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オランダ生活  → 設計事務所 in 名古屋

2004年から2年間、オランダへ建築留学。その後、東京で勤務、現在は名古屋で子育てしつつ、設計事務所をやっています。

SeARCH

2006-07-30 22:49:48 | オランダ建築
Amsterdamにある建築オフィスSeARCHの見学に行ってきました。


http://www.searcharchitects.nl/

オランダでフリーランスで活躍中の根津さんが今、SeARCHでコンペを担当されていて、あと、東大からインターンで来ている方もおられて、その二人に事務所の案内とプロジェクトについてもいろいろ話をしてもらいました。
事務所はアムステルダムの北、コールハースによるIj-Pleinのそばにあります。思っていたよりも広くて、所員も現在40人ほどいるのだそうです。広いし、きれいだし、いい環境。給食室みたいなのもついてて、ランチを作ってくれるおばさんがいるらしいです。ランチはサンドイッチ!というオランダでは貴重。働く環境としては素晴らしいです。
模型は、さすがオランダ、というのか、とにかく凝ってます。オランダではあまりスタディ模型は作らないんですが、その分、プレゼン用の模型はかなり気合入れてつくります。建築のミニチュアです。素材選びにしても、ファサードの表現にしても、実際の建築と同じようにいろいろスタディして最適なものを探し出します。
オランダの建築そのものも、模型をそのまま大きくして作っちゃった、というような建物が多いですが、その辺りは日本とは大きく違いますよね。不思議な感じです。その辺りの違いは面白い。

それから帰国間際になって今更だけど、アムステルダムのお店開拓?!
Frozen Fountain 家具やデザイングッズのお店。(address: Prinsengracht 645 1016 HV Amsterdam)
Architectura & Natura 建築関係の本屋さん (address: Leliegracht 22 1015 DG Amsterdam)
・Chocolaterie Pompadour オランダでは数少ない美味しいケーキとチョコレートのお店(address: Huidenstraat 12 1016 ES Amsterdam)


一緒に行った友達と帰りの電車で話してたんだけど、SeARCHっていう事務所の名前はある意味、失敗だと思う。
インターネットで検索しても、探し出せないんです。searchという単語で引っかかりまくるから。
上に載せたSeARCHのホームページは、事務所の住所から検索してなんとか探し当てました。
将来、自分で事務所をやるときにはそういうこともきちんと考えて名前をつけようと思いました。

夜中にデルフトに戻ってきて、2時くらいから友達のFarewell partyに遅れて参加。どんどんみんな帰国していきます。
私も8月8日でオランダとお別れ。寂しいなぁ。

キューブハウス

2006-07-25 22:24:41 | オランダ建築
ロッテルダムにあるキューブハウス。
これは、1984年、オランダの建築家ピエト・ブロムによる集合住宅です。
最初見たときは強烈に印象に残る建築だと思ったのですが、見慣れてくると普通に景色になじんで見えて不思議なものです。
周囲のほかの集合住宅や図書館も、微妙なデザイン、といいますか、ごてごてっとした色とデザインをしているので、このキューブハウスも普通に見えるのかもしれない。

このキューブハウスの集合住宅のうちの1つが、ミュージアムとして開放されています。
kijk-kubus
実は、去年一年間ロッテルダムに住んでいながら、一度もこのキューブハウスの中を見に行ったことがなかったのですが、先日、スイスから大学時代の後輩が遊びに来たときにこれはいいチャンスだと、ようやく一緒に行ってきました。



地面から一層分浮いた部分に、駅側と港側をつなぐ歩行者用ブリッジともなる共用スペースがあり、そこにtree houseとも呼ばれるように、幹のような形状の部屋が並び、その上にキューブが乗っかっています。幹の部分はキューブに至る階段や、教養スペースに面して小さなショップや美容院などが入っています。

内部は、まぁ至って普通です。壁が斜めで住みにくい、というよりもなにより、普通に狭い。階段が異様に急だったりするのも、まぁオランダの住宅としては普通だからしょうがないんだけど、壁が傾いている分だけ床の面積が小さくなってしまって狭く感じます。トップフロアは温室みたいで冬は暖かそう。でも今年の夏は暑いだろうなぁ。


