ウズベキスタンの風

ここはウズベキスタン。首都から約1000km北西に位置するウルゲンチで活動する看護師の日記。            

セミナーどうよ?続き

2011年10月15日 | 活動
続き。

私も恐れを原動力にさせてうごかしてしまっているんだろうか。

間違ってるよ!っていうつもりはなかったんだけれど。

現状はこうだよ。だからこうしたほうがいいよっていうつもりだったんだよね。

でもそんな風に(間違いを指摘した風に)とらえられている感がある。


私が写真を使って説明しようと思ったのは、何を言っても

「私知ってるわよ」って言われちゃうから。

師長も「みんな知ってるよ」っていうしね。

知ってたってやんなきゃ同じ。

でも言葉でどんなに不潔な状態を良く見るって言ってもどうもならなかったからさ、

それでじゃあ見てもらおうと思ってね。

現行犯逮捕も考えたけど、今まさに不潔な状況!ってところで師長を連れてくると、

そこの担当看護師だけがこっぴどく叱られるからそれは避けたかったし。

それで撮りためてた写真を使った。

結果、師長が看護師に怒り始めた。

そして吸引器に関しては一人ずつ個別のサクションチューブを使うようになったし、

チューブが蛇のように床に落ちていることが激減した。

抑制は布を下に巻く人が増えた。

結果は見えるようになったけど、よかったーとは思えないでいる。

怒られるから、じゃなくて汚いからちゃんとやるって理解してもらいたかったんだよね。

ま、そりゃ贅沢か。


師長は「ミェンガ ギャップネ イシュテマスン」と言って看護師を叱っている。

「私にいちゃもんつけさせないで」みたいな感じ。

保健省やら看護部長に怒られるような状況に私を陥れないで。ということだ。
(かなり要約すれば「私のために」ってなるから、日本人の私が思っているより悪い表現ではないかもしれないけどねぇ。)

びくびくさせたくはなかったなぁ。



んー、でもまぁ、選ぶのはこの国の人でいいんだよねやっぱり。

私が何をどう伝えても、どうとらえるかはこの国の人が選べばいい。

というかこの国の人にしか選べないよね。

いろんな習慣を外人が変えられるわけじゃないし。

やっぱり私は必要だと思ったことを伝えるだけでいいんだろう。

うん、そうだ。そうだった。

恵まれた環境(日本)で教育を受けてきた自分の知識や経験をどこかに還元したいなんて思って応募したけど、

それもとてもおこがましい考え方だったんだなぁ。と今は思う。

ここにはここの習慣があって、それでみんなうまくやっている。

それを壊してまで新しい何かを取り入れるのは外人ではなくウズベク人でなくちゃ。


めんどくさがられてますが、パフタ終わるのを待ちながら帰国準備しながらぼちぼちやっていきますか。

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