ぬちどぅ、たから（命は宝）

健診を受けない理由。

病気が見つかると怖い。

病院にかかっているし、検査もしてるし。

ポックリ行くからいいや。



その気持ち分からないでもない。

現実から逃げたくなるその気持ち。



思い出した。

水谷先生の講演会での最後の方の話。

終始、泣きっぱなしだった私は感動でいっぱいで

人に伝えられるほどもう集中力がなかった。

だから、この話しをしっかり伝えたいのだけれど

内容が希薄になってしまうかもしれない。

それでも、みんなに伝えたいと思う。



ある日、水谷先生は今は亡き筑紫哲也さんに誘われ

沖縄へ（神社だったか）お参りに行った。

そこで、あるひとつの壕の中での出来事を

知ることとなった。



その壕にはたくさんの人が、

戦火から逃れるために集まっていた。

しかし、アメリカ兵に見つかってしまい

中には、手榴弾がどんどん投げ込まれた。

壕に入っていたのは、お年寄りから小さい赤ちゃんまで。

大人たちは、次々とその手榴弾に覆いかぶさった。

そして、その大人達を見た小さな子供達までも

その手榴弾に覆いかぶさっていった。



その姿を想像して、涙が止まらなかった。

まだ幼い子供達の顔が浮かんだ。

そして周りの知人、友人の顔。

私は守れているだろうか。

大事にできているだろうか。




こうして、助かった奇跡の命。

どれだけの人が犠牲になったのか、何人助かったのかは分からない。

しかし今、その命が繋いだ命が

自分達の周りに存在していることは事実だ。

そして自分自信にも先祖代々、紡がれた奇跡の命。



みんな繋がってる。

あの人も、この人もみんな。

ひとりひとり、大切な命。大切な人。

まあるく、まあるく繋がって、

大事に大事に守っていきたい。



自信のなくなる日も

嬉しい日も

そこに、あなたがいるから頑張れる。

そんなあなたになりたい。

いつもありがとうございます