トルコから帰ってきて、しばらくベルリンでヘロヘロ暮らしていたけれど、今度はイギリスへ出かけることにした。
ベルリンのいいところって、ロンドンでもパリでもミラノでも簡単に行けるっていうアクセスの良さにあるね。
今年は「ロンドン・オリンピック」だから、人で混雑するだろうな。
というわけで、敢えてその時期を外します。
当然ホテル代も高くなるからね。そうでなくても、イギリスは物価が高いんだから。
でも、行った時期は、パラリンピックが始まったころで、やっぱり大賑わいでした。
パラリンピックはイギリスが発祥の地とかで、日本で想像しているより国を挙げての大盛り上がりでした。
街のあちこちには、観戦用や観光用のブースが立っていて、ボランティアの人が朝早くから、案内業務にいそしんでいた。
障害者の人はもちろんのこと、サポートする人、応援に来た人をたくさん見かけたし、ちょっとオリンピックとはまた違った雰囲気で、むしろこちらの方が私は優しい気持ちに自然になれる気がして、この時期に来てよかったなあと思う。
これは、オリンピックとパラリンピックの金メダル。結構、大きいよね。
パラリンピックの観戦はTVでゆっくり見ることにして、街へ観光に繰り出す。
今回のロンドン観光の目玉は「ビクトリア・アルバート博物館」と「キングスクロス駅」。
ビクトリア・アルバート博物館は自然史博物館の隣にあって、それはそれは膨大なコレクションの数です。一番上の階の陶器のコレクションだけでもゆっくり見て回ると1時間くらいすぐに経ってしまう。さらにガラスの食器やグラス、金属製のベルや暖炉の柵、家具や調度類、彫刻、衣装などなど・・・。時代順、地域順に展示してある。日本の焼き物も豊富にあった。
この博物館のカフェがまた素敵で意外とおいしかった。
一番驚いたのは、日本を紹介しているコーナー。
なんと、「ロリータファッション」とか「ゴシックファッション」とかが展示してあって、これが日本の古い鎧・兜、扇子、着物、浮世絵などと一緒に並んで紹介されていた。
う~ん、日本の今を代表する文化ってこれなんだろうか?
ちょっと惜しいような気がしたんだけど。
さて、帰宅ラッシュが始まるころ、キングスクロス駅へ。ここもまた大きな駅です。
2005年、ロンドンに来た時は、7.7のテロ事件でキングスクロス駅周辺は立ち入り禁止だったから、今度こそって感じです。
このキングスクロス駅は「ハリー・ポッター」で一躍有名になった。
そう、ハリーがホグワーツ魔法学校へ行く汽車に乗るシーン。
「9か3/4ホーム」のあるところ。もちろん、お話が先行でこれはあとからできたわけです。
でも、今では観光客が後から後から、カートを押して壁に突進していきます。
無事に通り抜けられるかって?それは行ってからのお楽しみです。