ななよの時事放題

単なるネット市民のななよが、好き勝手に時事に口を出します。大上段に構えるわけでなく、身近に言いっぱなしたいと思います。

金素梅 靖国に入れず(インサイダーレポート)

2005年06月15日 23時47分23秒 | 台湾
しばらく更新が滞っておりすみません。

金素梅の靖国抗議(政治パフォーマンス)に絡んで日曜日から問題の火曜日の午前中まで靖国に居ましたので、インサイダーレポートになります。

まずは、共同通信の記事から

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050614-00000096-kyodo-soci
靖国神社の訪問を断念 台湾先住民、右翼の妨害で

 小泉純一郎首相が靖国神社を参拝したのは違憲で精神的苦痛を受けたとして、国などに損害賠償を求めている台湾先住民ら約60人が14日、戦死した台湾先住民の合祀(ごうし)取り消しを求めるため、靖国神社を訪れようとしたが、右翼が神社の周囲を占拠したとして、訪問を断念した。
 原告側の支援者によると、台湾先住民らはバスで靖国神社に向かったが、警察側の要請を受けて、神社の約300メートル手前で引き返した。靖国神社側は、神社を訪れることを拒否していないとしている。
 この後、先住民らは弁護士会館前で記者会見し「先祖の霊はわたしたちの方法で祭る。日本人がするのは間違い」と話し、合祀を取り消すよう求めた。
(共同通信) - 6月14日13時7分更新

昨日、台湾から無所属の議員「金素梅」が来日し、靖国で政治パフォーマンスを行うということで、懇意にさせて頂いておりますあけぼの会の門脇先生からのFAXにより、怒涛の3日間が始まりました。
即時レポートということで、靖国にて「無名之会」として動いたものを以下に紹介します。

今回の内容マスコミの偏向では全体が見えないので、経緯全体としては、西村幸祐さんのブログをご参照くださいませ。
台湾先住民族、贋遺族靖国騒動の真実。
http://nishimura-voice.seesaa.net/article/4359673.html


以下に2ちゃんねるに書き込んだ内容を整形して報告します。
鍾馗さん、勝手に引用してごめんなさいm(_ _)m

【移転開始】高砂義勇兵慰霊碑【オマエラGJ】
http://tmp5.2ch.net/test/read.cgi/asia/1109403333/234-
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記:鍾馗さま

ちょっとだけ暴露話を書きます。
今回の案件は門脇先生からのFAXが全ての始まり。

門脇翁:
「6/17に靖国訴訟の結審に高金素梅が来日するが6/13に靖国神社で英霊を連れ帰るパフォーマンスをやるみたいだ!
そんなんで靖国を穢されちゃかなわん。あんたらがこんでも俺一人でも命懸けて阻止する!」

こんな内容の文章がきちゃうと、こりゃどうしょもありません。そんな折に台湾フォーラムで門脇先生の講演があるとの情報入手図々しくもお伺いして、台湾フォーラムの方と情報交換。

そのまま無名之会の定例にどうすんべえか・・・と議題にのります。
最初の計画は無茶苦茶ハード。6/13の早朝5時の開門と同時にピケラインを敷いてそのまま閉門の19時まで状況維持・・・・・いや、俺等普通のサラリーマンなんですけど、平日休み取るの大変なんですけど、とりあえず何時に来るかだけでも情報を入手しようとここからひたすら情報戦に突入しました。

情報戦に突入すると、これまた大変でw
来日が13日で靖国には14日とか、来日は12日で靖国には13日とか情報が錯綜しまくり結局当初情報どおり13日に照準を合わせ稼動準備を開始

門脇翁
「霧社事件で未だに記念式典なんぞやっとるから、叱りにいったら台湾のテレビ局が俺の取材を始めて、それが放映されたら好評で第二段の取材をしに来日する6/12に取材にくるからオマエラもこい。」※要点のみw

もっと前後に諸々情報錯綜の混乱があるんですが、それはおいといてw
とりあえず、その取材の席に参加してみると、今回の高金素梅に対する靖国サイドの見解やら諸々情報が入手できましたが、その時点でも6/13の来る可能性が排除できず実行の段取りとしましたが、その取材である方からのアドバイスで

「高砂族は基本的にフレンドリーで強行的にでれば強行的に反発するが肩を組めば、一緒に肩を組む人達」
「高金素梅は台湾メディアを引き連れてくるが、台湾のTVは100チャンネルくらいあり日本で衝突すればするほど、台湾メディアが取り上げてくれるから、日本側ともめたい」

