7月11日晴れ33℃
7月9,10日は浅草寺の「ほおずき市」だったらしい。
月曜日が東京で仕事なので、日曜日泊めてほしいと長男からメール。
当然、甲府からくるものと思っていた私に、ほおずき市で買ってきたというほおずきの鉢をお土産にもってきた。
私には東京のお祭りは縁がないので、少し調べてみた。
観音様の信仰は、「仏様と特別なご縁のある日」という意味の「縁日」に参拝すると、大きな功徳があるとされているらしい。
特に7月10日は、4万6千日分の参拝効果があるとされていて、江戸時代から参拝が盛んになっていった。
……、ふーん、4万6千日って、毎日お参りして100年以上分、だったら、一生に一回この日におまいりするだけで充分というお得な日なんだ。
で、こんなおおきな縁日には必ず参拝客目当ての市がたち、ほおずき市もそのひとつだった。
もともとほおずきは、薬草として愛宕神社の縁日で売られていたもの、これを煎じて飲むと、子供のかんの虫や女性の癪によくきくといわれ、お土産として持ち帰っていたが、これが浅草寺に普及し、愛宕神社をしのぐようになったのが、いまのほおずき市といわれている。
ちょうど梅雨の終わり頃で、鉢につけられた風鈴が涼しげに鳴ることから、江戸の夏の風物詩といわれるようになった。
今年、東京の梅雨明けは7月9日で夏本番、ほおずき市はものすごい人出だったと、息子は顔を真っ赤にして帰ってきた。
みずみずしい緑色と風鈴に描かれている金魚が、涼しげで夏らしい。
風鈴を取り外して風の通り道に下げてみたら、忘れた頃にちょっとおまぬけな音をだすくらいで、ちょうどよい塩梅。
ほおずきってお盆のお仏壇にお供えするくらいしか記憶にない。
この頃、スーパーにお盆のお供えを売っているのを見かけるが、九州は来月が旧盆、関東はひと月はやいのね。
「日本は小さな国なのに、各地で風習が違うね」、とは長男の言葉だが、まさしくそう、だからこそ、いろんなところで住むのは、それに気づかされて面白いともいえる。
今朝、ゴーヤの一番花がさいた、これが実になってくれるのかなあ?
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます