴に来ていて、この縁側で煙草をふかしていた


リニューアルによってそのままではなくミニスーパー銭湯のような形へと生まれ変わったけれども、常磐湯の歴史は不易流行として未来へと引き継がれている。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 森下
経路 
周辺の環境 芭蕉通り、小名木川近く

●空間演出
建物外観 宮造り
壁画・眺望 富士山と宝船
統一感 あり
置物 なし
照明 明るい

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 きれい
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 シルク風呂、薬湯、座湯、高濃度炭酸泉、天然温泉
サウナ あり
温度 39~45℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 丁寧
清潔さ きれい
貸しタオル あり(100円)
備え付け あり

◆人
受付 20~30代女性
客層 あらゆる年齢


【案内】

住所
〒135-0006
江東区常盤2−3−8

電話番号
03-3631-9649

アクセス
都営大江戸線「森下」駅下車、徒歩3分

休日
木曜
※祝日でも営業

営業時間
12:00−24:30
最終受付閉店30分前


※東京銭湯ホームページ転載





ゆ~シティ蒲田(東京・蒲田)

2023-12-16 06:53:00 | 銭湯 温泉
#ゆ~シティ
蒲田




JR京浜東北線
#蒲田駅
▲JR蒲田駅


▲改札口を抜けて

▲左折する

 
▲東口にでたところ

▲東口を左に進む

▲ほぼ真っ直ぐ



▲ここで止まり

▲右折して

▲すぐ左折

▲呑川を渡ったら


▲奥の突き当たりにゆ~シティ蒲田がみえてくる


▲まるごとビル銭湯だ


▲到着


入り口の下足箱に靴を入れて左に進むと、小さな休憩所があり、右斜めに受付のフロントがある。
座るのは40代前半あたりの男性。パソコンを熱心に叩いていて、売上管理などをしているのだろうか。対応はしっかりした人という印象を与える。
ここはフロントの後ろにある券売機でチケットを購入。
タオルはフェイスタオルで十分なのだが、バスタオル付きの手ぶらセットしかなかったので、そちらを購入した。
脱衣場の入り口はフロントの横にあり、右が男湯で左が女湯だった。

▲入浴料+サウナは800円。東京だと安い部類になる。一年ぶりにバスタオルを使ったので贅沢な気分になった


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲入ってすぐのところの小さな休憩所


ここは丸ごとビルの銭湯であるが、上階は宴会場を兼ね備えたところなので、脱衣場はそんなに広くはない。それと特にこだわりも感じなくて、ビジネスライクな作りだ。
手前の右側にロッカーが並び、左の間仕切りにドレッサーと洗面台がある。はかとなく古さを感じるが、平成の半ばあたりに作られたところだろうか。
ちなみにロッカーはコインリターン式なので、事前に100円玉を用意しておく必要がある。


浴室の扉をあけると、明るい照明でてらされており、奥行きはそんなにない。
真ん中と左右の壁にカランが並び、シャワーの出は抜群。勢いもあれば湯量も多く、浴びていて気持ちよかった。
ただ若干温度が高めだったので、しばらく浴びていたらかなり火照った。
手前の右側には立ちシャワーがひとつあるが、ヘッドが平らで広く、こちらもすごく快適だった。


浴槽はL字型で立体的な作りになっている。温度はすべて41℃ぐらいなのでみんなが入れる温度。真ん中の浴槽が一段高くなっており(階段でのぼる)、そのお湯が手前と右の双方に流れていく仕組みになっている。
手前の湯船はバイブラで、細かい泡がすごい勢いでわき上がっていた。
真ん中は壁面の四方からジェットが噴出し、ここはかなり深くて短足の自分では足がとられそうになった。
右側は座湯のジェットが2つ並ぶ。水枕はちゃんと機能していて冷たかった。さらに一番右は電気風呂で、電気の威力は控えめ。すべての機能が万人を想定したところである。

出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲こちらは女湯。男湯はちょっと違うけど、だいたいこんな感じだった


さらに浴槽の壁を隔てた奥は通路になっており、真ん中にサウナの入り口がある。サウナには入らなかったが、覗くとそこそこ広さが確保されてあった。
左奥にはこれまた深さを確保するために一段あがった水風呂になっており、サウナブームに乗じたためか、かなり冷たくて14℃前後かなと感じた。