この2点の情報で靖国神社での取り組みが大きく変わる事になります。

当初は竹箒で門前に構えるつもりでいましたが、実力行使に見えるしイメージもよくないならば、高金素梅を裸の王様にしちまえ!という計画が起動しました。その頃我々が入手していた情報では、第二鳥居から中には高金素梅ほか2名程度しか入れない、他の高砂族はそこで分離される。
じゃぁ、分離された高砂族を懐柔する作戦を(作戦内容の全貌はまた後日)立案し当日早朝から台湾語の横断幕をの制作を開始しました。

6/13朝8時から外苑休憩所で作業開始・・・・

「歡迎高砂義勇隊之英雄!
歡迎台灣原住民族來日訪問!」

「為日台友好,我們一起喝杯酒 口巴」
(日台友好のため、共に酒を飲み語りましょう)

その日一日は来る来ないの情報で錯綜しまくりでしたw
さらに、目付きの悪いスーツのオッサン方が1ダース以上外苑休憩所に集結しています。
右翼と呼ばれる人達とはまた別の臭いがするわけで、当初は極左系の武闘誘導員かと警戒しましたが、その中の一人の人が駐車場の車輌のトランクを開けた際、偶然に積まれてる脚立に貼ってあったテプラで公安関係者と理解できました。

つぅことは・・・・・6/13は朝から10数人の公安関係者が外苑休憩所にいた訳です。

高金素梅の最終同行確認が出来たのは6/13の16時30分ごろだと思います。
御一行様が日本の支援団体の教会に入ったとの情報を受け、靖国神社サイドの判断を受けアラートを解除、帰り支度を始めたところ・・・・台湾フォーラムの方を含め、知り合いを数名発見
各種団体の方々(通称右翼系、保守系、台湾系、etcetc)が外苑休憩所に集結し連合体ができており、その連合体が明日の打合せを開始されました。

無名之会はその連合体があることすら理解してませんでしたし、公安関係者以外の人がそんなにいたともおもってませんでしたから、ある種驚愕な訳です。(実際、靖国神社と警察の打合せには同席していましたので靖国及び警察関係の動きは理解していましたし、代表は警察の方と名刺交換も済ませていました。)

その打合せで、数点だけ知り合いに情報を入れました。それが先に書いた
「高金素梅は台湾メディアを引き連れてくるが、台湾のTVは100チャンネルくらいあり
日本で衝突すればするほど、台湾メディアが取り上げてくれるから、日本側ともめたい」
「高砂族は基本的にフレンドリーで強行的にでれば強行的に反発するが、肩を組めば、
一緒に肩を組む人達」この2点です。

打合せに参加された方は即座にこれを理解され、「高金素梅以外の糾弾は利敵行為になるので行わない」
「我々の目的は靖国神社を穢される事を阻止する事」が了解事項となり、その後も諸々決まっていきます。
「境内で血を流す事も神社を穢す事」「警察の支持に黙々と従う」「目的は護ること、混乱ではない」・・・・
正直、まだ右翼と呼ばれる人達がいる事を認識しました。(昨今は似非の多い事多い事・・・・


そして6月14日

早朝7時30分に靖国神社に到着。
資材を外苑休憩所に運び込みます。

昨日とは打って変わって、ものすごい緊張状態・・・・
強面の人々が沢山います。

8時に全体連絡が開始され、それぞれの持ち場と分担確認後、昨日の決定事項の周知徹底連絡。

こちらはノートPCやらプリンターやら電脳機材を運び込みベース設営
かなり異質な空間が出来上がって行きます。。。

そんな中、台湾フォーラムの方々とも合流。
今回は高梅素梅と高砂族が分離された時点で作戦が稼動しますが、呼び込むための言語懐柔は台湾フォーラムの方々にオンブにダッコで実施詳細の再確認。

8時30分ごろ、連合体の皆さんは分隊し所定の持ち場に。。。
8時45分ごろ、年配者を多く乗せたバスが外苑休憩所の道路に2台進入
一斉に緊迫し、横断幕を持ち小走りで行くとバスは老人会の観光旅行。。。
強面の面々に囲まれご老人方はさぞ怖かったと。。。しかも中国語で歓迎の横断幕付きw
9時10分ごろ、ご一行様のバスが到着しているとの報が入り、横断幕と酒をもって移動開始、門の外にプレスが沢山、カメラを向けられる。。。
なんでこんな横断幕でメディアが写真を撮るんだろうと素で考えちゃいましたw

