巨人戦スポーツ解説

プロ野球の巨人戦の解説です。

2017年2月11日。5. トランプ氏、年内訪日へ 安倍首相、首脳会談で要請

2017-02-11 15:45:38 | Weblog
      2017年2月11日

蟹満寺(かにまんじ)(京都府木津川市)2/11済日本のお寺。
蟹満寺(かにまんじ)は、京都府木津川市山城町綺田(かばた)にある真言宗智山派の寺院。山号は普門山。本尊はかつては観音菩薩であったが現在は飛鳥時代後期(白鳳期)の銅造釈迦如来坐像(国宝)が本尊となっている。
歴史[編集]
この寺の創建年代や由緒についてはついては不詳であるが、周辺の発掘調査から飛鳥時代後期(7世紀末)の創建と推定されている。その後、江戸時代の正徳元年(1711年)智積院の僧亮範が入寺し再興された。今昔物語集等に記載がある蟹の恩返しの伝承で有名である。
寺の所在地の地名綺田(かばた)は、古くは「カニハタ」「カムハタ」と読まれ、「蟹幡」「加波多」などと表記された。寺号についてもかつては加波多寺、紙幡寺などと表記されたものが蟹満寺と表記されるようになり、蟹の恩返しの伝説と結びつくようになったものである。この伝説が『今昔物語集』に収録されていることから、蟹満寺の寺号と蟹の報恩潭との結びつきは平安時代後期以前にさかのぼることがわかる[1]。
上記の蟹の報恩潭は観音霊験説話であり、当寺の山号の普門山も法華経の観世音菩薩普門品に因むものであることから、当寺の本来の本尊は観音菩薩であったとみられる。現在も寺の入口付近に観音堂があるが、本尊は釈迦如来に変わっている。本尊の銅造釈迦如来坐像(像高240㎝)は飛鳥時代後期(白鳳期)の作であるが、造像の由緒は不明で、当初から蟹満寺にあったものか、他の寺院から移されたものかについては諸説ある[2]。

スポーツ、

1. 【巨人】村田・阿部・マギー・ギャレ、紅白戦で4番争奪戦!
スポーツ報知 2/11(土) 6:04配信

紅白戦予想スタメン
 巨人の今季を占うサバイバル第1ラウンドが、今季初実戦となる11日の紅白戦(サンマリン宮崎)でスタートする。初戦は両軍の4番に阿部、村田が座り、後ろの5番にはそれぞれマギー、ギャレット。4番候補に挙げられるこの4人は一同に無心を強調したが、由伸監督は「1ポジション1人しか与えられない。競争だということは、みんな分かっていること」と目を光らせた。立岡VS重信の俊足1番対決など、いきなり激しい火花が散りそうだ。

【写真】練習中、笑顔で話す村田とマギー

 それぞれの居場所を懸けた激しいバトルが、11日の紅白戦で火蓋を切る。初戦で両軍の4番を任される阿部と村田は、主軸としてだけでなく、一塁の競合相手にもなる。5番に入るマギーとギャレットも4番候補に挙げられていて、2人はさらに外国人枠を巡るライバル。今季初実戦を前に、4人はそろって「無心」を強調しつつ、静かに闘志を燃やした。

 阿部「他の人のことをイチイチ気にしている暇はない。まずは、自分のことをしっかりやるだけ」

 村田「ボールがしっかり見えるか、とかの確認ができればいい。競争意識? まだないね」

 マギー「競争? 特別な感情はない。タイミングを確認したり、自分の間でしっかり打てるかどうかがテーマになる」

 ギャレット「自分でポイントを確認しながら練習してきた。練習通りにバットを振ることができるかが大切」

 経験豊富なベテランらしく、淡々とテーマを掲げた4番候補たちだが、指揮官は厳しく目を光らせる。3月31日の開幕まで約1か月半。今年初実戦の紅白戦といえども、単なる調整の場ではない。1年間を見据えた戦力を見極めるための、貴重な判断材料になる。

