Mr・ホームズ 名探偵最後の事件

アマゾンプライム

思い出せないことばかりの、最晩年のホームズの日々
ワトソンは３年前に「さよならも言わずに」亡くなり
ハドソン夫人もとっくに亡くなっている

思い出せない
でも思い出せないことは自覚している
身体から脂肪が抜け、余ってしまった皮膚は薄っぺらいシワになり重なる
老人斑は手にも顔にも数えきれない
筋肉は薄くなり、骨も関節もいうことをきかない

父親を英国に引き止めたために、不幸にした日本人の妻と息子
ウメザキとの経緯も記憶が定かではない

引退を決意した最後の事件
一枚の写真
写真の女性はアン
カメオローズの香り
左手だけの白い手袋
田舎に引っ込むことにした最後の事件
未解決だったのか、どこで自分が間違ったのか思い出せない

折々に訪れる記憶の断片を書き留め、
事実だけをつなぎ合わせて物語を完成していく

ホームズが暮らす田舎は殺風景で美しい
海に近い田舎で家政婦とその息子ロジャーと養蜂をしながら生活している
「彼はわたしの宝物だ」
ロジャーは宝だと認める
最後の事件の全容を思い出す
自分がウメザキに何を言ったかも思い出した

孤独を認めた先には
暖かい孤独があった

遠景に岸にそそり立つドーバー海峡の白い崖
そこを見渡せる草原に、先に逝った者の名を唱えながら
丸っこい石を円形に並べ、ホームズはその中に座っている

グレートウォール

アマゾンプレミアム
わたしは星5つ

マット・ディモンが万里の長城でクリーチャーと闘う
大好物なジャンルの映画ということもあって、すごくおもしろかった

長城を護る軍隊はイケメン＆美女でできている
黒備えは歩兵、赤備えは射手
青備えの鶴軍は女ばかり
鶴軍は槍を持ち長城から鳥のようにダイブしてクリーチャーと闘い
クリーチャーに喰われていく
喰われながらも最後まで槍や刀をふるい闘う

戦いの合図は太鼓
鶴軍の女たちが将軍の指示ごとに太鼓のリズムを叩き分ける
太鼓の音に血は湧き肉は躍る

クリーチャーの名は饕餮（とうてつ）
中国神話の怪物でなんでも喰らう
饕餮が大軍となって万里の長城を襲ってくる
突破されれば、梁の都が襲われる

軍隊の甲冑、兜、具足の質感、デザイン、色、マントが風になびく様までも美しい
何十万おそらくもっと多くの天燈（ランタン）が戦士した大将の追悼に放たれ
龍のように夜空を昇っていく

ツッコミどころは数々あるけど
美しい様式を楽しんだ

マッドマックス 怒りのデスロード

ホント、ヒャッハーで大がかりなケンカがほぼ２時間
観るのにとてもとても体力がいる
ケンカのしかたが
そうくるか
と、目を見張るほど面白い
そのケンカシーンに挟まれた
砂嵐
湿地
沼地
砂漠
夜
雲
夜明け
がなおさらことさら美しい

面白かった！

cool

アメリカンスナイパー

ブレイブ・ソルジャーズの10年ほど前、911後のこれは戦争映画
実在の人物の話だけど、戦争映画だ
密度が濃い
ヒーロー、レジェンド、星条旗……
それらの情景を怖ろしいと感じるけど
ニュートラル感もある
それがイーストウッドのすごさなんだろうな、と思う

GYAOで観た「ブレイブ・ソルジャーズ」

2013年11月12日　イラク　ナシリア　イタリア警察軍駐屯地で自爆テロがあり
イタリア人16名（警察軍・イタリア軍15名、民間人１名）とイラク人８名が死亡した
その実話をもとにつくられたフィクション
前編・後編あわせて３時間以上
そこは平和維持活動における軍事介入の険しさ
時期的に、イタリア警察軍と自衛隊の今後の活動が重なってしまう

イントゥ・ザ・ウッズをレンタル

15分もたずに
いつの間にか寝ていた
いつの間にか
ミュージカルを観られない体質になっていた
……としか思えない

死の天使はドミノをたおす

もう40年も前のこと
３つ年下の人形作りの男の子の知り合いがいた
四谷シモン氏の人形が好きだと言っていた（ような気がする）
身の丈20センチほどの
ちゃんと手足が動く和服姿の少女の人形を作っていた
着物は母上が縫ったそうで、
何体か作っていた
そのうち一体を譲ってもらったのが、いつもの喫茶店のママだ
わたしも欲しいな
と思ったが言わなかった
すごく欲しい、でも手に入れて置いておくには妖しすぎる人形だった
「時々しらない間に動いてんだよね。ちょっとだけ位置がズレてたりするんだ」
などと言っていた

というようなことを思いだす

その男の子ももう還暦を三年後に控えている
制作は三次元から二次元になり
日本画のようなアクリル画の絵描きさんだ

その女アレックス

残酷で悲惨だけど
読むのをやめられない
読後のカタルシスは
完遂へのものだろうか

ふしぎな岬の物語

友人と観る
平均年齢の高いお客さんの中で
ほぼ最年少ではないかと思える友人とわたし
上映中、覚えているだけで
３度ケイタイもしくはスマホの着信音が
聞こえた
隣の男性はよく泣いたし笑っていた
サユリストなのだろう

LIFE !

これは
なんというか
夢のようなファンタジー……かな

ラストシーンは静かに泣ける

観ているあいだ
シャーリー・マクレーンのなまえが思い出せず
エンドクレジットでやっと　！　
で、どうして思い出せなかったのかと
しばし頭をかかえた

やっぱり、ライフ最終号の表紙を検索しちゃいますね
ライフ誌はなんどか休刊復刊を繰り返しているようで
いまのところの最終号は
ケネディ大統領の胸像のようです

アナと雪の女王

滅多に観ないディズニーもの
超久しぶりのミュージカル
原曲と日本語吹き替え、
りょうほう聴いて

日本語の語感って、いい！

アンフォゲッタブル 完全記憶操作

TVドラマシリーズ

頭の中では、なぜかナットキング・コールの甘い声が流れてしまうけど
ドラマの内容は甘くはないですね

米国製TVドラマはおもしろいです
主人公はたいていトラウマを抱えているようです

リベリオン

ガン・カタって何？

というわけで観てみました。

ゴジラ

おもしろいです。
スピード感とスケール感
物量ともさすが米国
軍を動かせば、右に出る者ナシ

それでも、ちょっと突っこんでみたいところもあったりして
（えっ、焼却できちゃうの……みたいな）
それも楽しい
ギャオス変異種的怪獣
もう少し、こう、なんとか……
ま、いっか