永遠の歌を求めて

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ザマナイ(時代)

2009-08-07 | Zaman-ai ~時代よ!~
NHKの「ノーモア・ヒバクシャ」という番組。
用事をしながら音声だけなんとなく聴いていた。
カザフスタン・セミパラチンスクにおける核実験での
被爆者への鎮魂歌が歌われた。
録っておけばよかった…
ネットで調べてもこの番組の情報しか出てこない。
どなたかyoutubeに載せてください、って言ったらNHK怒るかな;

ローザ・リムバエワさんというカザフの国民的歌手の方。
さすがに歌唱力がすばらしい。
しかしこの歌の歌詞。ストレートな痛みと悲しみが胸につきささる。
日本の多くの歌のように愛だの恋だのちゃらちゃらしたものじゃない。
生身の人間の心からの叫び。私が作らなければならないのはこういう歌。


それにしても。世界各地に核実験が行われた場所があるのは知っているけれど、
世界中に200万人もの被爆者がいるというのは知らなかった。
ポリネシア、カザフスタン。ウイグルはここにカウントされているのだろうか?
死の灰は体内に吸収され、生きている限り放射能で被爆し続ける人々。
急性骨髄性白血病、がん、甲状腺異常、突然の心臓病
その他原因不明の病気や障害児出産の多発…

人間が、人間に対していったい何をやってきたのだろう?
その国の領土の人間をこれほどの危険にさらして。
違う民族なら、何をしてもよかったと?
どうしてそんなふうに残酷になれるの?

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10 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
核廃絶 (Steve)
2009-08-12 10:33:07
アメリカでは、先程NHKの国際放送で「ノー・モアー被爆者」という番組が放送されました。この番組を見て心が痛みました。ロサンジェルスにも手弁当で、核廃絶を唱える婦人が居ます。
「据石和(すえいし・かず)」という、80を超える方です。全米の大学や団体を自費で飛び回り、核の悲惨さを訴えています。

カザフタンの女性の方の歌には、涙を抑えることが出来ませんでした。心の叫びでした。この歌をもう一度聴きたくて、あちこちを検索したら、ここに辿り着きました。歌詞を調べられ、私にも教えて戴けましたら、幸甚です。
Re:核廃絶 (TOMOKO)
2009-08-12 12:33:22
Steveさま♪

はじめまして、ようこそおいでくださいました。
そうですか、国際放送で。
原爆の真の恐ろしさを知らないアメリカの方が一人でも多く見て下さったとよいのですが…

据石さんのお名前は初めて伺いました。すごいですね、80才を越えてそういった活動を私費でなさっているなんて。頭が下がります。
私は思うだけ・強く感じるだけで、あまり自分から動いてはきませんでした。けれど、歌うたいには歌うたいの方法で動けばよいのだと、この歌で気づかせてもらいました。

今は個人で活動しております関係で、ご期待に添えるかどうかはわかりませんが、もしも探せましたらお知らせできればと思います。
ご連絡先をお書きいただけなかったようなので、そのときはこちらに掲載(歌詞そのものが不可能であればリンク先として)するつもりです。
よろしくお願いいたします。
ザマナイ (Steve)
2009-08-16 18:31:32
TOMOKOさん

ご返事を有難う御座いました。
こちらは、今日が「終戦日」でした。テレビでは、「核廃棄」か「抑止力」とで喧々諤々の論争をやっておりました。
どちらも其々に「理」があり、判断基準はその個人に拠るしかないと思いますが、然し、広島や長崎で被爆した当事者、また家族のことを思えば、やはり「核」は根絶しなくてはならないものでしょう。直接それに遭遇したひとの話が一番真摯的なものでしょう。
Re:ザマナイ (TOMOKO)
2009-08-16 19:50:01
Steveさん♪

再度コメントをありがとうございます。
アメリカの人々の原爆に対する考え方をあまり信用していなかったのですが、アメリカでもアメリカ人による討論があったのですか。だとするとよいことですね。プラハでのオバマさんの演説は、アメリカにもちゃんと影響を及ぼしているのですね?

私もNHKでの討論を見ていました。抑止力…日本が原爆を持っていればアメリカは落とさなかっただろうという意見も理屈としてはわかるのですが、おっしゃるとおり、被爆者にはあれほど忌まわしいものはこの世にないでしょうね。

ところでこちらにコメントをいただきましたが、昨日の記事は御覧いただけたでしょうか?
私もどこに伺えばよいのかよくわからない状態ですが、この歌を歌わせていただきたい旨、お願いをしてみています。被爆地で原爆の日の近辺だけ細々と歌っていないで、もっと広く歌いついでゆかなくてはいけない歌ではと思いますが、如何でしょう。
非核か核武装か? (Steve)
2009-08-17 16:45:37
Tomokoさん

こちらでは原爆に関する2回目の討論会が、今日ありました。
それを見て感じたことは、5名の有識者と40名ぐらいの一般人が討論していましたが、全員が根本的なところで、大事なことを見逃しているのではないかと思いました。

アメリカが原爆に成功したのは、7月16日です。そして17日にヤルタ会談の席にいたトルーマン大統領に伝えられました。トルーマンは原爆が何なのか、それさえも知らなかったのです。スティームソン陸軍長官から教えられて初めて「マンハッタン計画」を知ったぐらいです。

それで、日本に投下されたのが、8月6日と9日です。日本が「核」を持っていたら、アメリカは原爆投下をしたか、と得意になって言っていましたが、アメリカも原爆の威力を知らなかったのです。広島にウラン型を長崎にプルトニウム型を投下したのは、この二つの違う型の実験をしなければならなかったのです。

