八濱漂泊傳

ダラシナイデラシネ記

伊藤野枝と糸島今宿

2009-09-16 23:56:00 | センチメンタル

 

本日は!

9月16日 甘粕事件 の日。

 

関東大震災後、

 

1923年 9月16日、

伊藤野枝 と 大杉栄 は鶴見の親戚を見舞い

甥の 橘宗一(6歳) を連れて東京に帰る途中、

 

憲兵隊によって

強制連行されて殺害される。

 

3人の死体は、

憲兵隊裏の古井戸に投げ込まれたという。

 

 

橘少年 がアメリカ国籍をもっていたため

米大使館は日本政府に抗議する。

 

うろたえた軍は、隠し通せなくなって

憲兵分隊長 甘粕正彦 を軍法会議にかける。

 

甘粕正彦 は、

禁固10年の判決を受けるが、3年で出獄し

軍の費用でフランスに留学する。

 

 

1976年(事件後53年)

伊藤野枝 らの「死因鑑定書」が発見される。

 

「死因鑑定書」によると、

 

伊藤野枝 大杉栄 の二人は、

肋骨が何本も折れており

激しい暴行・拷問が加えられていたことが判明。

 

 

伊藤野枝 享年28歳。

Noe 伊藤野枝と大杉栄と長女魔子

 

 

伊藤野枝 は、

糸島今宿 で生まれ育つ。

 

伊藤野枝 の足跡をたどって

全国から 糸島今宿 を訪れる人は多い。

 

にもかかわらず、

 

糸島今宿 は、 伊藤野枝 の

婦人解放運動家としての活躍についても

甘粕事件 についても無言である。

 

Img_6822_2 

 

今宿は未だ諧調の中にある。

 

 

 

 

 


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