ラジエーターが壁に沿って斜めについてたりしますが、他は特に斜めだからといって特別なデザインをしているわけでもなかったです。
内部で一番気になったのは、本棚にロードオブザリングのフィギュアがずらっと陳列してあったのと、トップフロアにあふれんばかりにサボテンが並んでいたことです。あれは一体誰の趣味なんだろう・・・。

住むという行為は人間の根本的な生活と深く関わっているから、住宅の設計というのは難しいと思います。特に実験的な住宅というのは、なかなか難しい。
このキューブハウスも「こんなの住みにくい!」って言われるんだろうな。
建築に関わってる身としては、住宅を判断するときに住みやすいか住みにくいかだけでは見て欲しくない!とは切に思いますが、このキューブハウスの場合はキューブを斜めに傾かせている理由がイマイチわからないところがよくないのでしょう。
まぁ見た目が派手で都市のランドマークにもなっていると考えると、あながち悪い建築ではないかもしれない。物議を醸す建築っていうのは成功だと思います。

それにしてもロッテルダムのこの辺り、やたら工事ばかりしています。2年後とかにロッテルダムに来たら、全く違う景観になっているかもしれません。MVRDVによる室内型マーケットもできてたりするのかなぁ。

Almere

2005-10-19 07:54:08 | オランダ建築
だいぶ、更新をさぼってしまいました。日記というものは、一度書かなくなるとなかなかもう一度はじめられないですよね。おそろしい。
オランダでの生活も一年をすぎて、目新しい面白い話というのがなかなかないというのも、日記を更新しづらくなった理由のひとつですねー。新しいネタを見つけるのはけっこう難しい。
まぁでも、自分でも過去に何を書いてきたのかあまり覚えていないし、内容がかぶることがあっても、どんどん書いていこうと思います。昔からこのブログを全部読んでる人なんてほとんどいないだろうし・・・。

先週の土曜日に同じスタジオの友達と、最終プロジェクトの敷地探しにアルメラに行ってきました。アルメラはアムステルダムから電車で15分くらいのところにある新しい街で、OMAによるマスタープランによって新しい建築が続々と建設中の町です。
去年の2月にも行ったので、今回が2回目。ポルザンパルク設計の店舗+集合住宅のコンプレックスビルディング(建設中)の近くに、比較的面白そうなサイトを発見。候補のひとつ。
トップの写真は妹島さんのスタッドシアターです。去年の2月に来たときはまだ基礎の柱が水中に何本か生えていただけだったので、見違えるようです。とはいっても、まだまだただのコンクリートボックス。完成はいつになるのでしょうね。楽しみです。
帰りがけにはアムステルダムにもちらっと寄って、Arcam(Architectuurcentrum Amsterdam。アムステルダムにある建築の情報がたくさん置いてあります。)でDutch Architecture in Chinaの展示を見てきました。本当はアムスでも敷地の候補をさがそうと思って、Arcamへ行ったんだけど、時間も時間だったし、疲れていたのもあって、結局そのあとはショッピング。(疲れててもショッピングは平気なのよね。でも結局何も買わなかったけど。)

今日はロッテルダムに、敷地探しに行ってきました。その話はまた明日にでも書きます。

さぼり

2005-06-19 07:22:06 | オランダ建築
最近、この日記をさぼりぎみだったので、今日はちょっと反省して、過去の日記もちょっとまとめて書いてみました。

もうすぐスタジオのプレゼンなので忙しいんだよね~、と言い訳しておきます。

え~、今日は久々の快晴。かなり暑かったです。

こないだの日記にも書いたけど、今、オランダの建築案内みたいなサイトをちょっとつくりはじめてて、それにのせるための写真を整理してたんだけど、冬に行った建築の写真って、ほとんど曇天の中だから、あんまりいい写真がないんだよね・・・。
で、今日は久々に晴れたので、家の近所の近代建築Bergpolderflatの写真を撮ってきました。一応この建物の写真はあるんだけど、やっぱり青空の写真のほうがきれいだしね。

写真を整理してて気づいたんだけど、私って、NAiとか、KunstHalの写真持ってない・・・。4年ほど前に旅行に来たときには、ばしばし写真撮った記憶があるけど、こっち来てからは撮ってないんだなぁ。こんど、ヒマがあって晴れた日に、ちゃんと写真を撮りに行ってこよう。

