マーサの昔話

デジカメでの景色や花、動物などの写真
海外体験談、今日の一品、糖分控えめ?なおやつ等‥‥‥

真珠腫性中耳炎の日記  (29)

2009年10月05日 | M Ear Cholesteatoma 
                   入院日記(3)

2009年 9月21日(月)



(朝食)主食200g・味噌汁(竹輪麩)・うの花・ボイル野菜・海苔風味ふりかけ
    ドレッシング(焙煎胡麻)・牛乳

 3日ぶりなので、ナースに頼んで、9時からシャワーさせて頂いた。髪の毛も
洗って、気分は爽快です。髪の毛を乾かし終わったら、担当医 R先生の呼び出しで
診察だった。もこみち先生お休みでした。中のガーゼ交換、今日は先生が変わったので
又、緊張するが、雰囲気がリチャード・ギアの R先生に、そんなに恐がらなくても
痛くないからと言っておられた通り、全く痛くなかった。ああ、ラッキー。

 

テープの左下のピンク色のあざが、耳を覆っていた時の太いテープ跡の炎症です。
肌が弱いというか、薄いのでしょうね。消毒液をかけられて、赤くなっています。
でも、その痛みも、もうなくなっています。

 

(昼食)主食200g・焼肉・コールスロー・ピーマンソティー・コーンの塩茹で
    若布のスープ

 昼から、又、いつもの様に同室の患者さん達と話していました。2人を比べると
あきらかに、依頼心がとても強い向かいのおばあさん。耳マスクのつけ方を教えても
聞こうとしない。 いつ、何時でも、勿論こちらが食事中であろうと、ずれると
「つけて~」何日も洗っていない髪を触るのだから、又、手を消毒しに行かないと
駄目だし、そんな事お構いなしだ。Hさんは、最初に教えたら、2回目から御自分で
つけていらっしゃる。それが、普通でしょう。私だってナースじゃない。患者だ。
 しかも、65歳まで、准看護士やっていたっていうじゃな~い。本間かいなと思う。

 そして次はこうだ。「あなた、髪上手に洗うから、明日、私のシャワーの時に
髪の毛洗ってよ。」いささか、このあつかましさにあきれはて、「2Fに美容室が
あるので安くて、私より上手にシャンプーして下さるわよ。」って言ってあげた。

 又、私一人の時に、「知人がバチスタの(下)も持って来たので、あなたに
借りた本を返す。」と持って来た時、「チーム・バチスタの犯人は誰?」って
聞くのです。 最初に、私に貸してくれた時から、自分は読まないで、結果だけ
聞くつもりだったのかもしれない。でも、答えを言う気になれなくて、何故なら
そのおばあさん、心臓に4ヵ所、ステントを入れているんです。バチスタ手術の
方がはるかに致死率は高いけれど、同じ臓器の手術で、ある意味似ているじゃない
ですか、1泊2日のカテーテル手術とはいえ、大変な手術であった事には間違い
ありません。・・・で「犯人はいませんよ。医療ミスですよ。でも、どうして
読まないのですか?」・・・「目が悪いの。」

それにしては、デイルームで、何冊もの週刊誌をメガネなしで読んでいたのは
不思議な事です。それに、後で、誰かに聞いて犯人が解ってもいいんです。
私が、どうして嘘をついているのか、どうして言いたくなかったか、解ってくれれば
それでいいのです。 それは、下に書いております。


 淋し~い夕食です。敬老の日だから、仕方ない?

 (夕食)主食200g・おでん(常)・和からし・チンゲン菜の炒め煮・敬老の日の
     デザート(広島の紅葉饅頭)


 チームバチスタの犯人、麻酔科医の氷室が言ったセリフです。

“病に倒れるということは無に還れという天からの指令です。
それをヒトの力でねじまげようとする方が傲慢だ。”


 病に倒れたら、それまでって事だよね。

それにしても、その本をおばあさんの見舞いに持って来た
という知人の気持ちが、私には理解できなかった。



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