八濱漂泊傳

ダラシナイデラシネ記

九州遊行 その10

2012-10-10 01:16:48 | シーパラダイス

 

9月9日。 

鹿屋をあとにして、宮崎県 油津 に入る。

 

油津 でのミッションは、

チョロ船 という2枚帆の和船を調査?すること。

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油津 は、古くから海運の要衝である。

 

江戸時代には、

日向弁甲(飫肥杉) の津出港としてさらに発展する。

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日向弁甲 は、

油分が多く、曲げやすいことから、

最も良い船材とされ、この港から諸国に積み出された。

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かつて、

山から筏に組まれた 日向弁甲 が運ばれた

人工的に掘削された 堀川運河 を遡ると・・・・

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いきなり、

3はいの チョロ船 を発見!

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思ったより、ぼってりとしている。

 

広い船幅の外側に、

さらに でい(台木) が取り付けられ、

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なんとなくカッコ悪いと思ったが・・・・

 

2枚帆での帆走性能を見て納得。

 

船がヒールした時に でい(台木) が

いい役目をしている。

 

 

もうひとつ、

油津 の特色はマグロ漁で賑わった

東洋一の港であったこと。 

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今ではひっそりとした

この町の黄昏を歩きながら、

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かつての繁栄を思いめぐらしていると・・・・

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赤レンガの古い建物を過ぎたあたりで、

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ヒマコが、

この町で マグロの心臓 食べれないの? と聞く。

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マグロの心臓 かあ。

 

ごま油と塩で、

マグロの心臓 食べてえなあ。

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塩釜で食べた マグロの心臓 は美味しかったなあ。

http://blog.goo.ne.jp/sholly/d/20110605

 

ここは ごんぐり かなあ?

 

ごんぐり 探すより、

美々津 に急がなきゃ。