day by day

癒さぬ傷口が 栄光への入口

朝まで生テレビ…

2004-07-31 | ヤキュウ。
昨深夜の朝まで生テレビ、結局朝まで見てしまった。
一応、途中で寝てしまった時のために録画はしてたのだけど。

で、見た感想といえば………まあ、予想通り。
いや、もっとひどいかと思っていたので最後まで見れただけマシだったのか。
でも、つまり毒にも薬にもならない程度の議論だったということでね。
今まで報道や何かで散々語られてきたことを持ち寄っただけという何の目新しいものも発展的なこともなく。

三宅久之という人は、TVタックルやらたかじんのそこまで言って委員会なんかで見ていても
「頷けることも言うが大変古い価値観で現代にそぐわない事もいうアタマの硬いお年寄り」
という印象のある人だ。
あの「ナベツネのお友達」というだけで野球も知らないのにこの席に呼ばれてしまって(?)ある意味お気の毒だったわけだけど、発言の大半が堀江の服装に終始していたのがトホホホホだった。野球を知らないんだから仕方ないけどね。ナベツネからのお手紙も失笑ものでしたが。

ちなみに私は、堀江氏のTシャツについて別にどうとも思わない。
結婚式などのフォーマルな席ならともかく記者会見だのテレビの収録の席でネクタイを締めることにどれほどの意味があるのかと思っているタイプだから。たかがテレビ番組(笑)(←暴論)の癖にそんな権威をもってるつもりなん?(笑)って。
ただ、戦略として頭の固い年寄りの耳を多少開かせるために正装をするという選択肢はあってしかるべきだと思うしそれを採用せずに意図をもってあのスタイルでその頭の固い人間たちの前に登場するというならむしろそれを貫いて欲しいと思う。本当に信念を持ってやってるならね。
(TPOというものも考えた方がいいよ、とは思うけどそれをもって本人を全否定するのはどうかと)
だいたい、江本氏のオレンジの開襟シャツがダメでTシャツが不可なんじゃね。私にとってはノーネクタイなら開襟シャツでもTシャツでも大差ないんだけど。て私もうっかりのってしまったが服装がどうのなんてこの議論にはまったく関係ないんですよ三宅さん。

で、巨人にぶら下がる体質はイカンやろという話が大半だったのだが、そりゃ確かにそれはこの問題の根底の一側面だと思う。が、ナベツネ批判よりすべきことがあるんじゃないのか。
なんで、「商品」である選手(ホントは「商品」は「選手」じゃなく「試合」だと思うんだけど)や「顧客」であるファンをそっちのけにして数人の経営者だけで規定路線内の話しかせずにしかもこれほど性急に話を進める必要があるのか。そこを何で誰もつっこまないのだろう?

何故、開かれた議論を拒否するのか。
何故、世論すら無視しようとするのか。

「ファンの人が…」と発言したのは古田だけだ。おそらくファン代表として呼ばれたのであろうヨネスケ・遥洋子がファンの気持ちを代弁すべきなのに役不足。
そもそもパ・リーグのファンがいないのにパ・リーグのファンの気持ちなど代弁できるわけないしな。
知識人でパ・リーグのファンの人っておらんのか?まったく#。
だいたい、普通は本当に生だから電話やFAXの受け付けがある。
が、今回は録画だったため(古田の試合の都合だろうか…?)その受け付けはなかった。
だったら事前にファンからの意見を募集してとりまとめ、議論のテーブルに乗せるのが筋じゃないか。
ファン不在の話し合いならあの役立たずの実行委員会だのオーナー会議となんら変わりがない。
公開された実効力のないただの意見交換会というだけなら、せめてファンの本当の声を少しでも伝えるのが報道のあり方ではないのかと思う。

改善しなければならない点は多々ある。Jリーグを見習わねばならないところもあるだろう。
だけど、それはまずこの問題が落ち着いてからの話だ。
今回のような手順で、多くの顧客に精神的苦痛を与えることがこの業界にとって健全な姿であるわけがない。
それをまず凍結してもらわねば話は始まらないのだ。

だから、3時間の議論を見ていても
「いつまでたっても核心に届かない」
といった苛々と戦いながら見るはめになる。
誰かそれを看破できる人は、こういうところに登場する人間にはいないの?
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2 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
私もその回の朝生見ました。 (犬笠銀次郎)
2005-01-09 00:41:01
はじめまして。ハンドルネームで犬笠と申します。



TV タックルを見てても思いますが、三宅の魅力はもはやあのツルッツルの頭にしかないですね。彼の言論の中に頷けるものはありません。大体、朝生ごときテレビ討論に正装で来なければならないなんて理由はないです。ありもしない咎をでっちあげて他人を非難するという点で、三宅とナベツネは共通しており、そういう意味で「友達らしい」現象と言えます。



世論の声を無視する、というのは朝日に限らず、昨今の大手メディアにほぼ共通してみられる現象のようです。世論の声を聞いていたら、自分たちが意図する番組作りが出来ないからでしょうか? 理由はどうあれ、世論の声を聞かないマスコミの主張は「公的」とは言えないでしょう。



こんなマスコミだったら、2ちゃんねるの方がまだマシかも知れません。
返信する
いらっしゃいませ。 (さいん)
2005-01-09 01:03:23
コメントありがとうございます



3時間「しかない」議論で、そのうちの10分だか15分だかをナベツネのお手紙だのほりえもんの服装だので潰された時点で「こりゃダメだ」とは思ったのです(笑)



報道というものを全面的に信用はもちろんしていませんし、ニュースやドキュメントと言っても現実に「都合のいい場面だけを繋ぎ合せてシナリオ通りのものを作る」ということを承知の上で見ているのですが、やはり渦中にいると非常にストレスになりました。

ニュースだけを見ていたら、自分の叫びが非常にマイノリティの意見に思えてきてやりきれなくなったものです。そして、その報道だけを見てあの問題を捉えてきた人たちには私たちの叫びは届いていなかったということなのですよね。デモ行進や球場でどんなに泣きながら声を張り上げても、テレビや新聞や雑誌でしかこの問題を眺めていなかった人にはその声は届かなかった。一般の人にすら届かないのだから、自ら「雲の上の人」であろうとする経営者たちに届くわけがなかったともいえます。



それでも、報道に頼らなければ私たちは情報を得ることが出来ません。

報道を見る時には、「例えドキュメンタリーであろうと必ず作り手の意図が介在し湾曲されている」と理解した上で見なければ絶対にどこかで道を間違える、ということを身をもって知った半年間でもありました。



もしかしたら仰るとおり2ちゃんねるの方が事実を正確に伝えていることも多いのかもしれません。

ただ、それも(悪意をもって情報を操作しようとする人もいることを踏まえて)冷静に情報を取捨選択していかなければやはり同じように道を間違えることになるでしょう。難しい時代ですね(苦笑)



またぜひおいで下さい。
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