宮仕えのひっそり放談

なお、タイトルと内容は一切関係ありません。

岡口事件で思ったこと

2016年07月05日 | 雑記
テレビをつけて、驚いた。
かの有名な岡口裁判官が、ついに全国にその名を知らしめてしまったではないか。

・・・まいったね。
こうも有名になってしまうなんて、俺、なんだかちょっと寂しいw

しかし、口頭注意ってあれだよね、下級裁判所規則のやつ。
懲戒じゃないから、異議申立てはできないくせに、(たしか)ボーナスとか昇給の査定に響くのだ。

って、それじゃ懲戒処分の戒告と同じである。
・・・ひょっとして、脱法行為のための規定なのか?

きたねーなw



しかし、高裁も粋な計らいをするものだと思った。

うかつに懲戒かけて異議申立てされたら、裁判官がブリーフ姿をツイッターに上げることが品位を害するかどうか、ガチで争われるというまさかの超展開になっていたかもしれん。

そ、そんな恥ずかしい前例、まじ残せねー・・・が、それはそれで(ゴクリ)www



ところで、ツイッターなどを見ていると、ずいぶん同情的な意見が多い。
高裁はジョークもユーモアのわからない無粋者だというわけだ。

俺は、普通に考えれば、それは正しいと思う。
職業が何であれ、プライベートまで縛るのは、やりすぎだと思うからである。

・・・だが、自分が上司だったらと考えてみる。

管理職の仕事には、部下の乱行をたしなめるというのもある・・・らしい。
余計な面倒を起こす前に、何とかしろというわけだw

まず、俺ならスルーするだろう。
部下のプライベートまで正直知らんw

だが、どこからか情報を持ってこられてしまったら、対応せざるを得なくなるだろう。

まったくファッキンなことだが、知っている(ことが対外的に明らかになってしまった)以上、何もしないと、今度はこっちがとばっちりを食っちまう。

だが、どうする?

恥ずかしい(と思しき)恰好を公衆の面前にさらすことが懲戒に当たるなら、スーツにリュックサックを背負って、スニーカーで登庁してくる奴らも全員同罪である。

ぐぬぬ・・・。

そうだ!
部下の指導ということにしておけば、オールオッケー。
指導なら、管理職としては当たり前の職務の範疇だぜ!

ってな具合になっちゃうと思うのである。



しかし、実際の口頭注意とやらは、どのように行われたのであろうか。
俺は、「そのとき」を想像してみた。

おっさんが半裸になっている画像を挟んで、高裁長官と岡口裁判官が対峙している。

ひょっとしたら、高裁の事務局長(これは裁判官のポストなのである。)あたりも同席していたかもしれん。

長官「岡口さん、分かってると思うけど、もう勘弁してよ、ホント。」

岡口「いや、ライフワークですから。」

長官「俺もこんなこと言いたくないんだけどさ、世間様はうるさいのよ。みんながみんな岡口さんのこと応援してくれるわけじゃないんだし。」

岡口「さて、どうですかな。」

長官「ぶっちゃけ、俺は面白いと思うんだけどね。でも、基本シリアス展開なうちの商品(事件)を扱う以上、もっこりしちゃってると、あらぬ批判を受けかねないでしょ。ただでさえ、負けたほうからは文句言われるんだから。」

岡口「もっこりに罪はありません。」

長官「確かにもっこりに罪はない。いや、もっこりに変なイメージを持つほうが悪いのかもしれん。しかし、実際問題としてもっこりが醸すビミョーなイメージが、クールな裁判所のイメージにそぐわない、いやみんながみんなそう思うわけではないが、そう思う奴もいるわけさ。」

岡口「もっこりがクールでないと一体だれが決めた!」

長官「いや、なんかごめん。もっこりもういいわ。ただ、こんなアホなことがニュースバリューを持ってしまうということ自体に、その意味を感得してもらいたいよ。」

岡口「もっこりなくして、繁栄なし!」(シティーハ〇ター風)

長官「そろそろ、もっこり飽きてきたな・・・」



みたいな、牧歌的なやり取りが、のんびりとおこなわれたのではないかと勝手に想像し、もう、おかしくて死にそうであるwww



ただ、俺は、この後の岡口裁判官の対応のほうが気になってしまった。

つっぱってもよかったと思うが、おちょくるような態度は、庁内の同情や傍観をオセロのように批判や反感へとひっくり返してしまうのではないかと懸念している。

金も武力もない裁判所の力の源泉は「権威」であろう。
そして、権威はユーモアやジョークとはあまり相性がよろしくない。

ある意味、かなりきわどい自己否定をしたことの結末を、俺はこれから見ることになるのであろうか。


もっとも、そんなこと歯牙にもかけていないのかもしれないがw
印税、俺ももらってみたいYO!

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