安らぎと戒め

仏像と花と山と写真を楽しみます

ジャカランダと亜熱帯植物園

2016年05月29日 09時57分45秒 | 日記

 今年も紫色のジャカランダが咲いた  
 故黒木博宮崎県知事の時代に南国の花・ジャカランダが宮崎に植栽されるようになった
と聞いているが、日南市南郷町の「 道の駅南郷 」には沢山のジャカランダが咲いている

 道の駅南郷の裏山には車道と歩道があり、ジャカランダを鑑賞しながら登ると、北側には
海が見える  海を背景にしたジャカランダと椰子の木を眺めながら歩くのは楽しい
展望所で休憩するのも良い   散策路の案内、ベンチ、トイレなども整備されている

 車道を登ると、亜熱帯植物園があり、大きなドームの中には多くの熱帯植物が咲いている
ドームの中は無料で鑑賞できる 

 ジャカランダは苗を買えば育てることは易しいが、直ぐに大きな成木になるので南郷町で
成木を見た後でジャカランダを育てるか否かを考えた方が良い 

   2016年5月26日
                                       風

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曇り後晴れ 下山後大雨の古祖母山

2016年05月10日 18時31分08秒 | 日記

 平成2年~平成3年の2年間、県北地域に単身赴任したこととその間も同地区の謡曲
愛好会に参加していたが、平成4年の謡曲発表会にも呼んで頂いたことが縁となって平
成4年に結成された同地域の山岳会に入会した
 
 20年余在籍した後山岳会を退会したが、古い会員とは今も時折山に同行している  
その中で、仕事の都合などで長く会っていなかった山友から同行したいとの連絡が春先
にあり、今回8日の日曜日に古祖母山に同行した

 蒲江の山友も同行することになったが、山歩きの途中などに二人が鼠年の同年である
ことが判明すると、「私たちはチューチュー動き回っているが、風さんは蛇年生まれだから
風さんの餌だ」などと冗談を言いながら、7歳年上の◎◎高齢者の私を力づけてくれた

 午前2時半に起床し、祖父たちにお茶を供えて軽い朝食  片付けなどをして我が家を
4時に出発した  途中一部有料道路を利用して6時過ぎに仲間と合流した

 途中の車内で聞いたラジオの天気予報では宮崎県の一部地方では小雨が降っている
とのことだった   国道218号で高千穂町に向かい、途中で山友が近道を通るように勧
めたので、それに従うと主要地方道緒方高千穂線の岩戸温泉分岐に出たので相当の時
間短縮になり、大分県との境界である尾平越トンネルの手前にある駐車場(?)に7時半
頃に着いた
  
 準備を整えて7時37分に登山口  久しぶりの古祖母山のため、縦走路までは直ぐに
着くだろうと思っていたが、凡そ50分かかったので、驚いた   以前はトンネルを越えて
大分県側から登っていたので、山と渓谷社の「宮崎県の山」では登山口は大分県側と書
いている

 縦走路までの登山道では斜面を横切る狭い登山道の踏み跡がしっかりしていない箇所
があり、曇天であることと今朝車内で聞いた「宮崎県の一部では雨が降っている」との報
道のことを考えると、降雨になればこの道を下るのは危険だと思いながら歩いた

 9時20分頃に展望台に着いたが、曇天のためか大障子などの山は霞んでいた   この
頃には朝食から6時間余り経過しているため空腹と普段の山歩きが少なかったことによる
疲労感とが重なった  ―――― 山友がいなければ、ここで ・・・・・ ――――

 何時もはこの時間になれば何回かの休憩を要求する蒲江の山友が、今日は元気に(?)
前を歩いているので、やむなくその後を歩き、「無理をしないで良いよ  私の友人のことを
気にしないで良いよ」と言いながら暫く歩いた

 休憩の時に蒲江の山友が蜜柑や蒲江特産の菓子を御馳走してくれた  有り難い
 空腹を満たしたことで元気を取り戻し、待ち望んだ「二連梯子」に10時30分頃に着いた
二連梯子を登ると間もなく頂上なので、益々元気が出る  

 10時50分頃に古祖母山の頂上に着いた   久しぶりの古祖母山頂上は懐かしかった
 それにしても、今日の前半は久しぶりに足が重かった   それでも無事に頂上まで登る
ことが出来たのは、二人の山友のお陰だ  有り難い

