『斬(ざん)』

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ネガポジによって受ける同じ記事の印象に付いて考える

2006年12月02日 | ブログの文章・書き方を考える
 ある旅行に行ったとする。その旅行記を書こうとしたときに、ポジティブな話題を中心に書くか、ネガティブな話題を中心に書くか、果たしてどちらがいいのだろうか?

 おおよそ旅行というのは、少なからずハプニングが起こるものです。それ自体が非日常な出来事ですから、刺激されたり、普段では気が付かなかったことがあったりと何かと話題を生みやすい。ましてや複数人で団体行動を取った場合では、思わぬ発見や、場合によっては「伝説」を作ったり、見たりするという場面に出くわすこともよくある話です。

 では、そのハプニングや出来事をポジティブに捉えて書くのか、それともネガティブに捉えて書くのか、たぶんどちらでも書けると思うんですよ。

 たとえば、
 「○○さんが、電車の出発時刻に遅れてしまい、他の人に迷惑を掛けた」
と想定した場合でも、
 「○○さんには、遅刻癖があって今回も何かやってくれると思ってたらやはりだ!」
と相手を攻めるような文章にするか、
 「○○さんの遅刻で、出発時刻は遅れてしまったけど、結局目的地に付いた時間は予定時刻とほぼ一緒だった。乗り換えなどの余剰時間がとってあったため、余計な待ち時間が無くなって、かえって快適だった。」
など、ハプニングはハプニングと捉えるけど、ネガティブには書かない場合など。

 よく、ブログをはじめるときのマニュアルには、ポジティブな内容にするよう推奨しているけど、リアルと直結してる場合を除いて顕名の場合だったら、少しネガティブに書くくらいのほうが、共感を得られやすい。

 ポジティブな文章は、定期読者のように記事の書き手をよく知っている場合は、それでも問題は無いでしょう。しかし、一見さんや書き手のキャラクターが出来ていないとポジティブな記事(日記)で、読ませる文章を書くというのは、とても難しい。なぜなら、多くの書き手がそうやって、当たり障りの無い、起きたことをそれ程工夫もしないで記事にしているからです。

 だからといって、ネガティブすぎる誹謗中傷記事を書けとは言いませんが、要所要所にネガティブさを散りばめているほうが、記事がスパイシーになって締まります。

 人間、半分はポジティブで半分はネガティブです。ポジティブさばかりの場合は、ポジティブな人達が集まりますが、時に残った半分のネガティブさを表せなくなり、それが苦痛となってしまう場合もありえます。だから、ちょっとネガティブさを入れることで、誰しもが持ってる両面を、満足させられるのです。7:3か8:2くらいでポジティブ:ネガティブを組み合わせると、結構読んでいて面白い記事になるのではないかと思ったりします。
 まったく持って検証などしていませんので、相変わらず勘による適当さ加減ですが、まぁ、いつもの事ということで、お後がよろしいようで。


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