マイコン工作実験日記

Microcontroller を用いての工作、実験記録

EEPROM設定を変更してみる -- その4 (BuzzerとPMU)

2017-08-17 21:16:18 | WT32/BM20


BM20では動作時にスピーカだけではなく、ブザーを鳴らすこともできるようになっています。今回作成した実験用ボードでは、ブーザとして秋月の圧電スピーカをつなげられるようにパターンを用意しておいたので、これを追加実装しました。タクトスイッチも追加実装したかったのですが、やはり手持ちを切らしてしまったようです。何かのついでに注文するまでしばらく無しのままになりそうです。

ブーザの機能はBM20のディフォルト設定ではイネーブルされていないので、UI Toolで設定を変更する必要があります。



Function EnableのところでBuzzerにチェックを入れておきます。ブーザを接続できる端子にはP0_3またはP1_5の2つがありますが、ディフォルト設定ではP0_3はボタンに割り当てられているので、今回のボードではP1_5をブザーに使うことを想定してパターンを用意してあります。



こちらはブザー関連の設定画面です。Output TypeではPulseとPWMの2種類を選択できます。Pulseは信号がアクティブになっている間鳴り続けるタイプのブーザで、圧電スピーカのように発振器を必要とする場合にはPWMを指定してやります。発振させる周波数はPWM周波数として指定できますが、結果として出てくる音は、on/offパターンは選択できるものの、周波数は単一なので音として面白くありません。スピーカからはマルチトーンで出せるので、ブーザを使うより、スピーカ鳴らした方がいいですね。

BM20のディフォルト設定では充電機能が有効になっており、電圧監視機能も有効になっています。今回の実験では電池はつないでいないので、これらの機能を無効にしておくことにしました。



これまでの動作確認実験では、すべてADP_IN端子にUSB 5Vを加えていました。BAT_IN端子からの電源の供給も可能なのですが、ディフォルトではリポ電池をつないで使用することを想定して充電と電圧監視機能が有効になっています。そのため、BAT_INに3.3Vを加えたとしても電圧監視機能が働いて電圧が低すぎると判断されて、自動的に電源がオフにされてしまうのです。

充電と電圧監視を無効にすることで、BAT_IN端子に3.3Vを加えて動作させることができました。この場合、ADP_INはオープンで構いません。