ねこぼんのう ねこのめんまは猫じゃない

猫であって猫じゃない?うちのプリンセス猫(オスだけど)めんまとねえちゃん、にいちゃんとの日常、カエルやその他の日々。

おやすみ、おやすみ、なるとくん。

2008-01-18 22:22:11 | めんまの歴史
ねむるなるとくんです。
綿の手ぬぐいの上、ねえちゃんの手のひらの中で
眠っています。

目が大きくって、整った、
とってもきれいな顔の子です。

もっと、もっとたくさん写真をとっておけばよかったね。
でも、いたずらで、すぐにねえちゃんの腕と体の隙間に
顔を埋めてしまって、じっとしてない子だったので、
写真が少ないです。

なると...なると。

2008-01-18 22:18:40 | めんまの歴史
2006年、8月6日。なるとの体重は276グラムです。
まだまだちいさいです。
めんまのミルクの量に比べると、ぜんぜんのみません。

6日くらいから、なるとが一度下痢をしました。
一応、つれてきたときからは育っていたので、
そして元気だったのでそんなにそれまで
心配してなかったのですが、
このまま続くようなら病院だねと話をしていました。

ただ、動物病院って、あまりいい病院がないのです。
人間のもそうなのかもしれませんが、
動物のは誤診も、たとえ死なせても、
人間のようには大事にならないということもあります。
まえに18年飼っていた猫も、いい病院にかかれずに
最後、老衰を診断できない病院で
延命措置をされた挙句、とても苦しんでなくなりました。
5キロあった体重が、1.7キロくらいになって。
そのトラウマもあり、そのときに請求されたお金も
数十万だったこともあり、すぐにはなんでも
病院へ、ということにならなくなってしまいました。
18歳まで生きた猫、ミンミンのことはまた、いずれ書いていきたいと思います。
臆病で、でもやさしくて、どんくさくって、階段や
そんなに高くないテーブルからでも背中から落ちていたミンミン。
いまでも会いたいです。

なるとについては、でも、油断しすぎていました。
めんまもニュイもいて忙しかったこともあります。
夏で、保温も冬ほどは大変ではなかったことも。

8日になってもまたすこし下痢をしていて、
かるく体を洗ってすぐに乾かしてあげ、
ねかせました。
夜にも2から5ミリリットルづつのミルク。
あいかわらず、量は飲みません。

9日の朝、にいちゃんが仕事に出てから
ねこの世話をしようとのぞいてみたら、
なるとが、倒れていました。
ぐったりしていました。
また、下痢もしていました。
めんまは元気にエ、エ、とちいさく鳴いています。
(なるとのほうはまだ声は出ていたのですが、
めんまはほとんど声が出ません。)
めんまをとりあえずおいておいて、なるとを抱き上げたら、
もう、すこし体温が下がっているのがわかりました。
呼吸もあまりしていませんでした。
病院へいく間も持ちそうにないので、また人工呼吸を
してみたのですが、もう首がくたっとなっていて、
...正直、犬やねことたくさん暮らしてきた私には、
もう、だめだとどこかでわかっていました。
2時間前には普通に見えたのに。
でも、あきらめられず、ずっと人工呼吸とマッサージを
泣きながら続けました。

ふーっ。
と、おおきな息をひとつついて、
なるとは、そのあと、いってしまったのです。

なると。なると。

いまでも、これを書いていたら泣いてしまいます。

冷たくなるまで、ずっと抱きしめていたのですが、
めんまもいるし、ニュイもいます。
タオルでくるんで箱にそっと寝かせました。

結果としては、水にかなりのあいだ沈んでいたことからの、
内臓の機能不全だろうということでした。

そして、にいちゃんになきながら報告をしました。

しかたないよ。大きくならなかったし。
最初から弱かったし。

といいながらも、にいちゃんは、もっともっと暖めたほうがよかったんじゃないかとか、ミルクをもっと濃くしたらよかったんじゃないかとか、
いろいろといっていました。
専門家の話では、こういうケースでは
育たないだろうということであとからも意見をいただきましたが、
でも、奇跡はあるかなあと思っていたのです。

帰ってきたにいちゃんに、夕方、なるとをみせて、
家の梅の木の根元に埋めてあげることにしました。

たしか、雨が降っていた気がします。
おおなきしながら、固い土をほっていたら、
黙り込んでいたにいちゃんは、それじゃ浅いよと、
さらに土を掘ってなるとを寝かせました。
とても、かたい表情でした。

なんで泣かないですむの?ときいたら、
「二人とも泣いたら、どうしようもないじゃん。」と
返事が返ってきました。
でも、映画とかでもなくにいちゃんなので、きっと泣かずに
いるのはつらかったと思います。
電話をかけて、なるとの死を告げたときは泣いたといってましたから。

2匹のうち、なるとはよわいから、
なるとは飼うことになるかなと思っていたそうです。
かなしくても、
めんまとニュイの世話はしないとならないのですが、
とてもつらかったです。

ちいさい、ちいさいままのなるとを、
いまでも思い出します。

つぎの朝、続くように明け方、ニュイが冷たくなって
落ちていました。

うちで、助けた子はすべて死んじゃうのか、
と、絶望的な気持ち。
ニュイは、もともとたぶんだめだろうと
野生動物保護センターに宣告されていたけれど、
なんだか楽観視していたのです。
ただ、1時間前には元気だったのに、
見取ってあげるまもなくなくなってしまったニュイの体は、
やっぱりなるとと同じく小さすぎました。

ニュイは、ひとりで世話していたこともあり、
ひとりきりでなるとの横に埋めてから、
にいちゃんが起きた後、ニュイもなくなってしまったことを
伝えました。
ニュイについても、仕方ないよ、
ニュイは...

といって、ふたりとも黙ってしまいました。

めんまは、元気なのですが、
ものすごくナーバスになっています。

1週間くらいはずっと泣き通しでした。
2週間しか一緒にいなかった子達でも、
もう、家族になっていたのです。

なるととニュイの記念に、オリーブの木を2本買ってきました。

オリーブは、2007年の1月現在でも
青々と元気です。
なるとを埋めた梅の木は、
ちいさいつぼみをたくさんつけています。
去年、なるとを埋めた後はじめて咲いた花は、
この家に住んでから一番たくさん実を結ぶまで
咲き誇りました。

写真が、2006年の梅の花です。