 由伸監督「準備ができたとは思っていないけど、とりあえず現段階でどういうふうにできるか。ただ、1ポジション1人しか与えられないからね。どこの打順にしても、守る場所にしても、競争だということはみんな分かっていること」

 4番争いだけではない。3番には、WBCに向けて超速仕上げする坂本勇と、復活を目指し本気モードに突入した長野が座る。立岡VS重信の俊足1番争いや、正捕手最有力候補の小林に挑む2年目の宇佐見など、注目のバトルが目白押しだ。由伸監督は「ライバル心? 選手に任せるよ。個々の考えだから、こっちがどうのこうのとは思わない」とあおることはなかったが、激しい競争は活性化につながるはず。各所でバチバチ火花が散れば、チームは“新化”するに違いない。(尾形 圭亮)

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2. 167cm富樫、平均197cmのイランかき回した
日刊スポーツ 2/10(金) 20:38配信

日本代表の千葉富樫勇樹
<男子バスケットボール・国際強化試合:日本85-74イラン>◇10日◇北海きたえーる

【写真特集】167cm富樫が衝撃ダンク

 世界ランク48位の日本が、同25位のイランに快勝した。司令塔を務めた身長167センチの富樫勇樹(23=千葉)が、平均身長197センチのアジアの強豪をかき回した。

 富樫は17年に入ってから、全日本総合選手権で優勝。Bリーグ初開催のオールスターでもMVPを獲得するなど、勢いに乗る。この日も素早いドリブルとパスで次々に味方の攻撃をお膳立てし5アシスト。自身もチーム最多の17点を挙げる活躍で攻撃をけん引。「コーチからも打てるときは打てといわれているので、思い切っていった結果。Bリーグができて初めての代表の試合ということで、東京オリンピックに向けてアピールしていけたらと思う」と話した。

 20年東京五輪へ自力出場を目指す日本男子は、5月の東アジア選手権、11月に始まる19年W杯中国大会予選を目標にチームを再建中。昨年11月に14年から指揮を執った長谷川健志氏がヘッドコーチを退任。現在はヘッドコーチを選定中で、協会技術委員会アドバイザーのルカ・パヴィチェヴィッチ氏(セルビア)が代行で指揮を執っている。今回の強化試合は15人が選出されているが、公式大会では12人に絞られるため、代表枠争いの意味合いも強い。11日もイランと対戦する。

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3. ホークスが前ロッテ・デスパイネの入団を発表「日本一奪還に貢献したい」
Full-Count 2/11(土) 10:08配信

ソフトバンクのアルフレド・デスパイネ【写真提供・福岡ソフトバンクホークス】
ロッテ時代と同じ背番号54、ソフトバンク入団を「とても幸せに思う」
 ソフトバンクは11日、前ロッテのアルフレド・デスパイネ外野手の入団を発表した。背番号はロッテ時代と同じ「54」。

各球団ここまで発表の2016-2017年引退、戦力外、補強、移籍一覧

 キューバ出身の強打者は2014年途中にロッテと契約。3シーズン目の昨季は134試合に出場し、打率.280、24本塁打、92打点の成績を収めた。NPB通算では打率.277、54本塁打、187打点。30歳のスラッガーは3月開催のWBCキューバ代表メンバーにも選ばれている。

 デスパイネは球団を通じて「ソフトバンクホークスという日本でもっとも強いチームでプレーできることをとても幸せに思います。自分にとっては今年からまた新たなスタートという気持ちで、これまでの自分の経験を活かして、チームの日本一奪還に貢献できるよう、一生懸命頑張ります。 また、ホークスファンの皆さんには、一本でも多く自分のホームランを見せることができるよう精一杯頑張りますので、ぜひ 球場に足を運んでください」とコメントしている。
フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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4. 渡部暁斗が今季初優勝 ノルディックスキーW杯複合
朝日新聞デジタル 2/11(土) 14:14配信

