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当たり前に働けると言う事 ③

2009-12-21 13:20:54 | 天音ちゃんから学ぶ事
当たり前に働けると言う事 ① の続きです。


娘が特別支援学校に入学して驚いた事の一つに
小学部低学年から、
学校を卒業した時の行き先
作業所や、余暇の施設見学が始まると云う事がありました。

一年生から見たら、12年先の行き先です。
早!と思いましたが
新しい施設は出来ているものの、
定員数の関係や、その子のハンディに寄って行き先も決まってしまい、
また、学区ではありませんが地域もありますから
早め早めに探さなくてはなりません。

学校には、支援室があり、担当の先生が
学期に何通も、施設の情報や制度の情報のお便りをくれます。
保護者の勉強会も多く、
子供たちが授業を受けている間に
講演会やディスカッションに参加して行きます。

こうして、育つ子供の年齢にあわせて
親も教師も、皆で子供たちをアシストして社会に送り出す準備を
何年もかけて卒業の日をむかえるのです。

がんばって勉強して、訓練して向かえる晴れの日なのに
卒後の行き場が決まらず
家庭で待機になる場合もあるのだと聞きました。

そう言う話を聞くと、就職先の会社云々より
行政の施設の整備も問題なんだなと知ります。

その行政の施設も、受け入れてくれる会社と同じに
ゆとりや余裕がないと、増えて行かないのかもしれません。

なんでもそうなのでしょうが
余裕がなければゆとりは生まれず
ゆとりは、気持ちの優しさにもなりますから
優しさが生まれなければ、他人に手を差し伸べる事は難しいです。
大人になり、実際不景気を体験していると、
毎日の自分たちの生活にいっぱいいっぱいで、
それを守るだけで必死です。

それでも娘を授かった事で、
授からなければ、こんなに細かく知らなかっであろう
ハンディある家族と暮らす事。
取り巻く社会を考えるようになりました。

参加しないんですけどねぇ
今回娘の持ち帰ったお便りの
~当たり前に働ける社会を目指して~と言う言葉で
今日も、娘の将来を少し考えました。

もうちょい続く→

From ikusuke

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