あとのやり取りは、皆さんが書いてますので割愛し、こまごました事を書き足します。

すでにご一行様のバスが到着しているのは確認が出来ています。
横断幕をもってバスの方に向かおうとすると警察に足止めをされてしまいました・・
しょうがないので、大村益次郎銅像に横断幕とお酒を広げておいておくと、これが結構いい被写体になってました。
歓迎云々カンヌンのメッセージのい下に台湾フォーラムの方がお持ちくださった高砂義勇兵部隊隊旗が貼り付けてありますから、文字以上に明確な意思を発信してるわけで・・・・・

そんなこんなで待つ事数十分、右翼が警官と接触との報が入り、警官隊が移動を開始します。
混乱に乗じてバスに攻撃をかけるかと思いきや騒然とすれど、そこを守備している連合体の人は誰もうごきません。

後々の話、警官と衝突していたのはご一行様を中に入れろと支援左翼が騒いでいた模様。
しかも、バスを止めてあるのが皇族のお住まいのまん前・・・・これには怒る人多数・・・
それをキッカケにしてか、数人の若い人が靖国通りを渡ろうとしますが、警官隊に阻止され引き戻されます。私が知る限り、なにか動きがあったとすれば唯一これだけではないでしょうか。

そして11時過ぎ、ご一行様のバスはUターン。
靖国へは一歩も踏み入れず終了してしまいます。

簡単に流れをまとめてみますと

8時30分ごろ、靖国神社に来訪の申し入れを高金素梅が行う。靖国サイドはこれを断る
9時過ぎ、ご一行様のバス到着、警察・神社関係者が留まるよう説得開始
9時40分ごろ、高金素梅は説得に応じる
10時00分ごろ、バスの前でパネルなどを出しマイクパフォーマンスを始める
11時30分ごろ、弁護士会館に向かってUターン



もっとも、これで逃がしたりはしません。
無名之会で追尾隊があわせて移動を開始し、霞ヶ関の弁護士会館のパフォーマンスも生暖かく
ヲチされています。(さらに裏情報もありますが、公開は17日以降とさせてください)

---------------追尾隊の報告

弁護士会館前のパフォーマンスで見てわかったのですが、金素梅はおとなしく参拝するつもりはもうとうなく、以前から言われていた政治パフォーマンスを目的としてきたのだと思いました。
赤地に白抜きの「高砂義勇軍は日本人ではない」(差し渡し4m程度)という横断幕、1m四方ちょっとの写真+キャプションの抗議プラカード、すごい高い紙を使った三つ折のパンフレットを200~300部用意。また日本の弁護士と連携をとり、最初からプレスリリースの場所を決めていたんじゃないかと。

これだけ用意周到なのに「静かに慰霊に来たが、右翼の妨害で追い返された。日本政府はこんな仕打ちをするのか?」という抗議には、はっきり云って白けました。

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なんだかんだで、門前の守備が解除されたのは昼過ぎだったと思います。
バスが完全に移動をして弁護士会館に到着したあたりでアラートが解除されました。
期せずして起こった拍手は印象的でもありました。

さて、こまったのは準備したお酒・・・・・
60人からくると聞いてましたので、とりあえず四升ほど準備してあったんですが、すでに封は切ってあるし、自分は車だし・・・
結局参加された方に飲んでいただこうと思っても、皆さん車の運転がある、これから仕事とetcetc殆どの方にご辞退されてしまいしたが、最後まで残られた方に瓶ごと押し付けてきてしまいましたw

そして、解散。
塩が引くように連合体の方はおられなくなります。
我々は撮影した写真をあちこちにうpして回り最終撤去が13時ごろになりました。

結局、高金素梅は何をしにきたのだろう?????