くわえて浴室の右奥に露天風呂の入り口がある。二重扉になっていて、露天風呂の区間に入ると露天風呂は黒湯だった。しかもかなり濃厚だ。手ですくっても底が見えないほど。さすが蒲田である。
温度は41℃ぐらいで、のんびりと浸かることができる。
外気浴のベンチもあるが、狭いスペースに無理矢理置いた感じなので、ちょっと足を伸ばすと人が通れなくなる。
そのベンチの後ろに打たせ湯があった。ボタン式なのでボタンを押すと、最初はちょろちょろ出てくるなと思ったら、少し出てきたものの、それでオシマイ。
自分が経験してきた中で、最弱の打たせ湯だった。


壁絵はチップタイル絵で、ちぎり絵のようや形で山脈が描かれている牧歌的な雰囲気の絵だった。
客層はかなり幅広くて、小さな子どもを連れた親子から友人同士の若者、高齢者に中高年と満遍なく揃っている。全身に入れ墨を入れた若者もいた。


浴室自体はそんなに広くないのだが、欲しい設備は無理なくコンパクトに詰め込まれており、浴室から出てきたときはいつも以上に満足感があって、かなり精度の高い銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 蒲田
経路 東口をでて呑川を渡る
周辺の環境 飲み屋や美容室、コンビニ

●空間演出
建物外観 ビル
壁画・眺望 山脈の絵
統一感 あり
置物 なし
照明 明るい

★設備
休憩所 小さなロビーやお座敷
脱衣所 ふつう
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 バイブラ、ジェット、座湯、電気風呂、水風呂、露天風呂(黒湯)
サウナ あり
温度 41℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 しっかりしてる
清潔さ きれい
貸しタオル あり
備え付け なし

◆人
受付 40代の男性
客層 幅広い年齢


【案内】

住所
〒144-0052
大田区蒲田1−26−16

電話番号
03-5711-1126

アクセス
京浜東北線「蒲田」駅下車、徒歩5分

休日
火曜

営業時間
11:00−24:00

※東京銭湯ホームページ転載

天神湯(東京・京急蒲田)

2023-04-15 06:47:00 | 銭湯 温泉
#天神湯





京急本線
#京急蒲田駅

▲京急蒲田駅。同じ蒲田駅でもJR蒲田駅とはだいぶ離れている


▲階段を降りて


▲改札口

▲地図をみると羽田空港線に沿って歩く


▲東口

▲空港線に向かって歩き


▲歩道橋をのぼり


▲階段を降りて


▲降りたら、空港線の下をくぐって左の道に進む

▲空港線沿いに道があるのだが、こちらには進まず

▲さらに左にある商店街の狭い道に進む

▲ここを真っ直ぐ進むだけ



▲おそば屋さんが左に見えてきたら

▲その隣に天神湯がある


▲到着


出典:東京銭湯ホームページ引用


▲日曜日だと9時から朝風呂をやってるようだ

▲男女入れ替えがあり、この日は男湯が一階だった。


出典:東京銭湯ホームページ引用


▲二階に下足箱がある


靴を預けて入り口に進むと、右側にフロントがある。座るのは、70代後半ぐらいの女性。
話し声がとても上品で感じが良い。ただ気になったのが、テーブルにお茶の入ったマグカップを置いてあること。結露などで下が濡れることもあるだろうし、その近くでタオルの受け取りをするのは若干抵抗を感じた。
フロントの後ろに券売機があるので、そちらで入浴券などを購入する。貸しタオルは50円だった。
先ほどの入り口から見て左側に広い食堂があり、軽食サービスもおこなっているようだ。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲受付とロビー

出典:東京銭湯ホームページ引用
▲食堂


この日は男湯が一階だったので階段を降りると、大型銭湯らしく脱衣場は広いスペースになっている。
ただロッカーは壁沿いをL字に並んでいるので、数人が同時に使用しているとぶつかりそうになる。これだとせっかくの広いスペースが有効活用できていないように思えた。
すみっこにはドレッサーがあり、ドライヤーは有料。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲かなり広々とした脱衣場


浴室に入ると、浴室も当然ながら広い。
目の前には島カランがあり、右側の壁沿いにもカランが並ぶ。
左手前には立ちシャワー。
みんな勢いがあって使いやすいのだが、最初に使う時はかなり熱かった。


