NPO植物資源の力

山の森から海の森までの保全、環境負荷の低い未利用資源の活用などNPO植物資源の力の活動記録です。

大川さんによるセミナー開催

2010-10-16 21:39:58 | Samarqand Paper Project 2010-2012

メロスの庭を会場に、紙について、大川さんによるセミナーが開催されました。

通訳は日本語講師であるニギナさん。
聞き慣れない専門用語もたくさん出てくる内容でしたが、丁寧に通訳してくれました。

参加者は、メロスの紙工芸品制作や紙作りをしている皆さん、そしてサマルカンドで活動する工芸家の方々です。






大川さんの幅広い知識と経験から、発表内容は多岐に渡りました。

紙の科学から始まり、様々な和紙の紹介(こちらは現物も持ってきて下さっていたので、特に細密画家さん達が興味津々でした。)、様々な製紙技術、また、文化財等の修復に使われる修復紙を作る現場について、そして過去に大川さんが調査に赴かれた様々な地域の製紙法など(こちらは特にメロスの皆さんが興味を示していました。)、とても興味深いものでした。


大川さん、とても有意義な時間を、どうも有難うございました!


終了後は皆さんで食事も。





プロジェクトマネージャーの金刺さんのお師匠さんでもあるという大川さん、
これまでの様子、そしていつもきちんとスーツを着ていらっしゃるので、
とても真面目で近寄りがたく見えた方もいらっしゃるかと思いますが(?)、
実はとても気さくで、とっても面白い方です。
滞在中、あらゆるもの(特に植物)に興味津々でいらっしゃいました。


メロスでガチョウさん達にエサやりをする大川さん・・・



大川さん メロス訪問

2010-10-09 21:37:35 | Samarqand Paper Project 2010-2012

サマルカンドに到着後、メロスを訪ねました。
サンジャールさんに、現在の工程について説明をしてもらいました。








古いサマルカンド・ペーパーの特徴から推測される技術などについて、議論されていました。

また、サマルカンド・ペーパーと一概に呼ばれていますが、
時代とともに、紙の原料に使われるものなど、少しずつ変化していくそうです。


ハスティ・イマーム広場 貴重なコーラン

2010-10-09 21:35:41 | Samarqand Paper Project 2010-2012


タシケント滞在時に、ハスティ・イマーム広場も訪れました。



写真左手に見える建物が、私たちのお目当てです。


貴重な古いコーランの展示がある、コーラン博物館(正確にはウズベキスタンイスラーム宗務局の付属図書館だそうです)。




何世紀も前の美しいコーランが、きれいに保存され、展示されています。
そしてこれらに使われていた紙の多くが、サマルカンド・ペーパーです。
薄くて光沢のある、白い美しい紙にも注目してみて下さい。

タシケントへ訪れた際には、ぜひ、立ち寄ってみて下さい。
(お昼の時間帯は一時閉まりますので、ご注意を。)



再びウズベキスタン ウズベキスタン科学アカデミー

2010-10-09 21:34:28 | Samarqand Paper Project 2010-2012

2010年10月、再びウズベキスタンへ。

今回は、専門家として、元高知県立紙産業技術センターの技術部長の大川昭典さん、
通訳のグルノザさんと一緒に渡航しました。

タシケントに到着後、
事前にJICAウズベキスタン事務所・UNESCOタシケントオフィスの協力を頂き、
ウズベキスタン科学アカデミー 東洋学研究所で
サマルカンドペーパーの研究をしている方々にお会いすることができました。






研究室での写真は許可されませんでしたので、写真はありませんが、
これまでの研究について、お話を伺うことが出来ました。
また、ウズベキスタンの研究者の方も、やはり和紙にも興味を示され、
話が盛り上がり、あっという間に時間が経ってしまいました。
私たちも次の移動がありましたので、残念でしたが、
今後、お互いに連携していきましょうとお話をして、研究所を後にしました。