インド滞在記

Have a nice day!

仏教の教えで自分の未来を見る

2016-11-08 10:47:05 | 日記


僧侶からメールが送られてきたので、掻い摘んで書いてみることにする。

▼仏教では

私たちの運命は、心・口・体の行いによって生み出される。
これを『三業(さんごう)』といい、次の三つである。

・意業(いごう)…心で色々思うこと。

・口業(くごう)…口で色々しゃべること。

・身業(しんごう)…体で色々やること。

善いことをすれば、それは不滅の善業力(ぜんごうりき)となってあなたを幸せに導き、

悪いことをすれば、目には見えませんが、消えることのない悪業力(あくごうりき)
となってあなたに不幸や災難を引き起こすのです。

その中でも、最も重要なのは心です。

なぜなら、口や体の行いは、心が元になっているからです。

口が悪いことを言ったら、それは心が命じたからです。また、体が悪いことをしたら、
心が命じたからです。ですから仏教では、口や体よりも、心をはるかに重く見られます。

▼お釈迦様は、因果経に

”未来の果を知らんと欲すれば、現在の因を見よ”

「未来の運命を知りたければ、現在の種まきを見つめなさい」と説かれますが、

この因というのは、心と口と体の行いのことです。

しかも、この三つの中でも、最も重要なのは心です。

未来の運命を知りたければ、あなたの今の心の姿をよくよく見つめなさいということです。

君の瞳に乾杯!

2016-09-15 10:31:48 | 日記


君の瞳に乾杯!やっかみもあるのだがキザなセリフである。この言葉を発するには私には勇気がいるが、粋なダンディズム感があふれる名セリフだ。

このセリフを映画「カサブランカ」の劇中でヒロインと乾杯するたびに言っている男がいる。しかも4回。

彼の名前は、主人公のリックを演じるハンフリー・ボガードだが、とてもサマになっている。そして、その言葉を受け止めているヒロインのイルザを演じているのは、美女イングリッド・バーグマンである。

映画の舞台は、第二次世界大戦下の親ドイツ政権下にあったフランス領モロッコのカサブランカである。そこで再会する男女のラブロマンスを描いた作品となっている。

この映画は、1942年に公開され、作品賞、監督賞、脚色賞の3部門でアカデミー賞を受賞している。

文頭に挙げた「君の瞳に乾杯!」の日本語字幕は、劇中では、Here's looking at you, kid.と言っており、直訳は、「君を見ていることに乾杯!、お嬢さん」と言うことになる。

この映画をより味わい深くしている側面には、日本語字幕を意訳している方の優れた手腕があると思えた。

その他、劇中の名セリフには:

Where were you last night? (昨晩なにしてたの?)

That's so long ago. I don't remember.(そんな昔のこと覚えていないね)

Will I see you tonight?(今夜会える?)

I never make plants that for ahead. (そんな先のことはわからないよ)

など、名文句が沢山でてくる。

昨夜、何年かぶりにこの映画を観て、改めて「いい映画だな」と思い、気分が良くなった。

映画「カサブランカ」。まだ観ていない方には、是非お勧めしたい名作である。


映画「なぜ生きる」

2016-07-23 09:56:04 | 日記


先日、私が購読している仏教の通信講座でおすすめの映画があると言うので、住居のある伊豆高原からラゾーナ川崎の映画館まで観に行くことにした。

上映している映画館が限られているため、電車で所要時間3時間の道のりではあるが、読書を楽しみながら行ってみた。

映画は、「なぜ生きる-蓮如上人と吉崎炎上-」という生きる目的を論じた原作のアニメーション映画で、原作は発売15年を経過しても老若男女を問わずいまだに人気があるとのことだ。

映画館のチケット売り場のカウンターで題名を係員に告げると、少し離れたところに居た初老の女性から、”もし宜しければこのチケットをお使いください”と言われ、前売り券を差し出された。

訳をお聞きすると、一緒に観る予定だった友人が急用で来れなくなったとのことであったので、有り難くチケットを頂戴して入場した。観客はあまり多くはなく、殆どが年配の人たちであったような気がする。

蓮如上人の声優は、初めてアニメの声優に挑戦したと言っていた里見浩太朗さんが勤めていた。俳優生活59年の年輪は、とても良く心に響くものであった。

映画では、生きる目的は幸せになること。絶対的な幸福を得るには、仏法をよくお聞きなさいと言っていた。

ここで、後日送られてきたシナリオブックに書かれていた仏さまについての解説があったので、書いてみることにする。

仏教では、悟りに52の段階があり、その中で最高の位である仏覚(仏の悟り)を開いた人だけを「仏」という。まだ、仏の悟りに向かって進んでいる途中の人は、「菩薩」と呼ばれる。