浴槽は浴室の左側を占めていて、入り口から見て奥側に主浴槽がある。
とても大きくて十数人は入れる規模だろう。ベーシックな設備が揃い、電気風呂を皮切りに座湯、ボディジェット、ハイパージェットと続く。
温度は43℃ぐらいと銭湯としては平均的な温度なので快適。


出典:東京銭湯ホームページ引用


入り口の手前側にあるのは水風呂で、ここは何回か来てるのだが、なぜかくる度にみんな潜水している。もはやこの銭湯の文化なのかもしれない。
その水風呂の隣にサウナがある。サウナもスーパー銭湯並みの広さで、大きさに驚く。そして一番すみっこにあるのは、ブラックシリカの湯船。この湯船は3~4人程度でいっぱいになるが、ここの銭湯の一番の目玉である。
解説を読むとブラックシリカとは北海道の南方でしか産出されないもので、幻の天然鉱石と呼ばれている。
成分は珪草類が堆積した天然鉱石で、アイヌ民族のあいだではかつてナウマンゾウがブラックシリカのある水辺で水を飲んでいたところ傷が早く癒えたという言い伝えがある。しかしナウマンゾウが絶滅したは2万年前なので、はたしてその頃の話を正確に言い伝えているのだろうかと若干疑問が…。
赤外線を放出してるので地中まわりは融雪が早く、地元の人たちはブラックシリカを砕いて融雪剤代わりに使ってるそうだ。だとすると幻の天然鉱石と呼ぶにしてはずいぶんと扱いが雑すぎる。


入り口から見て浴槽の真っ直ぐ進んだ先には露天風呂がある。
特別な創意はないけれども、広くて10人ぐらいは入れそうな大きな浴槽だった。
外気浴用の椅子もあるので、そこに座ってまったりしてると、ゆったりした時間が流れる。
頭上はほとんど屋根で覆っているが、隅っこのところだけ空いているので、雨が若干吹き込んでいた。


出典:東京銭湯ホームページ引用


壁絵は、パネル写真で滝の写真が飾られているが左右対称なので、半分を切ってそれを反転させて一枚の形に作ったものだろう。


客層は、おどろくべきことに親子がほとんど。もともと大型銭湯はこうした親子連れが多い傾向にあるが、ここまで親子ばかりの銭湯ははじめてだった。
幼稚園児ぐらいの男の子と女の子がわんさかいるので、まるで幼稚園にまぎれこんでしまったかと思うほどだ。
さらに小学生だけのグループもいたり、どうしてこんなに子どもが多いのか不思議なほどだった。


建物は古いので所々老朽化した部分はあるが、全体的に綺麗で快適。
ほぼ標準的な設備が大半を占めているので目新しさはないのだが、一つひとつの精度が高く雰囲気もまってりしていて、こうした安心感が親子連れや小学生グループを呼び込む理由かもしれない。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 京急蒲田
経路 東へ真っ直ぐ
周辺の環境 住宅

●空間演出
建物外観 ビル
壁画・眺望 なし
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 広い
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 電気風呂、座湯、ボディジェット、ハイパージェット、水風呂、ブラックシリカ
サウナ あり
温度 42℃
棚 あり
男女入れ替え あり

■サービス
接客 上品
清潔さ きれい
貸しタオル あり(50円)
備え付け なし

◆人
受付 70代の女性
客層 多彩な年齢層


【案内】
住所
〒144-0035
大田区南蒲田1−7−23

電話番号
03-3731-7069

営業時間
14:00−24:00
土曜、祝日は12時から、日曜は9時から営業

※東京銭湯ホームページ転載

平安湯(横浜・鶴見市場)