そのあとはスタジオワーク。今回はグループワークなので、ハンガリー人のEszterという女の子の家で、フランス人のBenjaminと3人でやってます。うちのグループはみんな英語があんまりうまくなくって、議論が大変です。ほんとに。ちなみにEszterが一番うまくて、Benjaminが一番下手です。フランス人は本当にあんまり英語うまい人少ないよね。

Eindhoven&Tilburg

2005-06-13 07:07:42 | オランダ建築
アイントホーヘンの郊外にあるNoxの建物を見にkonishiくんとアイントホーヘンから自転車を30分近くこぎこぎ、行って来たのですが、、、結局みつからず・・・。
番地をインターネットの地図で検索していったのですが、どうもその地図の結果が間違っていたらしく、しかもヨーロッパって大概、通りの名前がわかれば場所も探し出せるのですが、そこはインダストリアル・パークといった場所で、その一帯が同じ住所だったのです。。。
ここまで来たんだから、って、めっちゃがんばって探したけど、結局みつかりませんでした。

そのあと、TilburgでCDがいっぱいくっついてる建物と、あとヨー・クーネンの建築も見てきました。ヨー・クーネンのやつも、これまた、駅からか~なり遠くて、本当に、この日は死にそうに疲れました。次の日も死んでました。しかも、最近、日曜日に遠出すると、決まって鉄道が区間によっては遠回りしないといけなかったり、この日もアイントホーヘンからブレダまで電車がなくてバスが代替運転してたんだけど、時間かかるし乗り換えがめんどうくさいんですよね・・・。いろいろ疲れた一日でした。

教訓。遠出するときは、きちんと建築の場所をはっっきりと調べていきましょう。。。。

ホームページづくり

2005-06-05 14:57:47 | オランダ建築
前からずっと計画中&作成中だった、Dutch Architecture Guideのホームページ作りをちょっと本格的に取り組み始めました。
小西くんと安淵さんと3人でつくってます。
Dreamweaverもほとんどつかったことない状態で、未だによくわかってないところも多いけど、ぼちぼちつくっていきます。flashも使えないから、flashはなし。重くなるしね。
また完成したらお知らせします。。。

Rotterdam Biennale & Star Wars episode Ⅲ

2005-05-29 07:16:03 | オランダ建築
オランダはここ数日やったら暑いです。びっくりするくらい暑いです。
そんななか、昨日始まったRotterdam Biennaleのエキシビジョンを見に、NAiに行ってきました。
いや~、正直、NAiでの展示はつまらなかったです。。。
'the Flood'っていうのがテーマなんですが、オランダのポルダーに関する展示、あと、アムステルダムとベネチアと東京を水の都市として比較するという展示があったのですが、ポルダーの話は、視点が都市計画的なレベルなもので、それにオランダ特有の話でもあるので、あまり興味を惹かれなかったし、もうひとつのほうは、東京って、こじつけすぎちゃう?!ってかんじでした。
江戸の模型も置いてあったけど、いや、模型っていうか、地図?? 水との関係も全然わかんないし、この手抜き具合はまずいでしょう。
丹下さんの東京計画の模型はなかなかよかったです。



そのあと、Star Wars Episode Ⅲを見に行ってきました!!
いいよね~、やっぱりスターウォーズはいいね~!!
R2D2最高!! めっちゃかわい~!!
アナキンがね、最後にダースベイダーになっちゃうわけだけど、もちろん結末はある程度、わかってるんだけど、それでも、いやだ~~~って思っちゃうんですよね。
エピソードⅠのときなんてめっちゃかわいかったのに~~~。あのアナキンが、あのダースベイダーに・・・。だめだよ、そこにアナキンを残したらだめ~!!パドメ、なんとか止めて~!と心の中で叫んでました。

スターウォーズのよいところは、敵の大多数がドロイドっていうのがあるでしょうね。これが人と人が戦ってると、ちょっとぐろいけど、ドロイドがばたばたやられているのはそんなに気にならないですしね。なにせドロイドは、壊れても直せるし・・・。C3POなんてけっこう壊されて、修理してもらってますもんね~。

今日は、オランダでは初めて大きい映画館に行ったのですが、映画館の床って普通傾斜してますよね、これが、この映画館はびっくりするほど傾いてるんですよね。最初、なんでこんなに急なの~って思ったけど、座ってみて納得。オランダ人、身長も高いぶん、座高も高い。けっこう前の人と高低差あったのにもかかわらず、やっぱり画面の下のほうに頭かぶってきてましたもん・・・。
(本当にそういう理由で傾斜がきついのかどうかは知らないけど・・・)

