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当たり前に働けると言う事 ②

2009-12-21 13:17:45 | 天音ちゃんから学ぶ事
当たり前に働けると言う事 ① の続きです。


知的ハンディの学校と肢体ハンディの学校は
授業プログラムが違います。

肢体の学校では、自立活動という、リハビリ訓練のような時間がありますが、
知的の学校ではありません。
知的の学校では、普通の授業のほかに、
就労を目指した授業もあると聞きました。

ボディーは健康なのだけれど、ハンディのために
なかなか社会生活に馴染めない部分を
学校の授業の中から教えていってくれているようです。
大きな社会に馴染むためには、家庭だけでは教える事が難しい事も多いです。
なにより、訓練して覚えてしまえば
社会で働く事も出来る子供たちは、いるのです。

肢体の学校に通う子供の中でも、
車椅子を自走して、通学する子供もいます。
皆、学校と云う場所で社会に出る前の訓練をしています。

就労先があると言う事は
そうして何年も訓練している子供たちにとっても励みになる事です。

でも、なかなか会社にお勤めする事は難しいようです。
働かせてくれる会社が少ないからだそうです。

ハンディのない方と比べたら
ハンディってくらいですから
ハンディある方が働くのは
フットワーク的にもハンディが出る事でしょう。
初めての事に取り掛かるのが遅くなったり
解らず出来なかったりするでしょう。
利益を上げる会社という場所では
そうした動きは不適切と見られる事もあるに違いありません。

でも、先にお話した会社のように、
その不具合の部分を、上手く出来る人達が
「どうやったら?」と考えてくれるだけで
スムーズに働く事が出来るのだと私は思います。

その考える手間も時間も無いのだ。
そう会社は考えて、就職を断るのだと想像できます。
想像して、理屈も気持ちもわかるんだけど
それではいつまでも、ユニバーサルな社会なんて出来ない。
私はそう思うのです。

会社の経営が上手く行ってないのに、そんな余裕がないのは
私だってわかります。

でもさ、
不況だ不況だと云っても、ちゃんと潤っている会社はあるわけで・・・
そうした、余裕のある会社から
ちょっとずつ、受け入れてくれればと思うのです。

こんな事云うと
ハンディある子供を生んだのは自分なんだから
社会に頼らないで、人に頼らないで自分でなんとかすればと
云われていまうかもしれません。

確かに、ハンディある子供に生んだのは私です。
育てているのも私たちです。
子供が生まれてきて幸せだと感じ、日々楽しく過ごせるよう
環境を整備し、教育するのは親の一生の務めだと思っています。

でもそれは、ハンディのない子供を育てる親の気持ちだって
変わらないと思うのです。

ハンディがあってもなくても、大切な子供に変わりはありません。

子供を社会に巣立たせる事。
親になったら、それが親の役割だと私は思うのです。

その一つに、就職する場所があればいいなと思うのは
この不況の中、就職先が見つかればいいなと思う
子供を心配する親の気持ちと変わりはないと思うのです。


まだ続く~→

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