KAIGAN

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谷川俊太郎×糸井重里×山田ズーニー

2005-02-17 23:19:18 | Information
谷川俊太郎さんと言えば、最も有名な詩人であろう。
小学生の頃、国語の教科書で彼の詩に出会った人も多いと思う。
映画『ハウルの動く城』の主題歌「世界の約束」にて、作詞を担当なされたことも記憶に新しい。
氏の処女詩集である『二十億光年の孤独』。その斬新なタイトル名を一度聞いたら忘れられないだろう。

このように彼は詩人としてのイメージが定着していることが分かる。
そのため読者としての我々一般人は、“谷川俊太郎は聡明で静かな人に違いない”と、
勝手な想像をしていることだと思う。氏の訳詩集「マザーグースのうた」を聞いて育った私も、
彼の人間性については知る術を知らなかった。疑うことなく、雲の上の人だとばかり思っていた。

でも、それは違った。
相田みつを的に表現すれば、“にんげんだもの”に集約される。
「ほぼ日刊イトイ新聞」のコンテンツ、「だからからだ」をご覧あれ。
本日公開された第5回 なぜ妻が怒ったのか、わからなかった。が、実に衝撃的な内容だった。
とりあえず冒頭部分を抜粋してみたいと思う。後半の谷川発言に注目して頂きたい。



さて、クイズですよ。
俊太郎さんは、いくつまで
お母さんと一緒にお風呂に入っていたでしょう?





結婚してから、母と一緒にお風呂に入り、妻が怒ったっていう話を、そんなに聞きたい?










結婚してから、母と一緒にお風呂に入り、妻が怒ったっていう話を、そんなに聞きたい?




















結婚してから、母と一緒にお風呂に入り、妻が怒ったっていう話を、そんなに聞きたい?




バクダンハツゲン、キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!
(ぎ、疑問に反語で返されました)

彼も一人の人間だったのだ。
安心した。そして勝った。少なくとも私はマザコンではないからだ。
母親と一緒に入浴することを止めたのは、小学四年の頃だと記憶している。
やはり何かしら違和感を感じたからだと思う。仕方なかったのだ。

「君のチョコレートは受け取れないよ。」
そう言われた女子と同じ気持ちを母は味わったと思う。
いつか親孝行して、自分の非を詫びたい。ホントご免!

そうか、やっと分かった。
“母親への愛”という観点で見たら、私の負けだ。完敗である。
先ほどの勝利宣言は撤回したい。ホント調子こいてスミマセンでした。

谷川俊太郎さんのように、臆することなく自分を曝け出したい。
弱点を武器にして生き抜いていく強さを、彼から学びました。カミングアウトを恐れるな。
谷川俊太郎書店(ジュンク堂書店池袋本店)に行かなかったことを、今更ながら後悔しています...orz


第5回
ほぼ日をほめる。
~ゴキゲンを創造する、中くらいのメディア。~

みなさん、ほぼにちは!
今日はちょっとだけ「ほぼ日刊イトイ新聞」、略して「ほぼ日」を称えちゃいます。
「ほぼ日」をまだご存じない方、「ほぼ日」を知って下さい。もう寂しい思いはさせません。

やはり「ほぼ日」は凄いと思った。
新春特別企画NBExpressスペシャル
糸井重里氏インタビュー【タダの「ほぼ日」が儲かる秘密】

『日経ビジネス Express』に掲載されているインタビュー記事は必見!
なぜ「ほぼ日」が1日100万ヒットを叩き出すモンスターサイトになれたのか。
「ほぼ日」が「宗教」的ってどういうことなの?“1行27字”に隠された秘密って??
コピーライター、そして『mother』の生みの親である「darling」のビジョンとは一体!?
既存の広告に変わる、新たなメディアとしての新機構、新常識が明らかになります。

「ほぼ日」に向かい合う時、
私達は「糸井重里」という1人の人間に向かい合っている、と言えないだろうか。
ダーリンこと糸井重里が放つ言葉は常に我々を魅了する。なぜなら、それが生きた言葉だからだ。
“口語体の持つ親しみやすさ”が文章の主成分ではない。全体として“伝導率”がいいのである。
結果、体の芯まで響いてくるその感覚をまた味わいたくて、私達は「ほぼ日」にアクセスする。
糸井さんの宣伝文句に購買欲を刺激されたら、いつのまにか商品を購入してたりする(苦笑)。
(「ほぼ日グッズ」を販売しているほぼ日ストア。みなさんも是非ご利用下さいませ)。