 最近、何となく山から遠ざかり、自信を無くしかかっていたが、今日の古祖母山で気を取
り戻すことが出来た 

 「 少なくとも80歳までは日本アルプスに、少なくとも90歳までは九州の山に 」登るとの
公言は達成できるだろう

 頂上で昼食を食べていると、太陽が輝きだした  有り難い  これで下山は安全だろう

 下山は木漏れ日の明るい林中を楽しく歩き、午後1時50分頃登山口に着いた

 さて、岩戸温泉で体を温め、温泉を上がって冷たい牛乳を飲むと、何とも美味しかった
 楽しい山歩きを振り返りながら車で帰途に就くと、小雨が降り出した

 車に乗って10分もたったかと思う頃には、小雨から大雨に変わっていた

 山では曇天から晴天へ   そして帰路では小雨から大雨へ

 有り難い一日だった

      2016年5月10日

                                        風

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尾平登山口

傾山~祖母山縦走路

天狗岩

展望台

石楠花

曙躑躅

段差を登る

ベテラン( の山友 )は岩から体を離して登る

曙躑躅

二連梯子

梯子を登る

梯子は終わった

梯子の先は急登

急な坂道が続く

この標識から頂上までは凡そ5分

古祖母山頂上 ( 1,633m )

昼 食

ベテラン( の山友 )が二連梯子を下りてくる

縦走路から登山口へ

登山口の案内地図

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霧島連山の熊谷草

2016年05月01日 12時07分11秒 | 日記
 4月28日に霧島連山の熊谷草を鑑賞に行った   
 予想通り、既に熊谷草は花期が終わりつつあった   2か所の群生地でやっと花の形
が残る一輪を見つけた  高千穂町の保護地区では随分前に満開だったそうで、当時新
聞に写真が掲載されていた

 熊谷草鑑賞の後、韓国岳に登るつもりだったが、途中で雨が降り出したので霧島連山
から降りて国道268号を宮崎方面に向かって走っていると、道路脇に「須木村方面」と手
書きの小さな白色の板がある   正式な標識や案内板ではないだろうと思いながら、予
てから気になっていたので、日程に余裕がある今日はいってみようと考えて左折した

 途中でカーナビの画面が真っ白になる箇所もあったが、4~50分ほど走り、そろそろ引
き返そうとおもった頃に坂道に差し掛かり、その坂の手前に広場があったので駐車した

 広場は広く、公園のようになっていた  見渡すと赤い小堂があったので覗いてみると、
大きな「招き猫」の像があった  小堂は凡そ50年~60年前に建てられたもののようだ

 「猫坂」の少し先まで走り、「奇岩群」を見に行った   岩場を削岩して道路を建設した
跡に幾つかの奇岩があったが、今は樹木等が繁茂しているために、気が付かないで通
り過ぎるだろう

 国道に引き返して宮崎に向かうと、野尻町辺りから国道10号に向かう道がある   
これも以前から気になっていた道路なので、右折した   幾つか山を超えた   予想
したより南側の国道10号に出た   

 予てから気になっていた迂回道路を通ってみたので良い気分で国道10号を宮崎に
向かって走っていると、道路右の広場に仏像が見えた  既に午後4時を過ぎていたが、  
貴重な機会を得たので、暫く撮影した

 先日の朝、ベッドでストレッチをしているとふと、1967年に私が宮崎で勤務を始めた
最初の職場でお世話になった先輩の顔が浮かんだ   凡そ20年前に亡くなり、奥様
が施設に入っているので次女に電話すると、「昨日から病状が悪化して吸引を始めた」
とのことだった   「近日中に伺う」と伝えていたが、翌日伺うと「今日は午後から殆ど
分からなくなっている」と言って、無理に両手で奥様の目を開けると、奥様は暫く私を見
つめていた

 すると、次女が「風さんが分かったんだ   涙が流れている」と言った   確かに目
に涙が流れていた   有り難い  声をかけると、顔に表情の変化が分かった  その
後、握手をすると、自分の指の第2関節をしっかり曲げて私の手を引っ張り、私の手を
放そうとしなかった   指の力は信じられない程に強かった  顔の表情は穏やかで
綺麗だった

 酒の飲めない私を、先輩が度々酒席に同伴して頂いたことに伴う人脈も得られた   
その人脈は、後年、私の仕事に関して貴重な財産になった  鮎かけ、ハゼ釣り、山菜
採り等々の遊びも教えて頂いた   度々家に呼んでいただいて奥様の手料理を御馳
走になった

 奥様が元気なころに私が施設に伺うたびに、「若いころ風さんが家に来ると、次女が
風さんとダイアグラムをするんだと楽しみにしていた」と言って頂いた

 その娘さん(次女)が、「どうして( 母が悪化したときに )風さんに父の顔が浮かんだ
のか不思議だ」と言っていた   

 そして、昨日の朝、娘さんから連絡があった  「 早朝、母が逝きました 」 

 「 先輩、奥様が傍に行きましたよ 」

    2016年5月1日
                                      風

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霧島連山に咲く熊谷草の群生 今年は開花が早かったようで殆どしぼんでいた  

花形を残していた僅かな一輪も、中央萼の一部が後部に垂れ下がっていた