複合で今季初優勝した渡部暁斗(中央)=北村玲奈撮影
 ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)複合は11日、札幌市の大倉山ジャンプ競技場(HS137メートル)などで個人第19戦があり、渡部暁斗(北野建設)が今季初勝利を飾った。W杯での優勝は2015年3月以来で、通算8勝目。

【写真】複合後半の距離で首位に立った渡部暁斗(4)=北村玲奈撮影

 渡部暁は前半ジャンプで134・5メートルと飛んで4位につけ、トップと25秒差でスタートした後半の距離(10キロ)で逆転した。

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ニュース、
1. 寒気居座る 日本海側 日曜日にかけ大雪警戒
ウェザーマップ 2/10(金) 17:10配信

11日朝に予想される上空の寒気。
 強い冬型の気圧配置が続くため、12日(日)にかけては西日本の日本海側や北陸地方を中心に大雪となり、交通機関が乱れるおそれがある。また11日(土)の昼過ぎにかけては、東北地方や北陸地方で暴風雪や暴風、高波にも警戒が必要だ。

 西日本や東日本の上空5,000メートル付近には-39℃以下の寒気が流れ込み、日本付近は強い冬型の気圧配置となっていて、この状態は12日にかけ続く見込み。また、秋田沖には低気圧があり、低気圧の西側では等圧線の間隔が狭く、風が強まっている。
大雪 12日(日)にかけて警戒
 西日本から東北地方にかけての日本海側では12日にかけて、同太平洋側では11日にかけて、断続的に雪が降り大雪となるおそれがある

■11日午後6時までの24時間予想降雪量(多い所)
 中国地方     80センチ
 東北、北陸、近畿 70センチ
 東海       50センチ
 四国       20センチ
 九州北部(山口県)15センチ
 九州南部     10センチ

■12日午後6時までの24時間予想降雪量(多い所)
 東北       50~70センチ
 近畿       40~60センチ
 北陸、東海、中国 30~50センチ
 
 西日本の日本海側や北陸地方を中心に、大雪や路面凍結による交通障害に警戒し、なだれや落雪、電線や樹木への着雪に、ビニールハウスやカーポートは倒壊のおそれがあるため注意が必要だ。

11日正午の大雪・雪エリアと風の予想。
暴風雪・暴風・高波
 東北地方や北陸地方を中心に、11日昼過ぎにかけて非常に強い風が吹き、海は大しけとなる見込み。
 11日にかけて予想される最大瞬間風速は、北陸35メートル、東北30メートル。11日にかけて予想される波の高さは、東北、北陸、沖縄で6メートルとなっている。

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2. 同盟強化を確認=日米外相が初会談
時事通信 2/11(土) 0:33配信

 【ワシントン時事】岸田文雄外相は10日(日本時間同)、ティラーソン米国務長官と国務省で初めて会談した。

 両氏はアジア太平洋地域の安定に向け、日米同盟のさらなる強化へ協力していくことで一致。沖縄県・尖閣諸島が日米安全保障条約第5条の適用範囲であることを再確認した。

 約30分間の会談では、北朝鮮の核・ミサイル問題や、中国が進出を強める東・南シナ海情勢を踏まえ、「アジア太平洋地域の安全保障環境が非常に厳しい」との認識で一致。北朝鮮に対し、韓国を交えた3カ国が連携して対処していくことを申し合わせた。

 岸田氏は、トランプ大統領が永久離脱を決めた環太平洋連携協定(TPP)に言及し、「経済的、戦略的意義がある」と指摘。ティラーソン氏は「日米2国間の経済関係を発展させることが重要だ」と応じた。 

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3. 違法あっせん9件の法人公表=前川前次官、中京大に情報提供―文科省天下り
時事通信 2/10(金) 21:25配信