8月29日に日本が占領されて、アメリカはすぐに広島に原爆調査団を派遣しました。それは、原爆の威力と情報をソ連に渡したくなかったからです。米ソ緊張が目に見えていましたからです。原爆調査団は、被爆者の治療に行ったのでは無かったのです。

日本への原爆投下で、アメリカも初めて核の威力を知りました。それから核実験を何度も繰り返しており、ビキニ実験もその一つです。

現在の原爆の威力は、広島・長崎型の何百倍の破壊力を持っています。アメリカは、それを十分に知っています。一発広島に落としたなら、原爆ドームの骨組みを残すようなことでは到底済みません。広島の200倍の原爆だと考えたら良いでしょう。

だから、アメリカはイラク戦争で、「核」を使用出来なかったのです。もし、使用したなら「世界の全滅」に繋がるからです。地球上から人類を滅亡させるなら、現在の原爆が10発もあれば充分でしょう。アメリカも使用したくても使用出来ない状態なのです。それは、ロシアもフランスもイギリスも中国も充分に判っています。

現在、核を持つのが「抑止力」に成るかと云えば、抑止力を超えて「使用出来ない!」のです。この件を、述べる人が誰も居なかったので、ヒバリがピーチク・パーチクさえずっている討論でしかなかったと感じました。如何でしょうか?

Unknown (TOMOKO)
2009-08-17 21:33:59
Steveさん♪

詳しくお書きいただいてありがとうございます。

そうですね、アメリカ側も原爆投下の段階でその威力があれほどのものとは知らなかったというのは、聞きました。戦争とはいえ、非常に腹立たしいことです。
現地入りした直後の調査団の人々や進駐軍の人々が重い原爆症にかかっても・亡くなっても、アメリカ国家は何の補償もしてこなかったことも。

「使用できない」おっしゃるとおりです。人類滅亡どころか既に地球を何度破壊しても足りないほどの原爆が存在している、それを少しづつでも減らすことを夢物語という言葉で片付けるばかりか、更に増やそうという意見を持つ人々が信じられません。一人でも多くの人に、原爆をなくしてゆけることを前提に考えていただきたいですね。
歌手の方だったのですか? (Steve)
2009-08-19 21:52:27
核の話題になっていたので、聴きそびれてしまいましたが、TOMOKOさんは歌手をやられているのですか?素晴らしいですね。
どの様な歌を唄っていらっしゃるのか、教えて下さい。CDを出していらっしゃるのなら、購入したいと思います。

ザマナイの歌詞が判りました。

愛しき 我が子は どこに
優しき 乙女は どこへ
優しさ失う その時 その時 その時
清き命は 消えた

かえらない あの大地
繰り返す あの音 あの雨
爆風 炎と 光

逃げまどう さまよう
罪は 何処に 何処に
かえらぬ ふるさと あの時代(あのとき)


はい、歌うたいです (TOMOKO)
2009-08-19 22:55:57
Steveさん♪

核の話題だけでなく、コメントをくださってありがとうございます。

本記事の16日付けの私のSteveさんへの返信↑はお読みいただけましたか?
当Blog15日の別記事「ザマナイの歌詞について」(右枠、カレンダーやRecent Entriesから御覧いただけます)で、著作権尊重の理由から、チャリティコンサート主宰団体で日本語詞をかかれた小畠副代表がおいでのヒロシマ・セミパラチンスクプロジェクトの記事(歌詞掲載)にリンクさせていただきました。
ですが、おそらくSteveさんが歌詞を知られたページにお載せになったのもニックネームからご本人のような気がしていますので、おそらくお許しいただけるような…今回Steveさんがコメントに載せてくださったものも、今はそのままにしておきましょうね。

おかげさまで、私は歌手と名乗っても許していただける声とキャリアは持っているようです。諸事情で思ったようには動けておりませんが。ジャンルは特に限らず何でも歌います。インディーズからCDの出たものは自作のJ-pop。大手レコード会社がアルバム制作を前提にスタジオを無償で貸してくれたのはソプラノ~民俗的低音です。アルバムは叶っておりませんが;

CDは日本国内でさえ簡単にはご購入いただけない状態ですので、Webの配信を再会しましたらこのBlog内でご案内いたします。どうぞ、お越しになったときはいつもBlogの最新ページからhttp://blog.goo.ne.jp/song_of_eternity/
御覧いただけると幸いです。

ただ…私は、民俗音楽的な声はある朝突然出るようになったという逸話の持ち主です。そういうわけで、他の記事も時折一般の方のご理解の範疇を超えるような内容も書かせていただくと思いますが;

今回のザマナイも歌わせていただきたいと考えています。「核」というものと私の間にある不思議な縁を感じていますので。
どうぞ今後も私TOMOKOと当Blogをよろしくお願い申し上げます。
12月7日世界ヒバクシャ展 (森下美歩)
2011-10-24 20:24:05
女性たちよ!!輝ける人生を!!
今、わたしの好きな言葉です。
NHKのおひさまでよくでてきたメッセージです。

女性同士仲良く、愉快に楽しくやって活きましょう。

どうぞ、TOMOKOさんのお力をおかし下さい。
宜しくお願いします。

NPO世界ヒバクシャ展

森下美歩
森下美歩さん♪ (TOMOKO)
2011-10-25 07:08:54
女性たちよ!!輝ける人生を!!
おひさま、私も好きでした(^^)

よくぞ企画されました!
承知いたしました、喜んでお手伝いさせていただきますね。

コメントをお読みの東京・神奈川方面のみなさま、
12月7日夜のスケジュールをあけておいてくださいね。
詳細は後日告知させていただきます。

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