2022-03-15 06:27:00 | 銭湯 温泉
#平安湯





京急本線
#鶴見市場駅

▲京急の鶴見市場駅


▲川崎と鶴見に挟まれた場所にある






▲階段をのぼり




▲改札口


▲こんな小さな駅なのに、珍しくイエローハッピーステーションなるものがある


▲飲み物やお菓子のほかに子ども向けのお土産まであった

▲地図をみると、左が現在地。目的地は、右端のところだ。歩いて8分ほど


▲右の階段を降りて




▲でたところ


▲右に曲がったら


▲すぐ左折


▲道なりに進んで




▲大通りにでる。ここを右に向けば、箱根駅伝の鶴見中継所がみえる。9区から最終10区にたすきを渡す場所で、注目される中継所だ


▲目の前の横断歩道を渡り




▲ホテルニューヨークの自由の女神がみえてくる


▲帰りに撮った写真。ラブホテルなのに街のシンボルになっている


▲ホテルニューヨークを横切り


▲そのまま真っ直ぐ歩いて横断歩道を渡り


▲今度は右


▲ローソンを通り過ぎて


▲ローソンを通り過ぎてすぐのところで立ち止まると左折する


▲左に曲がったところ


▲あとは真っ直ぐ行くだけ




▲左に煙突がみえてくる








▲到着


下足箱に靴を入れて左側の扉を開けると、すっきりした縦長の空間になっている。左にあるのは印象的な薄緑色のソファーで、右側に受付。
座るのは60代後半から70代前半ぐらいの女性でしっかりした対応だった。
のれんの色が区分けされてなかったので青色が男湯と思い込んで右側に行こうとしたら注意された。左が男湯で、右が女湯だった。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用
▲こんな感じで両方とも同じ色。文字で色分けしてるけど、これだとパッと見分かりにくい


のれんをくぐると、ふつうのスペースの脱衣場で、脱衣場の時点でけっこう人がいるなという印象だった。
ロッカーは手前側にあって、奥左側に洗面台。洗面台の鏡に向かってブツブツ独り言を言ってる30代ぐらいの入浴客がいた。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用


浴室の扉を開けると、まず目に付くのが真っ黒に染まった床だ。黒湯で染み込んでしまったのだろう。
入り口のすぐ手前右側に水風呂があるのだが、それが“かつては黒湯(冷鉱泉)”だったのだが、今回訪れると白濁のお湯に変わっていたからビックリ! 黒湯は枯れてしまったのだろうか…。
左に目を向けると、真ん中手前に立ちシャワーがあり、左奥にサウナ。
レイアウトはほかの銭湯と同様に真ん中に島カランが並び、左右の壁にもカランが並ぶ。奥の壁沿いには浴槽。
浴槽は3つに分かれている。
右側が“元黒湯”の温泉で、やはりここも壁の側面が真っ黒なのだが、今は薄茶色が少し入ってる程度のほぼ白濁だった。深浴槽で3人ほどが入る小さなスペース。温泉の成分はナトリウムー塩化物ー炭酸水素塩冷鉱泉と表記されていたが、今はその成分が変わってるかもしれない。
温度は43℃ほど。
真ん中は主浴槽で、右に電気風呂があり、バイブラが続く。白湯で温度は42℃ほどか。
最後の左端は座湯で、こちらは深浴槽。温度は真ん中と同じ42℃ほどだ。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用


壁絵はペンキ絵がないものの、下の部分がタイル絵になっており、水中の中で植物が根をはり、水面の上で葉を咲かせている情景が描かれていた。その水中の中で鯉が泳いでいる。


客層はほぼ高齢者だが、若い人もちらほらいた。この手の古い銭湯はたいてい高齢者ばかりなので意外だった。


はじめてここを来たときは鉄臭のする濃厚な黒湯に感動したものだが、今はすっかり脱色されており、こういうこともあるのかと少し寂しい気持ちになった。
ただ、お客さんの活気はまったく失われておらず、地元の人たちにとって黒湯であろうとなかろうと大切な場所であることに変わりはないだろう。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 鶴見市場
経路 海方面に歩く
周辺の環境 住宅

●空間演出
建物外観 かなり古い建物
壁画・眺望 タイル絵
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 ふつう
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 水風呂、座湯、バイブラ、電気風呂、温泉
サウナ あり
温度 42~44℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 丁寧
清潔さ ふつう
貸しタオル あり(0円)
備え付け なし

◆人
受付 70代の女性と80代の男性
客層 高齢者中心


【案内】
住所
〒230-0031 
横浜市鶴見区平安町1-70

電話
045-502-4126

営業時間
15:00〜22:00

定休日
不定休

※神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ転載

横浜温泉チャレンジャー(横浜・十日市場)(閉店)

