10月27日、第3回大阪マラソン。
秋晴れで絶好のマラソン日和でした。
前日の土曜日、ゼッケンをもらうためランナー受付に行ってきました。
想像を超える人の多さに驚き、更に緊張が高まった。
受付はフィニッシュ地点である南港インテックス大阪。
フィニッシュゲートも既に設置が完了していて、テレビ局のスタッフがカメラの足場等を組んでいた。
スタート地点である大阪府庁周辺にも仮設トイレの設置作業が行われていた。
相方の車に乗り、作業が進む様子を見て「逃げ出したい」と、お互いにネガティブになっていた。
土曜の夜、ゼッケンを貼ったり、計測チップをシューズに付けたり・・・
持ち物を何度も確認し、焼酎を2杯飲んで寝た。
そして当日、嫁ちゃんに相方との待ち合わせ場所である大阪城公園駅まで車で送ってもらった。
午前7時にもかかわらず駅周辺には大勢のランナーが集結。
緊張しながらも談笑しながら荷物を預けるトラック前まで移動。
着ていたジャージを脱ぎ、走るのに必要な物だけを持ちスタート位置へ移動。
この時点で太陽は出ていたけど、我々のブロックは大きなビルの陰になり寒かった。
そんな寒い中、約1時間半待った。
不思議なもので、マラソン前の水曜からは走っていない。
そして寒い、だからマラソンは怖いが「早く走りたい」という気持ちが大きくなった。
午前9時、スタート。
人が多いのでスタートゲートを通り過ぎるまで約10分要した。
ゲートを過ぎてもノロノロペース。
流れに任せて走ることにした。
なんとか自分のペースで走れるようになったのは5kmぐらいからだった。
会社の後輩が大丸前で撮影してくれた。
この頃は元気だった。笑
ペースの遅い人を追い抜くのに、かなりジグザクな走りをしなければならなかった。
その影響からか? 15km付近から左足首が痛み出した。
心配していた膝や足裏の痛みは出なかった。
なんとか足首の痛みを我慢や誤魔化しつつ、結果的に最後まで走り切れた。
25km~30kmまでが辛かった。
沿道で声援をくれる人達が足を動かせてくれた。
本当にありがたかった。
残り10kmぐらいの地点で妹が大声出して檄を飛ばしてきた。
暫く並走して叫んでいた。
思わず私も大声出して気合を入れた。
これで何かのスイッチが入った。
応援してくれる人達とのハイタッチ。
下半身は感覚が無いほどになっていても、きっと最高の笑顔でハイタッチしていたと思う。
「がんばって!」「ありがとう!」を何度交わしたか。
あれは不思議なパワー。
もし、応援してくれる人がいなかったら完走は無理ですね。
やっぱマラソンは一人で走れない。
自慢できないタイムではあるけど、トイレに並ぶ以外は歩かなかった。
歩くことを自分が許さなかった。
あんなに応援してくれているのに歩けるワケがない。
きっと人生も同じ。
様々な人達に支えられて前に進む。
参加した全てのランナーの皆さん、応援してくれた全ての人達、ボランティアの方々。
ありがとうございました。
そして、こんなに素晴らしい大会に出させてくれた相方、ありがとう。
この感動は生涯忘れない。