 組織的な天下りあっせん問題で文部科学省は10日、政府の再就職等監視委員会が違法と認定した9件について、関係する法人名などを明らかにした。

 同日、民進党の会合に資料を提出。9件のうち、前川喜平前事務次官が中京大に同省職員の情報を提供していたことが新たに分かった。

 公表したのは筑波大の教授、明治薬科大、公立学校共済組合、医学教育振興財団、日本工芸会、文教協会、中京大、株式会社学生情報センター、人間環境大。同省や監視委は、既に前川氏の関与が判明している文教協会の事例を除き、今後の調査に支障が出るとして詳細を公表していなかった。

 中京大や監視委の報告書などによると、前川氏は同大から適任者の紹介を依頼され、人事課OBの嶋貫和男氏を仲介して、他法人に現役出向していた職員を紹介した。中京大は「文科省側から職員の打診は受けたが、採用はしていない」と話している。

 同省によると、9件のうち明治薬科大、中京大、人間環境大の3大学と公立学校共済組合、日本工芸会には、来年度予算で私学助成金などを支出する可能性があるという。同省は「客観的な指標や第三者の審査により適正な配分を確保する」として、支出に問題はないとしている。 

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4ラグビー平尾さん 世界初の治療行っていた 山中伸弥教授語る
神戸新聞NEXT 2/10(金) 20:02配信

故平尾誠二さんへの思いを語る山中伸弥教授=10日午後、神戸市中央区港島中町6、神戸ポートピアホテル(撮影・笠原次郎)
 昨年10月に53歳で死去したラグビー元日本代表監督の平尾誠二さんをしのぶ「感謝の集い」が10日、神戸市内で開かれ、関係者約800人が参列した。平尾さんの闘病生活に寄り添ったのは、ラグビーを通じて親交を深めた京都大iPS細胞研究所長の山中伸弥教授(54)だった。「君を治せなくてごめんなさい」と、笑顔の遺影にわびた。

【動画】「感謝の集い」山中教授の弔辞や関係者の声

 神戸大医学部時代にラグビーに打ち込んだ山中教授は「(平尾さんに)ずっと憧れていた。本当のヒーローだった」。知己を得てからは同学年として酒を酌み交わし、ゴルフを楽しむ仲に。そんなとき、病魔が襲った。

 胆管細胞がんを患った平尾さんに、山中教授はできる限りの最新医療を紹介したという。ある治験を提案したとき、「世界でもやったことない治療。どんな副作用が有るか分からない」と言うと、「心配するどころか顔がパッと明るくなって『世界初のことやるんや』。そんなふうに言いました」。山中教授はそう懐かしむ。

 弔辞では、平尾さんが亡くなる前日の病室を回想した。「なかなか声が出せず聞き取れなかったが、(長女早紀さんが結婚し)『平尾さん、もうすぐおじいちゃんやな』と言ったら、はっきり分かる声で『まだまだですわ』と。はにかみながらも、うれしそうでした」。それが、2人の最後の会話になった。

 「亡くなるまでの1年間は、彼と一緒に闘った気がしている。最初の診断のことを思えば、本当に頑張られたと思う。でも、もっと頑張って生きてほしかった」。医者として、友として。救えなかった無念の思いをかみしめた。(山本哲志)

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5. トランプ氏、年内訪日へ 安倍首相、首脳会談で要請
朝日新聞デジタル 2/11(土) 4:22配信

日米首脳会談を終え、会見場へ移動する安倍晋三首相(左)とトランプ大統領=10日午後1時4分、ワシントンのホワイトハウス、岩下毅撮影
 安倍首相はトランプ大統領に年内訪日を招請し、トランプ氏は受け入れた。

【写真】日米首脳会談を終え、会見場へ移動する安倍晋三首相(左)とトランプ大統領=10日午後1時4分、ワシントンのホワイトハウス、岩下毅撮影

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6. 「食べない」人々――グルメ時代に抵抗感?