誤解を恐れずに言おう。「ほぼ日」は心理的麻薬だ。この表現が最も相応しい。
殺伐とした現代社会を生きている我々は意識的に、時に無意識的にそれを求める。
“ウソ偽りのないコミュニケーション”が、そこにはある。だから自然と人が集まる。
糸井重里の実力、そこに賛同者が加わる。さらには読者も投稿という形で参加してくる。
話題が魅力を生み、魅力が話題を呼ぶ。その連鎖的な繰り返しが、輪を広げていく・・・。
メディアとしての「ほぼ日」。それは偶然と必然が織り成した結晶に他ならないのだ。

それにしても、糸井さんてホント気さくな人だと思う。
憎めない感じ。正直な告白とか、誠実な対応とかがそう思わせるんだろう。
不思議だけど、仕方がない。それこそが彼が獲得したスキルなのだ。実に羨ましい。

僕らに“驚き”と“感動”を毎日無料で届けてくれる「ほぼ日」。
数あるコンテンツの中でも絶大な人気を誇っている「福田のフォト絵」
本日、ついに100枚めを迎えました。おめでとうございます。(拍手!)
記念すべき100枚めは「レンタル募集中」。熱海のネコちゃんがカワイイ♪
「フォト絵」って見るからに面白そうですよね。真似してみたいなぁ。

“言葉の洪水”とも言うべき「ほぼ日」だが、
私が今最も注目しているのが、山田ズーニー先生の「大人の小論文教室。」である。
書くことのスペシャリストである彼女の文章は、ダーリンのそれ以上に我々の魂を揺さぶる!
「書く」とはどういうことなのか、考えることの重要性、そして「書く」ことの目的とは何なのか。
それらが彼女の選び抜かれた言葉で説明される。晴れていく霧。読者として納得出来た瞬間である。
論点を的確についた彼女の文章は、ダーツの矢が的の中心を射抜くかの如く、とても心地がいい。
彼女の文章に触れることは、人生観を学ぶことに等しい。まさに素晴らしい授業、講義である。
ナイスなテキストを書くために、彼女の技術を盗みたい。そして彼女のハートを揺さぶりたい。
そういう野望を持って、今この記事を書いている。寝ぼけ眼を擦りながら、ただひたすらに。

「書く」ことで他者と関わり合っていく。
それはいつの時代も変わらない、永遠のルールでありテーマである。
だから私は常に、「相手の体内で化学変化を起こせ!」と願っている。
是が非でも、情熱の導火線に炎を点火させたい。この感情が私のリビドーだ。
アイデアを文字にすることで他者に影響を与え、世界を変えていく・・・。
「ペンは剣よりも強し」。必ずこの言葉を証明してみせる。実力で。

彼女の技術を盗むために、著書も読んでいるし(現在進行形)、
時々「ほぼ日」のバックナンバー(いままでのタイトル)もチェックしている。
最近のテキストでは、「Lesson233 生きる実感」がよかった。心が震えた。

山田ズーニーさん(文章表現・コミュニケーションインストラクター)のインタビュー記事、
「想いを言葉にのせて伝えたとき、自分が開ける。」も要チェック。深く内角を抉られます。

嗚呼、水曜日(おとなの小論文教室。の更新日)が待ち遠しい。
谷川俊太郎さんの時と同様、固定概念が破壊される感覚がたまらないのだ。
もっと壊して欲しい。私は再生を繰り返し、より強くなろう。その連続が私を形付ける。
意志ある選択が人生をつくるように、意志ある破壊が真の実力を引き出すだろう。

Mammo.tv [マンモTV] ~考える高校生のためのサイト~には、
著名な方のインタビュー記事がバックナンバーとして多数揃っています。
松沢哲郎(京都大学霊長類研究所教授)、平田オリザ(劇作家)、中島らも(作家)、
たかのてるこ(旅人)、C.W.ニコル(作家)、本川達雄(東京工業大学大学院生命理工学研究科教授)
(以上、敬称略)辺りが個人的には必修科目でしょうか。高校生以外の方も読んでおきましょう(笑)。
ちなみに、たかのてるこさんは現在、『魔法戦隊マジレンジャー』の広報部長を務めてらっしゃいます。
平田オリザさんの名前がKAIGANに登場したのは、これが3回目です。Congratulations!!!

