「位打ち」を受けているのかもしれないですね。

　「寡占なる孤独（承前）」の前に一つ寄り道

　この市長選立候補予定者は、
本当に「現職の後継者」ではないのかも知れないですね。
　毎年昇進してついに事務方トップの総務部長というのは、
現職に覚えめでたい取り巻きナンバー１と見えます。
ですが理由は説明なさいませんが、何度も後継者では無いと繰り返されます。
　現職不人気ゆえの戦術であろうと思っていたのですが、
しつこすぎますし、説明するのもいやみたいですよね。

　ふと思い当たることがあります。

　町内公民館でお話を伺う前ですけれども、
「うちの候補を応援していただかないと今度から仕事をまわしませんよ」
と市の担当者から言われたと怒っている人がいて、
（後に出てくる怪文書？の発行元の身内なのですけれど）
この候補の事務所関係者に忠告したことがあります。
「そんなことをしていると、味方である人も敵になっちゃうよ」
　返事は以下のようでした。
「市当局が我々を妨害するために言っているのだろう」
その口調は市当局が応援することはありえないと言うようでした。
なんか変だなと思いました。

　ミニ集会でも現職とはまったく関係ないと明言していました。

　先日の決起集会の後援会長の発言を伺うと本当かなとも思います。
なんか現職と確執があるのかな？
献血をしていて集会に行っていないので、速記録を読んだのですけれど。

　それによりますと、
①現職ではダメだ。その後継もだめだ。
②副市長もダメだ。
③知らない人間だったが、総務部長だったから行政手腕があるだろう。
④現職市政とは決別するが、事業は継続しなくちゃいけない。
⑤年寄りじゃ老害だから若い人にがんばってもらわなくちゃ。
⑥中傷する文章が出回っているが嘘語りだ。
⑦中立はだめだ。旗色をはっきりさせよう。

　「後継者」の後援会長の発言とは思えませんね。
本当に後継者では無いのか。

　納得できる本人の行動がなければ、
現職派も、反現職派も敵に回した大愚行に思えますが、
これは起死回生の大勝負なのかもしれませんね。



　信用できる人間が何人も「あの人はいい人だ」というのに、
ミニ集会での質疑応答では「いい人」という部分が片鱗も見えませんでした。
これを、不思議に思っていたのです。



　ここで、一つ仮説
「この候補者は、位打ち　に遭っている」

　「位打ち」というのは、公家伝統の優雅な政敵排除方法で、
「潰したい相手の位をどんどん上せて自滅を待つ」という方法です。
有名な例では、源義経などですね。

　これにかかると、
①増長して人格が荒廃する
②嫉妬を買い、盟友まで敵になる
③仕事を覚えるよりも早く出世するので、
　無能だがヒキで上がっているように見える
④応援しているようにみえるので、苦情の持っていきようがない。
などの状態になって、自滅していくことが多いのです。

　稀に、地位が人間をつくり、高い地位にふさわしい人間になって大成功
という人もいるようですが、
その時は「初めから応援していた」といえるので、仕掛けている方は平気です。

　異例の出世スピードと、
元教育委員会総務課長なのに、教育委員会の決定を知らなかった事から
「位打ち　を受けていた可能性がある」と思います。

　いい人だ　という友達たちは、
位打ち以前の彼を知っている人なのでしょう。
上の者が脅威をおぼえるくらいの有能な素晴らしい人だったのでしょう。



 　できうれば、候補者自身により
現在の市政の上にかぶさったダーティーな印象を一掃するような
起死回生策をお願いしたいものです。
前総務部長ならそれが出来る情報を持っているはずです。