Facebookを開けば、子どものお弁当からお気に入りの酒の肴まで、料理の写真がずらりと並ぶ。全国各地では、ご当地食材の食フェスやB級グルメフェアが連日のように組まれている。この空前の「グルメ時代」に、「食べない」生活を選ぶ人たちがいる。なぜ、そんな価値観を選ぶのか。医師や栄養学の専門家はどう見ているのか。「食べない」人々を追った。(ライター・神田桂一/Yahoo!ニュース編集部)
「ぜいたくな食事」への抵抗感がある
俳優の榎木孝明氏は、地下にある控え室から階段を軽やかな身のこなしで上がってくると、「ようこそいらっしゃいました」と言って、にっこりと微笑んだ。榎木氏は、都内の医療機関で指導を受け、30日間の「不食」を実践しながら、現在出演中の『相棒season15』の撮影所に通っていたことがあるという。不食とは、文字通り、何も食べないこと(毎日の水分補給と場合によっては塩分・糖分をとることもある)。人間はそれほど食べずに活動できるものなのだろうか。代々木上原にある事務所の打ち合わせスペースで、その時の話を聞いた。

「『集中力アップ』は、あくまで『やってみた結果』に過ぎない」と語る榎木氏(撮影:岡本裕志)
「これまでも、役に合わせて10キロから15キロのダイエットは何度かしたことはありました。きつくないですかと周りの人からは心配されるんですけど、食べないときのほうが、かえって体調がよくなったりするんですよ。意識がはっきりしてくるというか。今回の『不食』体験では、それをよりはっきりと感じることができましたね」
水と飴玉だけでは、腹が減ってしまい、演技に集中できなくなりそうなものだが、空腹には悩まされることはなかった。それどころか、普段にもまして、集中して演技に取り組めたと榎木氏は言う。ただ、そうした「集中力アップ」は、あくまで「やってみた結果」に過ぎないとも言う。役作りのための体形調整でもないのに、なぜ榎木氏は「不食」に取り組んだのだろう。本人によるとこうだ。

「食を楽しむことを否定するつもりはない」と笑顔で語る榎木氏(撮影:岡本裕志)
「日本では、大食い番組やグルメの番組が人気で、すごく視聴率をとったりする。一方で、世界には必要な栄養をとることができずに、餓死してしまう人たちもいる。正直、『ぜいたくな食事』に抵抗感があるんです。食べることが楽しいというのはわかりますし、レストランに限らず、流通業者の方から、それこそグルメ番組の制作者まで、食にかかわる職業の方もたくさんいて、『食を楽しむ』ことで多くの人が生活できているのもわかります。だから『グルメ』を否定するつもりはありません。『粗食のすすめ』なんて啓蒙するつもりもない。ただ、個人としては、『毎日おいしいものを食べなさい』というマインドコントロールをされ続けているように感じる世界から、ちょっと距離をおいてみたかったんです」
「不食ブーム」はカウンターカルチャー
日本各地にある断食道場では、20代、30代の男女を中心に、入門希望者が増えているそうだ。福井県にある断食道場「和(やまと)」でも、10代から60代までの女性の参加者が年々増えているという。
「私どもの断食道場にはダイエット目的だけではなく『自分を変えたい』というお客さまが集まります。決定的に増えたのは東日本大震災以降です。空腹の我慢大会ではなく、心身をリセットすることで、よりよい自分になっていただく。当道場では、そのためのプログラムを用意しております」(断食道場「和」オーナー)
『フード左翼とフード右翼 食で分断される日本人』などの著書があり、食と思想との相関に詳しいライターの速水健朗氏は、「不食ブーム」について、「既存の食の在り方へのカウンター」だと指摘する。