谷川俊太郎×糸井重里×山田ズーニー≒8
2月17日現在、これが私の「ほぼ日」公式だ。(“8”で“ほぼ8”、“ほぼ日”って寸法ね)。
あなたの「ほぼ日」公式はなんですか。もしよかったら、教えて下さい。

あー、途中から「ほめ道」になってないね。ごめんなさいm(__)m
毎日更新の「ほぼ日」をサプリメント的に生活に取り入れることをオススメします。
「ほぼ日」で毎日がハッピー。Only is not Lonely.この言葉を刻んでお別れです。

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6 コメント

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愛を感じます♪ (見晴)
2005-02-19 00:21:21
タツヤさん、こんばんは。

タツヤさんのほぼ日への愛を感じる記事、じっくり読ませていただきましたですよ。。

「伝導率」っていい表現ですね。確かに!って思いました。

表面だけじゃなくって、ちゃんと心の中へ届くことばですよね。



私も去年はタオルと手帳を買いました。

今年もまた何か買うのが楽しみです~。
はじめまして。 (secondarycolor)
2005-02-19 00:49:13
山田ズーニーさんを検索していて、ここに辿り着きました。

自分もほぼ日&山田ズーニーさんファンです。



もー、ほぼ日を知ってから影響されっぱなしで。



おとなの小論文教室を筆頭に、

最近では岡本太郎、

少し前では自転車思想、

いつもほぼ日ストアでお買物などなど...



このあいだもTARO-T展に行ってきて、生darlingを見てきたり。

(いつもdarlingの文章を読んでいるせいか、初めて見る感じじゃなかったですねぇ)



うーん、まだまだ書き足りないです。

すでに、生活の一部と化していますね。
お久しぶりです (カフェオレ)
2005-02-21 08:58:48
「ほぼ日」仲間(!?)のカフェオレです。

先日詩人のまどみちおさんにインタヴューする機会がありましたが、この方はイメージ通りの穏やかで謙虚でありながら内には熱いものを秘めたすばらしい人格者でした。

有名な漫画家や小説家も作品とご自身はギャップがあることが多いですよね。
コメント、ありがとうございます (タツヤ)
2005-02-21 19:25:49
>見晴さん

じっくり読んで頂けて、光栄に思います。

今回の記事、「ほぼ日」への精一杯の思いを込めてみました。

バレンタインデーの告白をイメージして、乙女心で(爆)。

見晴さんはタオルと手帳を購入なされたんですね。

ちなみに現在、私は和柄タオル「ぶいよんぴょん」が気になってます。

欲しい、けどお金がない。いつも財布の紐と相談してます(^_^;)



>secondarycolorさん

こちらこそ、初めまして。

ズーニーさんファン、歓迎致します。

TARO-T展で生darlingに会った!?

あー、凄く羨ましいです。ダーリンですよ、ダーリン。

今年こそはサイン会やイベントに参加したいと思います。

果たして、“握手→意見交換”の野望は叶うのか(オイオイ

究極の憧れ、目標は「乗組員」。これ以上の幸せはない!?

けど「ほぼ日」読者である以上、広義の「乗組員」に含まれるかな。

「ほぼ日」が生活の一部と化す、私の場合も同様です。

それだけに、「今日のダーリン」を読み忘れた時のダメージは大っ!!

24時間限定って、結構厳しい現実だなと思ってます(-_-;)



>カフェオレさん

えっ、「ほぼ日」仲間だったんですか!?

もっと早くおっしゃって下さいよー。遠慮は要りません。

今日から“「ほぼ日」フレンズ”です!(笑)

まどみちおさんにインタビューする機会!?

あの「ぞうさん」のまどさんと、お話なされたんですか。

凄い、凄い経験だ。カフェオレさん、何者なんだ(爆)。

実際に作者の方にお会いすることで、作品のイメージって変わりますよね。

ギャップがある程、より強く記憶に刻まれそうです。破壊せよ、固定概念!
そっか~ (ポム)
2005-02-23 08:35:45
な、なに?!結婚してから母親と一緒に風呂にはいったって????
衝撃 (タツヤ)
2005-02-24 15:14:12
ポムさん、こんにちは。

驚いて頂けたようで何よりです(笑)。

ただ、破壊されてしまった谷川さんのイメージに関して、

私は一切責任を負いませんので、よろしくお願いしますm(__)m