補足:時間表記は記録をとっていた訳では在りませんので確実な時間ではありませんことご了承ください。



記:鍾馗さんに追尾隊と命名された ななよw

朝、外苑休憩所に到着。そこを本部とする。
無線機(神社内にメンバーが散るので連絡用)をつけ、8時半過ぎより各門の状況確認などで神社内を動き回り、本部に連絡を入れる。
正面~車引きまで、団体の方々や私服公安、制服警官の方々が待機。ただし空気としてはピリリとしながらも、温和な感じもありました。
9時過ぎ、門脇翁と会いアテンドにつくことに。大型バスが向かってくるも、国内の慰霊団だと
わかり本部に連絡を入れる。
9時半ごろ、金素梅が二松学舎前にて足止めを食っていると情報が入る。一気に緊張が高まる。
警察が引き返すようにと交渉中とのこと。

しばらくして、門脇翁より台湾のTVスタッフ(金素梅側ではなく、中立のメディア。門脇翁の取材に来日されていた)のアテンドの依頼を受けTVスタッフの側にいることに。彼ら日本語が片言なためその補助につく。
10時ごろ、TVスタッフが二松学舎前に移動。同行。
二松学舎前では、バス2台がとまっており、バスの前では金素梅がマイクパフォーマンス中。
本来ならライト側の方々の罵声もあるところだが、時折単発で「台湾に帰れ」という声が飛ぶ程度。
総じて緊張はありながらも、それほど現場は荒れていない。
バスの中から随行者からの声が荒げてくる。金素梅のスタッフ?が宣伝用のCDーROM?(もしかしたらDVD?)を配布。受け取ろうと思ったが、名刺との交換だということで断念。
日本人は歩道側に、金素梅は車道側にと、整然と区分けがされている。しばらくたち、警察も十分に喋らせたと判断したのか随行者をバスの中に誘導し、金素梅も乗車させ、Uターンを促す。

バス2台がUターンし永田町方面へ。
事前に入手した情報では、11時より記者会見とのことだが場所が不明。アテンドについているTVスタッフがタクシーを止めて乗車。私はタイミングが合わずに同乗が適わなかった。為、別のタクシーを拾い、TVスタッフのタクシーを追いかけることに。しかしタイミングが悪く、間に5~6台の車が入り、追いかけるタクシーをロスト。失態!

ロストを本部に報告し連絡を待つ。本部より「記者会見は霞ヶ関、弁護士会館」との情報が入り急遽タクシーで向かう。
弁護士会館に到着。金素梅一行のバスはまだ到着していない。しかしNHKから民放、新聞社などのプレスが多く固まっている。彼らの手元を見るとFAXが。どうやら金素梅サイドからマスコミに対して記者会見の事前情報が流れていた模様。(横目で見ただけなので発信者が誰かは不明。もしかしたら日本側の支援者だったのかも)
そうこうするうちに、バス2台が到着。唄をうたいながら横断幕を掲げ弁護士会館の前庭でこちら
向く。主張、記者会見の開始。

内容は前出なので割愛。
日本の悪行を示すための写真パネルがあったが、どれも南京大虐殺なみのキャプションつき。
生首と子供が写っている写真に「日本軍が子供の首狩を奨励」などなど。高砂の方々は野蛮とは言え、首狩も文化であることはそっちのけ。
見事に記者会見・抗議のためのアイテムを準備している。高砂の方々のお話は「静かに慰霊に来たが追い返された」・・・・って、おいおい、その準備の充実振りはなんなんだ?
ひとしきり抗議が終了したところで、マスコミからの質疑応答を受ける。が、マスコミ活発に質問しない。ネタとしてばれているのかマスコミのテンション低すぎ。カメラを回すのはテンションを持ってまわすが、質問がぐだぐだなのはお約束?
二松学舎の前でバスの中から声を荒げていたご老人(70歳前後?)は、少し離れた場所で日本人たちとにこやかに談笑中。カメラの前に立っていた人たち以外は、ゆるりとした雰囲気でもあった。
金素梅と通訳は必死。


しばらくたち「時間がなくなったので私たちは出発します」と、箱根の温泉に気持ちが奪われたのか、記者会見は終了。そそくさとバスに乗る。残るは日本側の支援者(雰囲気的にレフト側弁護士?)が代弁する。が、多くのマスコミは帰路に帰る模様。
台湾のTVスタッフを捕まえ、門脇翁が待つ靖国へタクシーで移動。到着は12時半くらいだったかな?
TVスタッフを門脇翁に合わせ、ミッション終了。翁とTVスタッフは別の取材場所へ。お見送りをする。
本部に戻り口から出た第一声が「飲み物!食い物!タバコ!」w
そういや、朝から何も食べてないし8時半からは飲み物、タバコも中断していた。食べて飲んで一服して全員で撤収開始。私は仕事場へ・・・・・・

日曜日からの3日間、かなり濃い時間を過ごしたことを思い出しながら、仕事に励む火曜日の午後。

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