「不食や断食のカルチャーは、1960年代にアメリカで流行したスピリチュアル的なムーブメントとも重なる」と語る速水健朗氏(撮影:安部俊太郎)
「食というのは、現代において、カウンターカルチャーを表明するのに、もっとも重要な領域になっているんです。そういう背景があるから、『不食』にしても、『断食』にしても、貧乏で日々の生活に困った人が取り組むことではないんです。知的水準が高くて、生活にもそれなりにゆとりがあって、現代のメインカルチャーを味わうことができるアッパーミドル層が、『ちょっとこれは違うんじゃないの?』と考えて、行動に移していく。1960年代に、アメリカ西海岸を中心に流行したスピリチュアル的なムーブメントであるニューエイジなんかとも、思想の面から見ると重複する要素も多いと思います」
ダイエットや役作りなど、明確な目的があって「食べない」人がいる。また、摂食障害を患っていて「食べることができない」人もいる。それから、速水氏が指摘するような、「現代の日本」を批判したいという意識がなんとなく働いて、「食べない」ことを選ぶ人がいる。
一方、食にまったく興味がなく、食のことを考えたくないがゆえに「食べない」人々もいる。
「食べるために生きているんじゃない」
山形県に住む女性のAさん(44)は、毎日コーヒーを2杯程度と、「生野菜サラダ、チョコ2欠片、ビスケット2枚、季節のフルーツ1個」のうちいずれかを摂るだけという「食べない生活」をかれこれ2年続けている。

「もっと効率よく生きられないのかなと思ったのが、食べない生活に入るきっかけでした」とAさんは語る(イメージ:アフロ)
「14年前に、友人から健康に良いと聞いて、玄米菜食を始めてみたのがきっかけです。それから徐々に食事の量を減らしていき、5年前にローフード(食材に過熱処理を行わない、いわゆる生食)に変えてからは、劇的に『食べない生活』へと変わっていきました。個人差はあると思いますが、食べるとやっぱり眠くなりますよね。それから排泄もしなくちゃいけない。1日に3回食べて、そのたびに眠くなって、1日1回排泄をする。この、当たり前のことの繰り返しを、なんとかできないかなと思ったんです。食料を買うにもお金が必要ですし、料理だってしなくちゃいけない。食べたそばから、次のごはんは何にしようかと考えないといけない。当然、ゴミも出るから捨てないといけない。もっと効率よく生きられないのかなと思ったのが、食べない生活に入るきっかけでした」
Aさんは決して、異常にやせているという感じではなく、健康体に見える。黒にピンクをあわせたオシャレな服も着ているし、ショートの髪型が魅力的な女性だ。話す様子もいたって快活で元気。今でも、1日1食を続けている。
「食にまつわることを減らすことによって、もっと他のことができるんじゃないかと考えたんです。私はべつに食べるために生きているんじゃないって」(A
さん)
身の回りのものをなるべく減らして、シンプルに生活するミニマリストが注目を浴びているが、Aさんの考え方は、その食バージョンなのだろうか。
都内の大手出版社に勤めるBさん(34)も食事にまったく関心がないという。

「何を食べようかなと考えるのも、実際に口に食べ物を入れるのも面倒」と語るBさん(撮影:安部俊太郎)
「食べないと空腹感が出てきて仕事に支障が出てくるのが嫌なんです。だから、それを避けるためだけに食事をしている感じですね。朝は食べずに出社して、そのまま仕事。だいたい1日に2食は食べていると思いますが、そのうち1食はファミリーマートのおろしそばを食べています。何を食べようかなと考えるのも、実際に口に食べ物を入れるのも面倒なので、心の底から仙豆(マンガ『ドラゴンボール』に出てくる、1粒でお腹がいっぱいになる豆)が欲しいなって思いますね」
食に無関心な人々が生まれる背景には、何があるのか。食のトレンドを追いかけ、その分析を専門にする、株式会社味香り戦略研究所の菅慎太郎氏は取材にこう答えてくれた。
「食事をするということの相対的な価値が低下しているのが原因だと思います。
誰でも1日に24時間しかないわけですが、その24時間をどう使うかと考えたときに、『食事』の優先順位が下がっている。『食べる時間がもったいない』と考える人たちは、食事に関わる時間をできるだけ減らしたい。かと言って、グルメな人々が食事に関わる時間に対して寛容であるかと言えば、そうとも言い切れない。例えば、代表的な高級料理といえば、会席料理、フランス料理、寿司ですが、会席料理とフランス料理は、食べ終わるのにだいたい3時間くらいかかります。グルメな人々も短時間でおいしいものを求めていて、その点では寿司が人気だと言えます」