マーストリヒト

2005-05-25 00:48:24 | オランダ建築
日曜日に、友達とマーストリヒトに行ってきました。日本人6人に台湾人、韓国人1人ずつ、合わせて8人の大人数ツアー。
マーストリヒトはオランダの南東のはじっこ、ドイツとベルギーにはさまれたところにあります。
ロッテルダムからは電車で約3時間かかります。しかも、時刻表をきちんと調べていったけど、案の定、ダッチの電車はそんな予定をことごとく裏切ってくれるから、もっと時間がかかってしまいました。
そんなわけで、電車のなかでは、芸能人しりとり大会。お菓子を食べながら、完全に遠足気分~。
ちなみに、KYくんが「鈴木らんらん」と言って負け。デザートおごり。
今の時期、(たしか6月14日まで)35ユーロで週末なら2人一日鉄道乗り放題というチケットがあって、ファーストクラスも乗れるというすぐれもの。2人じゃないといけないというのがちょっと難点だけど、遠出するにはもってこいです。

マーストリヒトの手前のヘールレン(Heerlen)の街にもヴィール・アレッツの建築があるというので、寄ってきました。


マーストリヒトでは、レンタサイクルして、ヴィール・アレッツの事務所で働いているU原さんに案内してもらいつつ街を周ってきました。アルド・ロッシの美術館も行ってきました。ロケットの中はシマシマで超気持ち悪かった・・・。まぁこれはロッシのデザインではないんだろうけど。
さすがに、中央の階段は見事でした。

マーストリヒトの町は、小さくて古くて、他のオランダの街とは少し違ったヨーロピアンな感じのする街でした。オランダでは、3番目に日本人観光客が多いのだそうです。ほかにも、アレッツのアカデミー、メカノーの集合住宅、ヨー・クーネンの、あれ?この建築って何だっけ?とにかく、ヨー・クーネンはけっこうマーストリヒトの集合住宅のマスタープランを手がけているそうです。彼は非常に良い性格なので、クライアントの言うことを素直に聞くので、クライアントの受けがいいそうです。でも、自分で「赤レンガを使うこと」というルールを決めたのに、自分はそのルールを破って設計したんだとか。


U原さんの案内でアレッツの事務所の見学もさせてもらいました。日曜日なので、所員はいませんでしたが、その分、ゆっくり見学できました。アレッツの事務所は自宅と一緒になっていて、プールと広い芝生の庭があって、かなり素敵。あんな事務所兼住宅を持てたら幸せだなぁ。
アレッツのデザインしたAlessiのカップは日本のお酒の「枡」がモデルなんだそうです。
夜はインドネシア料理をたっぷりいただいて、そのあとまた3時間かけてロッテルダムまで帰りました。長い一日でした。

ゴミ処理施設

2005-05-20 09:24:49 | オランダ建築
UN Studioの設計のゴミ処理施設です。
デルフトのはずれにあります。
中は入れません。
まぁ、とりあえず、近くまで行って写真とってきました。
ん~、でも天気があんまりよくないから写真もキレイじゃないなぁ。
晴れた日にもう一回、写真とりに行こうかな。

クローラー・ミュラー美術館

2005-05-16 08:32:18 | オランダ建築
土曜日に、クローラー・ミュラー美術館に、Kくんと、こにしくんと行ってきました。
この美術館はゴッホのコレクションで有名で、広大なデ・ホーヘ・フェルウェ国立公園の中にあります。
電車でアーネムかアペルドールンまで行って、そこからバスで公園の入り口まで行くのですが、私たちはアーネムから行きました。
アーネムの駅前は、UN studioによる再開発の工事中。2007年完成予定だそうです。まだまだ先ですね。

ここからのバスが一時間に一本しかなくて、かなり待たされました。その間に昼ごはんを食べたり、街を見て周りました。
アーネムはドームの教会(パンテオンを参考にしたみたいでした)や、大きな教会がある小さな街です。第二次世界大戦で破壊されたらしく、比較的新しい街で、センターの辺りは歩行者のための商店街があります。教会の前ではマーケットがやってました。
もし、クローラーミュラー美術館に行くのなら9292のサイトでバスの時間を調べてから行くことをお勧めします。