「仏」と「如来」は同じであり、真如(万人を幸福にする真理)を体得して、この世に来た人を意味する。

大宇宙には数え切れないほどの仏が存在しているが、地球上に現れた仏は釈迦一人だけである。

その中でも、あらゆる仏(如来)の師だと説かれているのが「阿弥陀如来」であり、釈迦も弟子のひとりである。

なぜならば、釈迦を含めあらゆる仏から見放された人でも「阿弥陀仏」だけは、助けることができるからであると説かれており、その力は無限で、大宇宙の無数の仏が絶賛していると釈迦は言っているのである。

私が思うに阿弥陀仏は、全能の神と言うところだろうか。

話は変わるが、平家物語の祇園精舎の文頭にある「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。

おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。たけき者も遂にはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。」

作者不明のこの文は、仏教の因果観・無常観を基調とする叙事詩である。この中の沙羅双樹とは、釈迦が入滅したときに傍らにあった二本の沙羅の木で、その花は一夜限りであり、椿の花のように花びらを散らすことなく落下するらしい。

我々の人生も大宇宙から見れば一瞬の出来事なのであろう。まさに沙羅の花の如きである。

その一瞬の人生を彩るのは自分自身に他ならないのであろう。











沖縄で暮らしてみて

2016-04-01 15:52:46 | 日記


沖縄で暮らしてみると、他の都道府県との違いが感じられる。

日本と東南アジアとの折衷した地域と言えばいいのかもしれない。琉球なのだ。

沖縄人を「うちなんちゅう」と言い、他の都道府県の人を内地という意味で「ないちゃー」と呼び、はっきり区別しているように感じられる。

中国人が日本人との間を「一衣帯水」と表現する人がいるが、まさにそれが当てはまるようだ。

話は少し変わるが、(支離滅裂だったらごめんなさい)

私が暮らしていた普天間基地のある宜野湾市では、首都圏のニュースではあまり報道されない市民の声を聴くことができた。

宜野湾市民の中には、宜野湾新聞という地域新聞を抱え、翁長沖縄県知事を裁判所に訴える署名活動をしている人たちがいる。

新聞の内容では、世界で一番危険な飛行場と言われ続け、凡そ20年の歳月が経過しているにもかかわらず1cmも動いていないのは、行政の責任であると言っている。

そして、移転地の辺野古住民の間では、地域の発展を見込み米軍基地の受け入れを望んでいる人たちも多いということだ。

実際、私も辺野古区のある名護市へ行ってみたが、活気のないさびれた地域で、ただ、美ら海水族館だけが人気を集めている印象だった。

翁長沖縄県知事の米軍基地辺野古移転反対論は正論ではあるが、このままでは埒が明かないと思える。

宜野湾市民が言う「1cmも動いていない」という沈痛な叫びが今でも心に残っている。

普天間飛行場(Futenma Air Station)の面積は、約480ヘクタールで東京ドームの約103個分に相当する。

その約90%は私有地で約3,000人の地権者がおり、移転反対には莫大な利権が絡んでいる側面もあるようだ。

象の頭の神様ガネーシャ

2015-12-10 13:28:46 | 日記

インド人のお宅を訪ねると必ずと言っていいほどガネーシャの像が祀られている。会社やお店など至る所に祀られている。インドにはたくさんの神様がいるが、一番人気がある神様と言っても過言ではないだろう。

ガネーシャは、事始めの神様と言われており、何かを始めるときにはなくてはならない神様とされている。また、災いから守り幸福へと導く神様でもある。

風体は、頭が象で身体はでっぷりとした人間でとってもユニークである。そういう私の会社にも、でーんと祀られており、インド人の生まれ持った神々への信仰心が強く感じられる。

私の多くのインド人の友人たちは、神を愛し、自然を愛し、殺生を嫌っている。したがって、全員がベジタリアンであり、彼らが日常使う日用品や医薬品は、天の恵みから与えられた自然素材によって作られているアーユルヴェーダのものになってしまうことが多い。

アーユルヴェーダを聞きなれない方に簡単に説明すると、5千年続いているインドの医学であり、中国の漢方に匹敵する。

私もインド滞在中は、シャンプーや歯磨き粉、サプリメントなど日常的にアーユルヴェーダの製品を使っていたが、とても身体に良いように思える。皆様にも是非お勧めしたい。

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