特にひとり暮らしの若者は、食事より、周囲とのコミュニケーションや睡眠に時間を費やしたいという傾向が見られるそう(イメージ:アフロ)
ゲームや本やテレビといったコンテンツの世界も、「余暇時間の奪い合い」に勝たなければ生き残れない。「食事」もそうした争いに巻き込まれていると菅氏は続ける。
「もはや食べるための時間は『生きるために絶対に必要な時間』ではないんです。睡眠欲や性欲、交遊などとの『快楽のシェア争い』に巻き込まれている。短期的に見れば、結婚せずに単身で暮らす若者にとっては、食事を作る時間的、金銭的コストが、これまで以上に負担になっていて、そこを減らしたいという意識が出てきているとも言えるでしょうね」(菅氏)
とにかく摂取カロリーには気をつけてほしい
科学的な視点に立った場合、私たちは、どのくらい「食べない生活」をすることができるのか。1日あたりの「食べる」量が減りすぎては、健康被害が出るのではないか。摂食障害の専門家で、精神科医の酒井和夫氏は、こう述べる。
「まず、1日1食の生活を続けているくらいであれば、摂食障害には入りませんね。リバウンドをしてしまうかどうかと、どんどんやせていっているかどうかの2点で摂食障害かどうかを判断します。摂食障害の場合は、目に見えてやせていく。体形がとにかく安定しない。これは人体にとってまずい状態です。ダイエットでも、カルチャーでも、どんな理由で『食べない生活』を始めたのであっても、もし体重が減り続けるようになったら、とにかく病院で診察を受けてほしい。逆に言えば、体重が減り続けるようなことがなければ、多少食事を抜いても問題ありません。ちなみに私は1日1.5食です」
さらに、女子栄養大学副学長の香川靖雄氏は、「食べない生活」について、厳しく警鐘を鳴らす。

女子栄養大学副学長の香川靖雄氏(撮影:安部俊太郎)
「必要な栄養を極端に摂っていないと、最初に筋肉と骨がやせて減っていく。脂肪が減るのは最後です。当然、体力も弱っていき、免疫力も下がり、感染症などにかかりやすくなる。栄養学の立場からすれば、この段階ですでに危険な状態と言えます。さらに食べないでいれば、餓死します」
1日3食きちんとバランスよく食べるのが基本
実は、日本人の総摂取カロリーは下がり続けている。厚生労働省の国民健康・栄養調査では、1日のエネルギー摂取量が、平均で、1975年には2100キロカロリーをオーバーしていたのに対し、2014年には、1863キロカロリーまで落ち込んでいる。
「日本人の摂取カロリーが減っているのは、交通機関や情報流通の利便化が進んで、日本人の運動量が減り、日常の生活の中で以前よりもエネルギーを必要としなくなったからです。現在、全国で、朝食を摂らない20代が3割と言われています(平成26年国民健康・栄養調査)。しかしながら、朝食を抜くと人間の体は防衛反応が働いて、昼と夜に食べたご飯のカロリーを過剰に取り込むことになり、あまり食べてはいないのに太るという人は、この状態ですね。また近年問題になっている血糖値スパイクの原因にもなります。血糖値スパイクとは、食事のあとだけ、すぐに血糖値が極端に上昇することです。他の器官を傷つけ、がんなどの原因になります。また、1日2食や1日1食などの少食も中高年が行うと危険です。フレイルと呼ばれる『高齢者の虚弱』になりやすくなる。1日3食きちんとバランスよく食べるのが基本です」(香川氏

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