アーネムから107番のバスに乗り、40分ほどでOtterloで下車。そこから20分ほど歩いたら公園のゲートにたどりつきます。
公園への入場とクローラーミュラー美術館への入場料で12ユーロでした。公園の中に入ると、無料の自転車が借りられます。自転車で公園内を行くと、15分ほどでクローラーミュラー美術館です。でも、今は美術館の一棟が改装中で、残念ながら全部のコレクションは展示してなかったみたい。日本でもゴッホ展をやっているみたいですしね。
美術館の周りの庭園にはムーアなどの彫刻が展示してあり、リートフェルトによるパヴィリオンもあります。


美術館を見たあとは、サイクリング。適当にサイクリングコースを走ってたら、それがかなりの距離で、合計25kmくらい公園内を周って、か~なり疲れました・・・。
でも、オランダにもこんなところがあったんだ!という、砂漠みたいな場所やら草原やら、人間の手があまり入ってない自然の風景が広がっていて、気持ちよかったです。


OMA事務所見学

2005-04-06 02:40:00 | オランダ建築
この間の土曜日、小西くんに案内してもらって、中川クンと一緒にOMAの事務所見学に行ってきました。
OMAの事務所内では残念ながら写真撮影禁止。
というわけで内部の写真はないのですが。

土曜日の午前中ということもあって、事務所にいるのは締め切り間近のコンペチームだけでした。
OMAでは大量にスタディ模型を作るんだそうで、確かに、そこかしこに模型が転がっています。
雑誌などに載せている模型は、この大量の模型の中のほんの一握りなんだそうです。

図面やパースなどを壁に張り出して、ペンで変更する点を書き込んでいって、どんどん更新していくのだそうです。
CCTVの模型はかなりでかくて驚きました。
これを所員が作ってるのか・・・。

この日の夜は、小西くんの誕生日パーティーを佐野さんの家でやりました。
参加者は、私と中川くん、佐野さん、鬼頭くん、岡くん、小西くん。
このメンバー、全員、京大もしくは京都工繊出身なんですよね。
なんでこんなに京都関係者が集まっているんだか。。。
世の中せまいです。
まぁ、実際に京都出身なのは小西くんだけだけどね。
ちなみに、鬼頭くんは、私の高校のときの同級生。
アムステルダムのアレッツの事務所で働いていたということもあって、小西くんと、オランダの設計事務所談義をしていました。
アレッツの事務所は、特にマーストリヒトのメインの事務所じゃなくて、アムステルダムの支店だと、7時にはみんな帰るんだそうです。
OMAは夜中の3時や4時まで働かされて、次の日は11時ごろから、というくらい働かされるらしい。ヨーロッパの設計事務所でこれは以上ですよね。
その分、所員の入れ替わりはとても早いみたい。1ヶ月から1年くらいの間でどんどん変わっていくんだそうです。使い捨て状態ですね。

ヨーロッパで就職するならどこの事務所がいいか、という話は当然こちらではよく話題になりますが、結局、毎回答えはでません。
ヘルツォークの事務所は給料もだいぶもらえるし、語学学校の費用も半分負担してくれるそうなのですが、現在所員は200人近くいるそうで、設計事務所というよりは企業に近いですよね。
フランスのペローの事務所もけっこういい待遇らしいですが、フランス語が必要だそうで、もし時間があるひとなら、フランスに留学して(フランスは学費が安いから留学も楽ですね)、その間にインターンをして、そのまま就職、というのが一番いい道みたいです。
イギリスの設計事務所は、給料はいいみたいですね(フォスターの事務所で働いていた人は、年間300か400万円くらい貰っていたって言ってました。)。でも、法律が変わってVISAがさらに取りにくくなったみたいで、とすると、語学学校に登録して学生ビザをとって、事務所で働く、という方法を考えたほうがいいかもしれない。
スペインはVISAも取りやすいし、なかなかよい設計事務所も増えてきているので、いい選択かもしれません。英語でいけるかどうかはわかりませんが。
OMA以外のヨーロッパの設計事務所は、日本の設計事務所のように終電まで働かされることはないので、一度こっちで働くと日本に戻れなくなる人が多いみたいです。

私も卒業後のことをいろいろ悩み中ですが、実は今のところ日本に帰るという案が一番有力でもあったりします。