NPO植物資源の力

山の森から海の森までの保全、環境負荷の低い未利用資源の活用などNPO植物資源の力の活動記録です。

冷水秋の例大祭 ~冷水の徒然なる日々~

2009-09-27 23:22:33 | 冷水の徒然なる日々
 こんにちは、植物資源の力会員のいけこです

わたしは今年の4月から、水俣市袋の冷水(ひやすじ)という地区に住んでいます。

これからちょこちょこと、NPOの拠点がある袋の生活、冷水の徒然なる日々を紹介していきたいと思います



 わたしの家のすぐ裏には冷水水源からの湧水が流れる水路があって、

そこのお水を水道水代わりに使わせていただいています。



 冷水水源のお水は、袋地区の田んぼ一帯を養っている、大切な大切なお水であり、

冷水水源には水俣でも数少ない、シイの天然林が残っています。

去年の袋中環境学習で、冷水水源の水路沿いを散策したりもしました。



 今日はそんな冷水水源の秋の例大祭でした。

田のもん(田んぼをつくっている人)や地域の人が集まって、秋の豊穣を祝うお祭りです。


式次第もちゃんとあります。





神主さんもやって来られて、みんなで準備をします。



水神さんには、お神酒はもちろん、お野菜やマダイをお供えします。



しめ縄に和紙をつける様子。




 神主さんが祝詞を奉納したり、太鼓をたたかれたり、一人ひとり榊をお供えしたりして、

水神さんに祈りを捧げます。



 お祈りが終わった後は、もちろん宴会です。

たまたま通りかかった岡山県の女の子もやってきて、おじちゃんたちは大喜びです(笑)





 わたしはこれまで、熊本市、福岡市に住んできましたが、いままで生活の中に、そんな祈りの場がなかったから、

すごく新鮮で、お水のありがたさや地域の文化を感じたりもして、こういうのが「ハレ」の日なのかぁって思いました。



 10月10日には、天満宮さんのお祭りがあるそうです。

その日はあさからお祭り用にお餅をつくって、餅投げをしたり、水俣で超有名なやうちブラザーズも登場するのだとか。



 よかったらそんな冷水に皆さんも遊びにきてくださいね。

また冷水の徒然な暮らしをご紹介したいと思います