2022-01-11 06:18:00 | 銭湯 温泉
#横浜温泉チャレンジャー
2021年12月31日閉店







JR横浜線
#十日市場駅

▲横浜線の十日市場駅


▲バスターミナルへ行き


▲3番乗り場で乗車


▲長津田南というところで降りる


▲長津田南からひたすら下り








▲ようやく平坦な場所にやってきて


▲横浜温泉チャレンジャーの看板がみえてくる


▲もうちょい先にある


▲この右奥だ




▲チャレンジャーの看板がみえてくる






▲到着


▲閉店のおしらせ


▲中に入って玄関を振り返ったところ


▲受付


▲白いシャツを着た男性はテレビ神奈川の人。浴室の中まで入ると「テレビ神奈川の者ですが、撮らせてください」みたいなことを言っていた。
テレビ神奈川は銭湯巡りの番組も作っていたので、こうした有名どころの閉店だと取材するのだろう




▲入り口を振り返る


奥に進むと左が男湯で右が女湯。
のれんをくぐれば予想以上に大勢の人たちでにぎわっていた。みんな別れを惜しんで来たのだろう。かくいう自分のそのうちの一人だった。
下駄箱の鍵がそのままロッカーの鍵になる仕組みで、ロッカーが一番下だったので失敗した。
扉の浴室をあけると、とにかく湯気が充満してて周りがよく見えない。


カランは右に二列で、左は壁沿いに並び、あとは奥側に浴槽がある。
奥右側にあるのが寝湯で、4人が同時に入れるが、こちらは頭を預ける角度が微妙なので体がズルズル落ちていく。
温度は41℃ぐらいと低め。
左にあるのが主浴槽で、2つに分かれているが、どちらも温度は44℃ぐらいで、なにもないかジェットバスがついているかの違いだった。
泉質は塩化物泉だと思うのだが、茶褐色をたたえながら、ほぼ無色透明で匂いは若干油のような感じが漂っていた。泉質が体に合うのか、最初は熱いと思ったけど慣れるとすごく気持ちよかった。


出典:ニフティ温泉ホームページ引用
▲この写真に富士山の絵が描かれていないので、初期の頃だろう。最後は富士山の絵がボロボロだった


ここは外気浴できるスペースもあって、ベランダのような場所にある。
以前だと一度脱衣場に戻らないと行けなかったが、今回はステンドグラスの装飾がほどこされた浴室の扉からも出入りできるようになった。
横浜温泉チャレンジャーのまわりは森ばかりなので、空気が澄んでおり気持ちいい。冬だから当然乾燥もしていて、体全体で湯気を出しながら椅子に座っていると気がつけばほとんど体が乾いていた。
このルーチンが好きで、年の瀬は何度か来たものだった。


この手の銭湯ではすべて温泉というのは珍しく、海沿いだと適当に掘れば黒湯がでてくるらしいのだが、ここのような海から離れた場所だと掘り当てるまでに大変だったろう。
今は亡き経営者がチャレンジャー精神で勝負に出て温泉を掘り当てて、横浜温泉チャレンジャーという名前になったのだが、残念ながらチャレンジャーにも終焉の時がやってくる。
 

近年はコロナ渦の影響で客足が遠のき、赤字の垂れ流しで経営的に厳しかったようだ。
やはり立地場所が駅から遠くて気軽に来れないのが不便だったのと、設備面でスーパー銭湯と比べるとどうしても見劣りしたサウナと水風呂があればまた違ったかもしれない。


今後復活する可能性はほぼないだろうけれども、このチャレンジャー精神が誰かに受け継がれて、どこかで形を変えた新しい横浜温泉チャレンジャーが生まれることを切に願う。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 十日市場
経路 バス
周辺の環境 森

●空間演出
建物外観 養護施設
壁画・眺望 富士山
統一感 あり
置物 マンガとか
照明 薄暗い

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 細長い
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 寝湯、ジェットバス
サウナ なし
温度 43℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 きわめて親切
清潔さ ふつう
貸しタオル なし(円)
備え付け あり

◆人
受付 60代の女性
客層 多彩


【案内】

所在地 
神奈川県横浜市旭区上川井町2287番地

​TEL (045)922-5590

営業時間・定休日/料金
9:00 - 22:00

第3水曜日定休日

大人(3時間)600円
子供(3時間)300円

※横浜温泉チャレンジャーホームページ転載